「千秋楽に僕から皆さんに発表したいことがあります」
きよしさんは居住まいを正されて、大きな声で切り出されたのです。
これは、もしかしたら?
西寄さんがおっしゃるには、耳をふさいでいらした方もおられたそうです(笑)。
「実は! わたくしごとではございますが、氷川きよしも35歳になりまして...。
この8月にっ、」
きよしさんたら、私たちをドキドキさせる研究をされているのかしら?
なんて思っていたら、
多くの皆さまはさすがです。
”えっ?”と大きく驚くふりをされたのです(笑)。
多くの皆さまはさすがです。
”えっ?”と大きく驚くふりをされたのです(笑)。
きよしさんは、嬉しそうに微笑まれて、
「新曲を出させていただくことになりました~」
とおっしゃったのでした。
「皆さま、安堵の表情に変わりましたね(笑)」
とすかさず西寄さん。
”ナイスフォロー”でした。
”ナイスフォロー”でした。
「『満天の瞳(ほし)』、”瞳”と書いて”ほし”と読みます」
とタイトルの説明をされてから、歌謡曲の曲調であること、詩が素晴らしいこと、ジャケットもPVの撮影も無事に済まされたことをおっしゃったのですが、どんな曲か知りたい、詩だけでも教えてほしいという声があちこちから聞こえてきて、きよしさん、
「詩だけなら、いいですよ、ね?」
と、周囲に確認してくださって、
「教えて~!!!!!」
という大合唱に後押しされたのかOKが出たようで、ワンコーラス歌詩を諳んじてくださったのです。
残念なことに言葉自体はここに記すほどにははっきりと記憶できていないのですが、
愛する人と、また生まれ変わっても逢える。その姿が変わっていてもきっとわかる。
こうして今自分がいるのは、幾千もの愛が交わされてきたから、というような内容で、
どうもラストは、
「♪はなさない」
になるようでした。
きよしさんに、たとえ歌の世界の中でもあっても、”はなさい”なんて言っていただけるなんて何てロマンチックなんでしょう。
途中、一部分の歌詩を思い出そうとして、”♪ふんふんふんふ~ん”と小声でハナ歌を唄われたきよしさんの飾らない一生懸命さに微笑ましい気持ちにさせてもいただきました。
その後、
「こんな感じですよ。♪チャッチャ、チャッチャッチャー」とおっしゃって、リズムをとってステップを踏まれたのですが、意外にも激しい振り(笑)。
もしかしたら歌詩もまだ言ってはいけなかったのかしら?
だからそのためにカモフラージュ?
そんな楽しい発表となりました。
「満天の瞳(ほし)」
皆さま、やっぱり運命の恋、時空を超えた愛の予感がますますしてきますね。
8月28日にリリースされますので「しぐれの港」と共に応援していきましょう。
先の記事で「惚れて一生」のことを書かせていただいていますが、きよしさんの熱唱はとどまることを知りませんでした。
「しぐれの港」の歌唱はさらに深まっていて、個人的にのど自慢のためにとりわけ向き合っていた時間が長い曲なので、尚いっそう、きよしさんの磨き抜かれた歌唱の奥深さに惹き込まれずにはいられませんでした。
きよしさんは、この劇場公演に関わられたすべての方、そして劇場に全国から来場されたファンの皆さん、そしてお越しになることはできなくても、きよしさんのことを気にかけ、思ってくださっていたファンの皆さんへの感謝の気持ちをおっしゃって、さらに、お掃除をしてくださっている方、劇場の外で警備をしてくださっている方、チケットの半券を切ってくださる受付の方等々への感謝の思いを言葉にされて、
「スタッフの皆さん、朝、ご挨拶に行かれなかったのですが、ありがとうございます。
スタッフの皆さん、聞こえますかね?
ありがとうございます。
もしもし?」
きよしさんが、真顔で”もしもし?”とおっしゃったので、場内大爆笑となりましたが、
帰りがけに、来場された皆さんがところどころで、”1ヶ月間お世話になり、ありがとうございました”とスタッフの方たちにお礼を申し上げているのが聞こえていました。
私も見送りの方や、2階の喫茶室の方、出待ちの際の誘導の方にはお礼を言わせていただきました。
それはきよしさんになり代わってということでもなく、明治座さんで過ごさせていただいた素晴らしい夢の時間を思うと、支えてくださったスタッフさんにお礼を申し上げずにはいられなかったのです。
過ぎ行く一瞬、一瞬をきよしさんと共に魂に刻みながら、コンサートはどんどん進んでいきました。
どの曲からも、きよしさんの感謝の思い、やるべきことを見事にやり終えた自信、ファンへの愛が感じられて聴くほどに胸が熱くなっていきました。
そしてこの日も前夜に続いて「虹色のバイヨン」で、”♪あの日のことを”を、”♪この日のことは”と言葉を置き換えて唄ってくださったので、私の感激もマックス状態、涙がもうとまりません。
そんな状態でしたので、私には見えていなかったのですが、この日はHKピュアリバーの方たちも、きよしさんに合わせてピンクのフレームのメガネをかけていらしたそうです。
うわあ、見てみたかったですね。
それに私もピンクフレームのメガネ、レンズなしでいいので欲しいなって(何でもきよしさんの真似したくなってしまうんですよ・笑)思っていたのですもの。
そして続いての「情熱のマリアッチ」でも甘く熱い歌唱が続いて、上手側から下手側に移動されながらジャケットを脱がれるのですが、この日はネクタイまではずしてしまったのでした。
聴いているこちらは、”もうどうなってもいい”、”もうどうにでもして”という状態でしたが(危ないですね・笑)、きよしさんもそんなお気持ちでいらしてくださったのかしら?
とネクタイをはずされたきよしさんの様子に、そう感じたのです。
「情熱のマリアッチ」を唄い終え、舞台袖に戻られる際、大開脚ジャンプをされたのでした。
迎えたアンコールでは、西寄さんが客席を回って”どっこいしょ!”のかけ声をかけて、これからきよしさんが唄われる「きよしのソーラン節」を盛り上げてくださいますが、
きよしさんは猛スピード(?)で衣装をチェンジされて登場されたのです。
あ、きよしさん、早い!
と思った瞬間、軽やかにステップを踏みながら舞台下手から上手へと移動されて、客席に向かって、”どっこいしょ、どっこいしょ”と声をかけ始めました。
最近、元気な”どっこいしょ”に混ぜて、お疲れモードでの”どっこいしょ!”のかけ声も入れてくださるので、そこでくすくすと笑い声が聞こえきて、私もかけ声をかけるのもいっそう楽しく思われるのです。
きよしさんは「きよしのソーラン節」の間奏の時だったでしょうか?
”Victory!”とおっしゃって、Vサインをされたのです。
さあ、43公演の唄い納めは「きよしのズンドコ節」。スルスルとミラーボールが降りてきて、場内がきらめき始めたのです。
きよしさんが唄い終えると、感動の拍手が巻き起こる中、名残惜しくも幕が降りたのでした。
ここで鳴り止まない拍手、そして”きよしコール”。
と、「きよしのズンドコ節」のイントロが流れてきて、再び幕が開きました。
きよし座長を中心に、お芝居の出演者の方たちが私服姿で勢ぞろいされていました。
きよしさんが「きよしのズンドコ節」を唄ってくださってから、メーンキャストの方を紹介され、お言葉をいただいたのですが、
きよしさんが「きよしのズンドコ節」を唄ってくださってから、メーンキャストの方を紹介され、お言葉をいただいたのですが、
私服姿もお綺麗でチャーミングな岡まゆみさんが、
「氷川さんのことを”よく吠える犬”だなんて言ってすみません」と会釈されると、きよしさんはそこであわてて、コンサートのコスチュームとしてかぶっていた帽子を脱がれて頭を下げられ、
たしか、
たしか、
”いえ、ほんとうによく吠える犬ですから”
というようなことをおっしゃったかと思います(笑)。
また、太川陽介さんとはがっちりと握手を交わされ、見ていてじんときてしまいました。
そして大目付役の勝野洋さんは、
「今日は、オレもグッときました。(氷川さんの思いが)伝わったっていうか、感じたっていうか。いい出会いでした」
と感慨深気におっしゃり、さらに、きよしさんとご一緒のシーンで、きよしさんが”へのカッパ!”というところがとてもお好きで、毎回、笑いたいところをこらえていたことを教えてくださいました(笑)。
そして舞台の上で親子を演じた音無美紀子さんと、互いの人差し指を合わせる”ET"をしてから舞台に臨まれたことをお話ししてくださいました。
「ETをして、私は氷川さんからエネルギーをチャージしていただいたんですよ。
皆さん、ありがとうございました。私、皆さんを代表して、氷川さんのお母さんをさせていただきました」
素敵なパンツスーツにロングヘアーの音無さんのエレガントなあたたかさが心に残りました。
きよしさんは、自分の方がエネルギーをいただいていたのだということをおっしゃり、音無さんにお礼をおっしゃったかと思います。
大先輩の音無さんはほんとうに度量の広い方だなあと、今回の公演を見て感じたのです。
きよしさんの魅力や素晴らしさを見抜かれ、きよしさんがその素晴らしさを存分に発揮できるように演技を通して見守って、支えてくださったことに心から感謝せずにはいられませんでした。
いよいよお別れとなった時、さらに言葉を求められたきよしさんでしたが、思いはあふれるほどあってもご挨拶を用意されていなかったのでしょう。
一生懸命お話しされる姿に、拍手と笑いが起こりました。
「気の利いた言葉がうかびませんが、皆さん、1カ月間ありがとうございました。
僕もまた次のステップに向かってがんばっていきます。場所は違っても一緒です。それぞれの場所でがんばってください。
そして、笑顔で元気でいてください。
頼みますよ」
氷川きよしならではの光に満ちた幸せな大エンディングでした。
氷川きよし座長、
1カ月間、愛と感動をありがとうございました。
以下は余談です。
千秋楽の帰り道、出待ちをしていらしたMIYOさんというお友達がKさんとMさんと3人でいた私に気づいてくださって、人形町までご一緒させていただきました。
MIYOさんはいつお会いしても輝くばかりに美しくお元気でいらっしゃるのですが、この日は珍しくご自身のお年のことにふれて、私に、
「きよし君、素敵だったわねー。でも、私、あと何年きよし君を見ていられるかしら? って思うのよ」
とおっしゃったのです。
千秋楽のきよしさんがあまりに素晴らしかったから、そんな気持ちもわいてしまったのかもしれませんが、私はMIYOさんに憧れていて、お会いするたびに、自分がMIYOさんの年齢になった時に、あんなに素敵に輝いていられるかしら? なれたらいいけど、とても難しいことだなあと思うのです。
MIYOさんは、何て言ったらいいかしら?”と思っている私の目を見つめて、
「そのためにも元気でいなくちゃね(笑)」
と微笑まれて、そして、
「私ね、きよし君の歌を聴くと、心がきれいになるの。
きよし君のおかげで、心のきれいな人になることができるの」
と幸せそうにおっしゃったのです。
そんなMIYOさんに、私もまたそうであることを言いました。
心に刺さった棘をきよしさんがすべて溶かしてくださるから今日もまた笑顔でいられるのですから。
私はMIYOさんとお話ししながら、
きよしさんが、強くなろうと血のにじむような努力をされ、がんばってくださっているおかげで、世の中の”ロー”な思い、邪なものから守っていただいていることをあらためて感じて、しみじみと幸せを感じたのです。
※多少のメモはとらせていただきましたが、何しろ感動でぼうっとしていたため、メモも殴り書き(これはもともとですが)、記憶もきよしさんのこと以外はあいまいな部分が多々ありました(汗!)。
流れの中で思い浮かんだことをできる限り書かせていただきましたが、もしお気づきのことがありましたら、教えていただけるとありがたいです。
先の記事と合わせて読み直しをする時間がないままアップしていますことお許しください。
今夜気づいたところは修正します。