「氷川きよしコンサートツアー 2013 松江公演にようこそ!」
きよしさんの朗らかな声が響いて、島根県民会館でのコンサート夜の部の幕が開きました。
道路を挟んではす向かいが松江城。
昨日とは打って変わっての晴天でしたので、開演前には宍道湖も夕陽で赤く染まって美しかったのです。
今、宍道湖が見渡せるホテルでこの記事を書き始めています。
終演後はきよしさんのコンサートでは何年ぶりかの出待ちもさせていただきました。
最初にごめんなさい。
旅先のため、画像のトリミングができずスマホで写メしたままの大きなサイズで画像をアップしていますこと、ご了解くださいませ。
オープニングの「雪月花」から絶好調のきよしさん。
私には歌声とそのたたずまいがすでにこの世ならぬ素敵なものに思えていたのです。
「出発」では、きよしさんにはどんな”櫻”が見えているのだろうと、その歌唱とまなざしに惹き込まれてしまいました。
「長かった~!」
「長すぎるよ!」
島根県民会館でのコンサートは3年ぶりだったそうで、オープニングトークの際にそんな声が客席のあちこちから聞こえてきたのです。
2階席の皆さんとご挨拶とアイ・コンタクトを交わした際、熱烈な歓迎ぶりにきよしさん、じんときてしまっていたようで、そんなきよしさんの気持ちが伝わったのでしょう。
2階席の方たちも、大きな声で一生懸命にその思いをきよしさんに伝えられたのでした。
その中での、
その中での、
「こっちに来て!!」
という熱烈な要望には、
「ちょっとそれは難しいなあ...」
きよしさんは正直なお気持ちを言葉にされました。
そう。きよしさんご自身は叶うことならいつだってそうされたいんですものね。
「距離は関係ないと思っています。本当です。近くにいてもわかり合えないということもありますでしょう。でも心がつながっていれば距離は関係ない、僕はそう思っています」
そんなやりとりの折、
「見えとらんかねー?」
という2階席のご主人に、
「見えとるよー」
ときよしさんは答えたのですが、その時、素早くきよしさんに当たっている照明が弱まり、きよしさんからよく見えるように2階席の方たちにスポットライトが当たったようでした。
照明さんのお心遣い素晴らしいですね。
次のコーナーでは着流し姿で登場された、きよしさん。
艶やかさと粋な歌唱ですっかり皆を魅了されたのです。
「しぐれの港」では、昨年の「輝く! 日本レコード大賞」で着用されていたゴールドのジャケットで唄われました。
照明さんのお心遣い素晴らしいですね。
「見えます?」
それでももっと前で見たいという声がきよしさんに聞こえたようで、
「僕の顔をもっと大きくしましょうか?」
私たちは笑っていましたが、きよしさんは大真面目でそうおっしゃっている様子でした。
”どちらから?”と、きよしさんが客席に問いかけられると、
出雲や石見銀山からいらした方もおられて。
きよしさんにとっては(私にとってもでしたが)初めて聞く地名も多々あって、
「うれしい、縁がありますね」
うれしそうにおっしゃっていたのです。
きよしさんは、”松江が大好き”とおっしゃった後、
「松江の今の(今いる)皆さんが大好きです」
とはっきり言葉にしてくださったので、うれしくなって舞い上がってしまいました。私、とことん単純なんです。
また、客席からかかった「愛しています」の言葉には、
「僕も愛しています。間違いなく」
ときっぱりとお答えになったきよしさんでしたが、ほぼ2階席とのやりとりが終わるといったんそこで大きな拍手が起こったのです。
2階席の方たちと距離は離れていても、どんなにきよしさんが皆のことを思ってくださっているのかが伝わったに違いありません。
そういえば2階席の方とやりとりされていた際に、1階席の前列の方が待ち切れずに、目の前にいらしたきよしさんに声をおかけになられると、順番があって1階前列の方とはのちほどその機会をもつことを優しくていねいにお話しされ、
「すいません。こだわりがあるんです。頑固者(モン)ですから、意外と(笑)」
なんておっしゃっていました。
皆きよしさんが頑固者(モン)だって知っていますし、そんなきよしさんが大好きなんだけどなあと思っていた私です。
皆きよしさんが頑固者(モン)だって知っていますし、そんなきよしさんが大好きなんだけどなあと思っていた私です。

続いて1階席後方、そして前列と順番にやりとりをしていた時のことです。
前列にいらした女性にきよしさんがお声をおかけになると、その方は95歳。赤いお召し物で、お元気そうな様子。
元気の秘訣をきよしさんがお聞きになってお話しされていたらすっかり打ち解け、席を立たれて舞台へと歩まれ、きよしさんに握手を求められたのです。
もちろん、暗黙のお約束事がありますから、きよしさんは即座にそのお気持ちにお応えになるわけにもいかず、
もちろん、暗黙のお約束事がありますから、きよしさんは即座にそのお気持ちにお応えになるわけにもいかず、
西寄さんが、”皆さんが、握手をされたいと思っていらっしゃいますからね”と、やんわりと止めてくださろうとしたのです。
でも、その時、客席のあちらこちらから”握手してあげて!”という声がおこり、私もまわりの皆さんと一緒に声を出していました。すると同時に大きな大きな拍手も起こったのです。
きよしさんは、そんな皆の思いをすぐに受け止めてくださって、その瞬間、躊躇することなく、その方に手を差し出されました。
その方は、しばしきよしさんの手を握られてお話しされたのですが、健康の秘訣という問いに、”自転車に乗っています”とお答えになったのでどよめきが起きました。
すばらしいですね。
西寄さんが、
“これでいつ死んでもいいです”
と、その方がおっしゃったことを話されると、
「そんなこと言わないで、まだまだお元気でいてください」ときよしさんがおっしゃって、またその言葉に同調するように大きな拍手が起こったのでした。
次のコーナーでは着流し姿で登場された、きよしさん。
艶やかさと粋な歌唱ですっかり皆を魅了されたのです。
その後のトークで前日何をされていたかをお話しされて、
「イオンというところに行ってきました。楽しいですねー。
ラーメン食って、いえ、食べて(笑)。
あとは宍道湖を走りました。あとは、しじみ。
しじみの”あれ”、買いました」
しじみの”あれ”って何でしょね(笑)? きよしさんが何を好まれたのか、ちょっぴり知りたかったです。
そして、歌手としての思いを、
「もう止まれない。止まったら負けですから。走るしかない」
と真摯に言葉にされ、心に響きました。
以前、”氷川きよしの歌手人生はノンストップ”とおっしゃったことが思い出されたのです。
ところがこの後のことでした。
きよしさん、着流し姿を皆に褒められると、またまた照れてしまわれたのでしょうか?
突然、
「この下には...猿股はいています(笑)」
そうおっしゃって、お着物の裾をひらり...。
いやん、見えちゃった(見ちゃった)。
きよしさんの猿股姿、言うまでもなく色っぽかったですが、”猿股”という言葉に場内大爆笑でもあったのです。
「きよしのニッポン音頭」で大いに盛り上がり、唄い終えて舞台袖に戻られる時、背中から、一歩ずつ、
とっととっとっとーと入って行かれたので、またも大うけになりました。
※こちらは松江城から見た、島根県民会館です。画像では小さいですが、きよしさんのツアートラックが停められています。出待ちもその近辺でさせていただきました。

「しぐれの港」では、昨年の「輝く! 日本レコード大賞」で着用されていたゴールドのジャケットで唄われました。
コンサートでは華やかなほうがよいとにお考えでのことしょうか。
また雰囲気が少し華やいで和らいだように、そして少々客観性が深まっているように感じられたのでした。

※ホールに入場する前のことでした。
ホールのアトリウムに今後開催される催しのポスターが10点ほどパネルに貼られ、イーゼルに立てかけて飾られていたのです。
私はもちろんきよしさんのものだけを撮りました。
私はもちろんきよしさんのものだけを撮りました。
熱唱。そしてきよしさんの熱唱に呼応する拍手と歓声。
両者が拮抗して、情熱が加速して。
「情熱のマリアッチ」まで息もつかせぬめくるめく感動を味わっていたのでした。
「情熱のマリアッチ」まで息もつかせぬめくるめく感動を味わっていたのでした。
そんなに素晴らしい歌唱と、愛いっぱいのきよしさんのおかげですっかり打ち解けた客席でしたが、
「おひとりおひとりに、僕の心は届いているかな?」
きよしさんはアンコールでのトークでそうお尋ねになられたのです。
”きよしさんたら、届いていますよ、ねえ”
もし言葉にするなら、そんな感じだったでしょうか。
大きな拍手が起こりました。
「悪たれはよくないですよね、人を悪く言うのは。
やっぱり悪く言うんじゃなくて、(良いところを見つけて)褒めてあげたほうがいいですよね。そうすることで心がキレイになるでしょう?
僕、そう思っています」
私、きよしさんのこの言葉、忘れられません。
今の私には宝物のようにありがたい言葉でした。
きよしさんはさらに、
「前を向いて、希望を持って、生きていきたいですね。
どんな職業でも、どんな立場でも同じだと、僕は思います。
命ある限り唄っていきたいです」
そして年末に向けての決意(そう。もう年末のお話なんです)、また来年迎える15周年への思いをおっしゃり、深々と頭を下げられたのでした。
また、皆に”元気でいてくださいね”と明るく笑顔でと言い添えてから
「お願いしときます」
とおっしゃったのでした。
”また逢いたいね”、
”大丈夫、すぐまた逢えるよね”
ファンの皆ときよしさんの双方にそんな思いが胸にわいていたことを感じたのです。
すっかり馴染んでしまった私、心優しい島根の皆さんと別れがたくなり、終演後の出待ちをすることにしました。
3年ぶりという方たちにきよしさんの印象を聞かせていただいたのです。
きよしさんも「3年は長いですね」
とおっしゃっていましたが、3年間忘れることなく、ずっと きよしさんを待ち焦がれていらしたのですね。
斜め向かいの松江城がライトアップされ美しく幻想的でした。
待つこと30分強(だったかと思います)。
きよしさんが現れると、そんな美しい松江城さえもかすんでしまったのでした。
久々の出待ちで感じたことは、きよしさんの髪がとてもさらさらしていること。
そしてふだんの生活の中でもあんなに深々と心を込めて頭を下げられる人がいるかしら? ということでした。
ファンにあまりにもていねいに真心込めて幾度となく深々と頭を下げられるきよしさんの姿に感動して、私は知らずと涙がにじんでいました。
きよしさんの車が走り出し、その姿が遠くなっていくと散開したのですが、あちこちで、”だんだん”という言葉が聞こえてきました。
こちらの地方の言葉で“ありがとう”という意味だそうですが、優しい響きの何て素敵な言葉でしょう。
「松江の皆さま、そして島根の皆さま、だんだん」
その優しい響きが深く心に残りました。
明日は松江から鳥取へ。
鳥取砂丘に参ります。