皆さま、深夜の更新です。
昨日、明治座さんでの劇場公演の夜の部に行って参りました。
一度観させていただいているので、ストーリーが把握できている分、前回は気づかなかった演技のこまやかさに気づいたり、丁々発止のやりとりを楽しんだりしているうちに、すっかりお芝居の世界に入り込んでしまいました。
いろいろな人生があるけれども、幸せになりたいと願う気持ち、そして愛する人には誰よりも幸せであってほしいと願う思いは皆同じ。それは江戸時代も現代も変わらないんだなあと思い、胸熱くなったのです。
上演を重ねるごとに、お芝居が熟成されていて、そして、われらが”きよし平次”は精悍さが増していて、とにかくカッコイイ!のです。
これからご覧になる皆さま、間違いなくさらにさらにグレードアップしているでしょうし、アドリブも冴え、その日、その時しか見ることのできない、”きよし平次”に会える幸せが待っているだろうと思うのです。
きよしさんも歌謡ショーのトークで、”1か月、毎日ここで演じて唄っていますが、毎回新鮮な気持ちでやらせていただいています”とおっしゃっていました。
そして、そんなきよしさんの言葉に、
”毎日、観たい!”
とおっしゃった方がおられました。
きよしさんは、嬉しそうに微笑みながら、
”無理せんでください。貯金してください(笑)”
とおっしゃったのですが、ほとんどの方がその言葉に”私も!”と思っていたことでしょう。
私だって、本心を申せば、43公演全部観たいですもの。

さて、こちらはCD売り場横に飾られていた色紙です。
9日に来場されたお友達のMさんが、色紙が飾られていることを教えてくださったので、さっそく私も見に行ったのです。
素敵な書にしばし見入ってから、お隣でパンフレットを売っているカウンターにいらした明治座の方に、撮影OKかどうかを確かめて写メさせていただきました。
きよしさんの書を見ていると、何だか音楽を感じるのです。そしてきよしさんの美しいお声が聞こえてきて...。
そんなふうに感じさせられるということは、きよしさんの書は”音楽的”でもあるのでしょうね。
さあ、そしてお芝居の後は歌謡ショー。
オープニングから一瞬にして、その響き渡る美声に惹き込まれました。
「浜町傾げ傘」のきよしさんの粋で艶っぽい歌唱を聴いていると、古きよき時代の情緒が漂ってきて、うっとりさせられます。
オープニングトークで、来場と熱い声援への感謝を言葉にされた後、
「僕、皆さんを抱きしめたいです。イヤと言われても、抱きしめます」
きよしさんは、そうおっしゃったのでした。
たまらなく嬉しい言葉に、一気に幸せな気持ちにさせていただいたのですが、
でも、きよしさん、やっぱり困ってしまいます。
だってそんなふうにおっしゃられたら、私のわずかに残っている理性はいよいよどこかに吹き飛んで、思い切り自惚れて本気にしたくなってしまいそう。
なんて...。
思うのは勝手ですものね。
ファン心をきよしさんに、すっかり見抜かれて、もはや開き直るしかない私なのでした(笑)。
ここで、”きよし最高!”とお声をかけてくださった男性がいらして、きよしさんのお顔がぱあっと明るくなって、その声のする下手側に歩み寄られたのです。
”ありがとうございます。できれば目に見える、形のある物を差し上げたい気持ちですが。真心でお返します”
そんなふうにおっしゃって、その方に深々とお辞儀をされたのでした。
私、これまでにもなぜだかきよしさんのお辞儀に涙してしまったことがあるのですが、この時もそうでした。
言葉を尽くすよりも雄弁にきよしさんのお気持ちが感じられる瞬間なのです。
かと思うと、
「皆さん、僕に”お手!”って言ってください」
と客席に向かっておっしゃり、皆が”お手!”と言うと、わんちゃんの真似をして”お手”のジェスチャーをされたのです(笑)。
その息の合った掛け合いを横でご覧になっていた西寄さんは、
「何のゲームですか?
皆さん、通じ合っていますね~」
と苦笑まじりでおっしゃったのでした(笑)。
そして6月2日の初日の約1カ月半前から平次に向き合ってきたことをお話ししてくださったのです。
西寄さんがセリフのお稽古のお相手をしてくださって、だいたい夜の8時くらいから初めて朝の4時頃まで続いて。
今日はそろそろ終わりにしましょうか? となると、きよしさんは必ず”あともう1回やりましょう”とおっしゃってがんばられ、西寄さんはあらためてそんな熱心なきよしさんに感心されたということでした。
そんな西寄さんとのやりとりの中、
「平次って、いいヤツですねー」
ときよしさんがしみじみおっしゃいました。
台本の段階で抱いていた平次像が、こうして日々演じている中でさらに深まって、平次をそんなにまで近しく感じておられるのでしょう。
今回演じている平次は20歳という設定だそうですから、きよしさんから見れば弟のような存在でもあるのかもしれません。
素晴らしいことですね。
きよしさんの歌唱では、今回はとりわけ「白雲の城」の美しさと絶唱に圧倒された私でした。
大きく映し出された月を背に、舞台上段に立つきよしさんの姿は、まさに”月下に立てる若武者”そのものに思えたのです。
何と凛々しく、麗しいのでしょう。
その凛とした歌声とともに、魂の奥深くに刻まれた記憶が呼び覚まされるような思いがしたのです。
もの哀しい美しさ、静謐な空気。
「白雲の城」を歌っている主人公はどんな人なのかしら? いつの時代の、何をしている男性なのかしら?
どんな思いを抱えて、この歌を唄っているのかしら?
この曲に出逢って以来、初めてそんなことを想像したのです。
きよしさんの歌唱力に誘われて、またもその歌の世界の深淵に踏み込ませていただけたのかもしれません。
「白雲の城」を唄い終えると、きよしさんの姿はシルエットだけになり、月にその姿がくっきりと浮き上がって見えたのでした。
「次はバイヨンとマリアッチだよ。準備はいいかい?」
ときよしさんの声が聞こえて、
エンディングはピンクのフレームのメガネをかけ、ピンク地にブルーと黒のタータンチェックのスーツをお召しになったきよしさんが登場です。
「虹色のバイヨン」と「情熱のマリアッチ」を唄ってくださいました。
場内のあちらこちらから、”カワイイ!”と絶賛の声、声、声。
そうでしたか~。
でも、私にはたまらなく危なくてセクシーな先生に見えてドキドキしてしまって、とても”カワイイ!”なんて思う余裕はないのです(笑)。
まだまだ私、修業が足りませんね。
きよしさんは「虹色のバイヨン」を唄いながら、客席を挑発するかのように
「カモン(come on)!」とおっしゃられるので、客席はそのたびにヒートアップして、その情熱はうねりのようになって行ったのです。
きよしさんのしなやかな肉体が、もうこれ以上感情に抗えないというようにその指先までもが雷に打たれたかのように震えたのです。
その瞬間の、きよしさんと客席のひとりひとりが繋がって、きよしさんと一体となったかのような感覚の心地よさといったら。
その瞬間の、きよしさんと客席のひとりひとりが繋がって、きよしさんと一体となったかのような感覚の心地よさといったら。
きよし、最高~!
しびれる頭の奥で、これこそは”氷川きよし”だからこそ成せる業なのだろうと感じ入ったのでした。
この時、舞台の背景に描かれたHKのロゴの回りをたくさんの星が瞬くのですが、 その星を見ていたら、”星酔い
”という言葉が思い出されました。
以前、南の島へ行った時のこと。
地平線までびっしりと星が見える夜道を歩いていたら、何だかくらくらしてきて。
地平線までびっしりと星が見える夜道を歩いていたら、何だかくらくらしてきて。
そうしたら、それを”星酔い”というのだと一緒に旅していた人が教えてくれたのです。
そう、”星酔い”ならぬ”歌酔い”です。
きよしさんの、夜空に瞬く星のような歌たちに、私は酔わせていただいていたのでした。
アンコールでは「きよしのソーラン節」、「きよしのズンドコ節」を唄ってくださいましたが、きよしさんのバックで踊られている女性ダンサーの皆さんの笑顔がまるでお花のように見えたのです。
きよしさん、幸せが今、ここにあるのだと確かに感じることができました。
この日の熱演&熱唱、その輝くような一瞬を愛しく思い、すべての出逢いに感謝します。
きよしさんのおかげで、バースデーにまたひとつ年とともに幸せを重ねさせていただきました。
終演後は出待ちをさせていただきました。
小雨が降っていましたが、どんな時でもきよしさんを待つ時間は至福の時間。
明治座の方からいろいろなお話をうかがっていたらあっという間に時間が経ってしまいました。
ペンライトを振るきよしさんを乗せた車はゆっくりと走って、きよしさんのこぼれるような笑顔が見えました。
次回は20日過ぎに参ります。
ところで、皆さま、この日、私は大きなバースデープレゼントをいただいたのです。
書き出すと少し長くなりそうなので、そのご報告は週末にぜひさせてくださいね。
そして13日のお練りイベントには、仕事を前後に寄せて何とか参加できそうですので、きよしさんの雄姿、一目だけでも見られたらと思っています。
それからバースデーメッセージをありがとうございました。
皆さんのお顔やお声を想像しながら読ませていただきました。
とてもとても嬉しかったです。
追ってお返事書かせてくださいね。