5月になりましたね。
「♪私達のために 時計をとめて いつまでも今宵が すぎないように
1日の朝、きよしさんのカレンダーをまた1枚めくりました。
空の模様が内側に描かれた傘をさしたきよしさんとご対面。2ヶ月間、よろしくお願い致します。
昨日はグリーンホール相模大野でのコンサート夜の部に参加させていただきました。
前夜から持ち越していた仕事に朝からとりかかり、父とのランチとお買い物の約束もキャンセルしてひたすらうなるようにして言葉をひねり出しておりました。
前夜から持ち越していた仕事に朝からとりかかり、父とのランチとお買い物の約束もキャンセルしてひたすらうなるようにして言葉をひねり出しておりました。
午後2時。同時進行の2つの仕事にOKが出て、昼の部から参加しているお友達と待ち合わせてお茶する余裕もできたのです。
「昼の部もお越しくださった方、おられますね。メニュー同じですけど、いいんですか?」
オープニングトークからうちとけてリラックスされた様子のきよしさんでした。
6月の明治座での座長公演の台本がいよいよ出来上がったそうで、きよしさんは本格的な台本(ほん)読みを始められたとのこと。
「まっすぐで道理を曲げない。そんな平次に血が騒ぎます。筋が通らないことは大嫌いで。
でも台本を読んでいて、そこまで怒らなくてもいいのにと思うこともあるんです(笑)」
そんなきよしさんに、
「まっすぐでひたむきというのは氷川きよしと通じるのではないでしょうか」
と西寄さんが言ってくださったのです。
「僕は人の何百倍も努力しないと」
きよしさんはそうおっしゃってから、
「皆さんが待っていてくださると思うとがんばれます。
今回、この公演をすることでおひとりでも元気になってくださったら。
あいつは抜けてるけど、それでもがんばっているんだからって思っていただけたら」
熱い決意を言葉にされたのです。
明治座創業140周年の大トリを飾る公演に、
「140年といったら、僕は14年だから10倍。明治時代からですが、当時は着物を着ている人のほうが多かったんでしょうねー。その時から来た方に夢や心のおみやげを持ち帰っていただいて」
きよしさんは創業時の明治時代に思いを馳せ、イメージがどんどんわいているようでした。
そしてそのどこか達観したようなもの言いに、
「芸能生活60周年のようなコメントですねえ(笑)」
と西寄さんがおっしゃったのです。
きよしさんのイメージはどんどんふくらんで、
「140年唄いたいですね。でもミイラになっていますね」
なんてビックリ発言(笑)。
そしてビックリ発言の後はドッキリ発言?
「皆さま、今日は皆さまに僕からご報告させていただきたいことがございます。
私事ではございますが、...皆さんもう笑っていらっしゃる(笑)」
きよしさんは、そこでくっくっと笑いをかみ殺して、
「僕の言葉でご報告させていただきたいと思って...」
と、そこで5月29日にリリースされるニューアルバム「演歌名曲コレクション18~しぐれの港~」のお知らせをされたのでした。
きよしさんのお気持ちに応えてもっと驚いてさしあげたかったのですがもうロビーでニューアルバムの予約受付しているんですもの。
FCからのお知らせでもう知っていて、楽しみにしているんですもの。
なので、きよしさん、驚かなくってごめんなさい。
きよしさんは、
「このシリーズも20くらいで終わりにしようかなってちょっと思って。だって皆さん飽きませんか?」
とおっしゃいました。
飽きるだなんて、とんでもないことですよね。
もちろんきよしさんが新しいスタイルを考えていらっしゃるのならそれはそれで素敵なことですけど、個人的にはまだまだカバー曲でも聴いてみたい曲たくさんありますもの。
何気ないきよしさんのひと言に、人気のシリーズであっても、それでよしとせず新たな可能性を模索していらっしゃることを感じたのです。
きよしさんはアルバムについて、
「まったくゼロのところから作ります。
素晴らしい先生方に作っていただいていますが、一番大切なのは誰に伝えるかということで、それは皆さんだと思っているから。
作品にはこだわって、誰に伝えたいんですか? 何を伝えたいんですか? と先生方にもお聞きして。生意気ながら意見を言わせていただくこともありますし、闘うこともあります」
きよしさんのそんな言葉にうれしい思いでいっぱいになりました。
だって、私たちのことをいちばんわかってくださっているのは、いつも私たちを見守ってくださっているきよしさんなんですものね。
きよしさんは私たちが何を好きなのか、何がうれしいのか、誰よりも知っていてくださっているんですもの。
と、そんな思いが心に浮かんだのでした。
「僕、『春嵐~しゅんらん~』という曲は、聴いたときにバーッと映像が出てきたんです」
きよしさんはそうおっしゃって右手を頭の斜め後ろ上方にかざして、このあたりに浮かんだのだということを一生懸命に説明してくださろうとしたのです。
「そんなふうに頭の中に浮かんだものをどうやって皆さんにお伝えできるかを考えました」
きよしさんの頭の中に浮かんだ映像を苦心して特典DVDで再現してくださったそうです。
楽しみですね。
さらにアルバムのお話は続いて。
「『ほおずき』はしんみり、切ない曲ですし、『幾千もの祈り』は僕のメッセージを込めさせていただいています。
生意気ながら押し付けがましくならないように...」
きよしさんのトークが止まりませんでした。
「すみません、長々と。アルバムについてこのまま話したら5時間くらいになるから、あとはFC会報やきよ新聞で伝えさせていただきますね、すみません」
お芝居も何もないところから作り上げていく大変な仕事ですが、コンサートも座長公演ならではの新構成によるものにしてくださるのでしょうから、あと1か月。
きっといくら時間があっても足りない状況なのでしょうね。
きよしさん、待ってるからね、私たち。
きっといくら時間があっても足りない状況なのでしょうね。
きよしさん、待ってるからね、私たち。
そしてきよしさんに直接声を届けることはできなくても、毎日毎日、一生懸命みんなで応援しているからね。
そんな思いでいっぱいになり、これは余談ですが、私もきよしさんの明治座公演に向けて、昨年何回かに分けてブログに書かせていただいた「明治座への道」で書ききれなかったことなどを書いてみたい気持ちになったのです。
さて、熱唱が続きました。
ブログにすべてを書くことは物理的にかなわないので、コンサートのことを書かせていただく時に”熱唱”という言葉を使わせていただきますが、このひと言はきよしさんのためだけに存在する言葉とさえ思って書かせていただいています。
毎回「浪曲一代」できよしさんのうなる浪曲を聴くたびに、夢を見ているような不思議な感覚におそわれて、感動して胸が熱くなり、昨日の「しぐれの港」では、深まる表現力に惹き込まれしばしわれを忘れておりました。
そんなふうにきよしさんのコンサートでは、いつも百面相になっているであろう私なのです。
そういう思いのすべてを込めて、"熱唱”というひと言を書かせていただく、昨日のきよしさんの歌唱に心とろかせておりましたが、ラストのスターシリーズではジェットコースターに載せられた気分になっておりました。
「虹色のバイヨン」の間奏で激しくステップを踏まれる様子に、きよしさんが最高にノッていることを感じていました。待望の(?)、胸元を開く演出では、力が入りすぎて大きく開いてしまって、場内大熱狂! もちろん私も自分で熱が上がったのがわかりました(笑)。
他の方の胸を見てもなんとも思わないのに、何でこんなにドキドキするのかしら?
とことん、きよしさんは私にとって(きっと皆さまにとっても)特別な方なのねーと今さらながら確認させていただいた瞬間でした。
そして様々なものを吹き飛ばすような「情熱のマリアッチ」でした。
熱唱を通り越して”激唱”(という言葉が今回うかびました)と言わせていただいてもよいでしょうか。
アンコールの1曲目で「My love~もう一度だけ~」を唄われたきよしさんは、この曲を唄っているときに、自分は現実には独身だけれど、結婚して奥さんがいるような思いになっていることをお話しされました。
「皆さん、それぞれの思いで、この曲をお聴きくださっていると思います。
今、幸せなんだけど、でも忘れられない思い出があって。
そういうこと、皆さんにもありますか?」
同調する客席を見渡して、”そうですよねー”という感じでうなずきながら微笑まれたのでした。
”きよしコール”がどこからともなく起こりました。
”すみませ~ん”ときよしさんはおっしゃったでしょうか?
「皆さん、皆さん、 明日もね、健康で、健やかで、笑顔でね、お元気で...」
きよしさんは一生懸命に"皆さんコール”を重ねてくださったのでした。
そして、
「別れるのはつらいのよ~。ここにずっといたいですなあ。
僕、5時間でも6時間でも唄いたいですよ。
でも皆さん、お手洗いにも行かれなくなっちゃいますよ」
とおっしゃったところで、何かひらめくものがあったようで、
「あっ、でも途中でお手洗いに席を立たれる方もいらっしゃいますよね。
ちゃんと戻ってきてくださるのかな? って思っていると、また戻ってきてくださって...」
場内の、きよしさんが唄っていてそんなところまで気にかけていてくださるのだという驚きのような反応に、
「ふふ、僕、皆さんのことようく見ているんですよ(笑)。舞台からよく見えているんですよ。目が100個付いているかのごとく」
そうおっしゃって目を左右に流してさらにくりくりと動かされたのでした。
そんなお茶目なきよしさんと共に「きよしのソーラン節」そして「きよしのズンドコ節」を一緒に唄わせていただいて、双方(と思ってもよいですよね)別れがたさを胸に、コンサートの幕は降りたのでした。
さて、皆さま、明日は5月3日ですね。
あれから1年。
私にもいろいろなことがありましたが、今こうして笑顔でいられることに感謝します。
以下は余談ですが少し前から、あの曲は何という曲だったのかしら?
ずっと気になっている曲がありました。
それは故つかこうへい氏が劇中で挿入していた曲です。
きよしさんの「My love~もう一度だけ~」を聴かせていただくようになってから、ますます気になっていたのです。
日本語でしたが誰が唄っておられるのかもわからず、
”♪過ぎゆく時は かえらぬ想い出 だからお願い 時計をとめて”
という歌詩だけがうろ覚えながらずっと心に残っていました。
昨夜、きよしさんの「My love~もう一度だけ~」の歌唱とその後にお話しされた言葉が私の心に深く染み入り、いつになく熱心にその曲の歌詩を手がかりにネットで調べてみたのです。
皆さま、ようやくわかりました。
それは「時計 / EL RELOJ」という曲で、メキシコのシンガー・ソングライター、ロベルト・カントラールが作り、自身がリーダーのロス・トレス・カバジェロスが唄って大ヒットしたラテン・ポップスの大スタンダード・ナンバーなのだそうです。1950年代後半頃から活躍されていたようなので、ある世代の方にはよく知られている曲で、だからこそ、つか氏も自身のお芝居に挿入されていたのかもしれませんが。
「♪私達のために 時計をとめて いつまでも今宵が すぎないように
あなたとふたり 過ごす この夜は イーテック・タック 悲しみ やるせない想い
時計よおまえに 心あるならば 二度とないこの時を 過ぎないでおくれ
過ぎゆく時は かえらぬ想い出 だからお願い 時計をとめて」
という内容の歌詩でした。
”前進”と色紙に書かれ、氷川きよしという歌手人生はノンストップだと語ってくださった頼もしいきよしさん。
そんなきよしさんにも、時には戻りたいあの日がおありでしょうか。
きよしさんの唄ってくださる「My love~もう一度だけ~」から、きよしさんのせつない思いがたまらなく伝わってくるのです。
きよしさんの唄ってくださる「My love~もう一度だけ~」から、きよしさんのせつない思いがたまらなく伝わってくるのです。
この曲に興味のある方は下記アドレスをクリックするとユー・チューブでロス・トレス・カバジェロスが「時計」を唄っている映像をご覧いただけます。
それでは皆さま、またお逢いしましょう。
私は明日から4日間、仕事三昧ですが世間の皆さまとお休みをずらさせていただいて、GW明けは長野に参ります。前日から出かけられるようならパワースポットとして人気の戸隠神社に行ってみたいと思案中です。