一昨日、ひりひりするような寒さの中、信号待ちをしていた時、私のiPodではちょうど「きよしのニッポン音頭」が流れていました。
寒さを吹き飛ばすような、きよしさんの晴れやかな歌声に、ふと心がほころんで、寒さでこわばった身体もほぐれるような気になったのです。
ああ、もうひとがんばりしなくっちゃ!
こんなふうにきよしさんの歌声にこれまで何度励ましていただいたことでしょう。
そして、「きよしのニッポン音頭」の松井由利夫先生の詩の大らかさ、描かれている力強さ、あたたかさ、美しさをあらためて思うのです。
春、夏、秋、冬...。1曲の中に描かれた四季折々の風情が、きよしさんの歌唱で立ち昇ってきます。
そして厳しい寒さがあるからこそ、春を待ち花を愛でる心が生まれ、風の音や雨音にも心を感じることができるのだなあとあらためて思うのです。
日本という四季のある国に生まれ育まれた感性が作り出してきた、美しいもの。
日本語も、そして歌もまたそのひとつ。
きよしさんはこの「きよしのニッポン音頭」には、カップリング曲でなくA面でリリースしたいという強い思いもあったそうですが、A面となると時代の風潮に左右されますからリリースするタイミングを見なければなりません。
その時機をうかがっているより、今、ここでカップリング曲であっても早く世に出したい、皆に聴いてほしいと決意されたのでしょうね。
そのことをあえてお話しされたきよしさんの松井先生への深い思いにまた心熱くなったのです。
ところで、
「きよしのニッポン音頭」を書かれている時、松井先生はどんなお顔でいらしたのでしょう?
聴いていると、笑顔の松井先生が浮かんでもくるのです。
「♪胸にくすぶる ため息は まわれ右すりゃ 消えてゆく」
「♪好いて好かれた 二人なら 指の先まで ほっかほか」
「♪遠いふるさと 母の顔 逢うたび心を 花結び」
おこがましくも、どこをとってもなんて素敵な言葉でしょう。
そして
”なにはなくても 人生は 元気印が二重丸”
なんだなあと、励まされるのです。
歌詩にある
”まるい心”
ってほんとうに素敵な言葉ですね。
”まる”といえば、あるコンサートで最後列だった時にペンライトを大きく振っていたら、きよしさんが両手を掲げて、頭上におもいきり大きく”まる”を描いてくださったことが思い出されて。
小さなまる、大きなまる。
その時々で心にいろんなまるを描いて生きていきたいものです。
今日は松井先生が旅立たれた日ですが、
今年は、「きよしのニッポン音頭」を2月13日に「しぐれの港」のAタイプのカップリング曲としてリリースしてくださったので、松井先生のあたたかなお心をとても近くに感じさせていただいているのです。
私、仕事で緊張してピリピリしているなあと感じた時、最近はもっぱら「きよしのハロウィン音頭」を聴いていたのですが、そこに「きよしのニッポン音頭」が加わって、もはや最強です!
きよしさんの晴れ晴れとした歌声に迷いや恐れは消え、そのゆったりとした大らかな歌声に、
”あわてないで”
”無理しないで”
”落ち着けば怖がることなんか何もないさ”
と励まされます。
聴くたびに、心がまるくなってネガティブな思いは消え去り、指の先までほっかほかにしていただいて。
私は(きっと皆さまもですよね!)世界一の幸せ者でごさいます!
松井由利夫先生、
先生の素敵な歌詩が、水森英夫先生の素晴らしいメロディーにのり、きよしさんの歌声のおかげで私の心に届いて、明るく照らしてくださっています。
先生、どうもありがとうございます。