きよしさんはディナーショーでのすべての曲を歌い終え、ご挨拶をされると、舞台には
緞帳がないので上手袖に向かって歩き、再び客席に深々とお辞儀をし、退場されたのです。
きよしさんを見送りながら、
”きよしさん、2012年もありがとうございました。
そして今夜の素晴らしいステージ、最高のクリスマスプレゼントでした。”
そんな思いを胸に、ほうっと感動のため息をもらしかけた瞬間のこと。
きよしさんが、とことこ、ススーッという感じで、舞台袖から戻られ、上手側から客席に向かって、
「別れたくないっ!!」
と切な気におっしゃったのです。
もう、なんて方なんでしょう。
きよしさん、そのお気持ちに心ときめき、
笑顔で客席をもう一度見渡してくださったあなたに、
心がとろとろとろん、溶け出してしまいました。
そんなあなたが誰よりも愛しいのです。
 
皆さま、「氷川きよし クリスマスディナーショー 2012 in 椿山荘」の夜の部に行ってきました。
単独コンサートとしては2012年の歌い納めということで、パワーみなぎり、まさに”氷川きよしフルコース”ともいうべき、怒涛の熱唱が続いたのでした。
 
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ドアを叩く音。
サンタクロースのナレーションが聞こえてきます。
その声は司会者の西寄さんです。
煙突が細すぎて通れなかったので玄関から行きますというようなことをおっしゃっています。
靴音が近づいてきたと思ったら、
「きよしじゃないよ、ひがしだよ!」
とサンタクロース姿の西寄さんが登場され、
”きよしさんを歌でお出迎えしましょう”ということで、「きよしのMerry X’mas」のイントロのコーラス部分を何度も練習したのです。
 
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こちらがこの日のメニュー
"世界中に愛が満ちるように...氷川きよしのMerry Christmas"でした。
食後のコーヒー、紅茶、緑茶のところにまで、
”最後と決めた女へ 香り高い誘惑そして...”
なんて書いてくださっているんです。
もうロマンチックが止まりませんね(笑)。
 
さて、こちらがステージです。
床に薄くオレンジ色の印が付いているのがおわかりいただけるでしょうか? きよしさん用のセンターの印です。
 
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皆の歌声で、きよしさんをお出迎え。
きよしさんはメニューの表紙の画像のようにシルバーのスパンコールのロング丈のジャケットに蝶タイ、ブラックサテンのシャツ、パンツ、カーフベルトの出で立ちで登場され、
「きよしのMerry X’mas」、
そして「キヨシこの夜 ~Angel of mine~」
を歌ってくださったのです。
「今年最後のステージですので、皆さん、くつろいでください。リラックスして忘年会のようなつもりでお楽しみくださいね」
と、そんなふうにおっしゃったでしょうか?
輝いてまぶしいほどの笑顔のきよしさんに見惚れて記憶が飛んでしまっているのです。すみません。
 
そして、グランドピアノにからだを寄せて、
「哀愁の湖(シャンソンバージョン)」を歌ってくださったのでした。
深い悲しみ、そしてその悲しみ以上に深い愛が感じられて、きよしさんのますます進化する歌唱力に圧倒されてしまったのです。
続いて、
「残雪の町」
「バスストップ」
「あなたのブルース」
と熱くて甘く切ない歌声にうっとりとし、一篇の映画よりも濃密な氷川きよしの歌の世界に魅せられたのでした。
 
続いて、若草色の着物に格子の地紋が入った黒袴姿で登場され、西寄さんの言葉をお借りすれば、まさに”氷川節の真髄”。
「雪月花」
「あの娘と野菊と渡し舟」
「大井追っかけ音次郎」
「箱根八里の半次郎」
「白雲の城」
とめくるめく熱唱でした。
今こうして書いていて、このコーナーは、最新アルバムからデビュー曲まで、まさに氷川きよしの13年を振り返るコーナーでもあったことを感じます。
変わらない新鮮さ、そしてとどまることなく進化してますます深まる歌唱力に、歌手・氷川きよしの永遠性を思わずにはいられませんでした。
 
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次のコーナーでは、先日の「日本有線大賞」で着用されていた美しく光る”櫻”色の衣装で登場され、
「最後と決めた女だから」
を颯爽と歌ってくださいました。
2012年を「櫻」とともに彩ってくださった大切な曲。
歌うほどに冴え渡る歌声に、たまらない心地よさと幸せを感じていたのです。
 
西寄さんが、きよしさんの今年のご活躍を讃えてくださり、
”今年も1年、氷川きよしを応援してよかったと思われていらっしゃることでしょう”
とおっしゃったのですが、きよしさんは褒められるたびに恐縮されて、気が付いたらステージのずいぶん後ろに行ってしまっていたのです(笑)。
そしてお正月の話題になって、特に予定がないという西寄さんに、
「じゃあ、よかったらうちに来ませんか? さびしい者どうし」
ときよしさんがお誘いされたのですが、その瞬間、西寄さんは嫉妬の炎に渦巻かれたのでした(笑)。 
 
そして、 
「櫻」を歌ってくださいました。 
きよしさんはふとデビュー時のことを思い出されたようで、
「デビューした時はこんなにたくさんのCDを出させていただけるなんて夢にも思いませんでした。
もう300曲を超えたでしょうか、ね?
夢のようです」
しみじみとそうおっしゃって、
「あと残すは...」
と言いかけたので、もう最後の曲なのかしら? と思ったら、
「300曲です(笑)」
そんなふうに言い添えてくださって、お茶目なきよしさんだったのです。
夢があってロマンチックな”ファンタジー歌謡”と解説されて、 
「星空の秋子」
「虹色のバイヨン」
「情熱のマリアッチ」
をセクシーにそしてドラマティックに歌ってくださったのです。
すっかり夢見心地になっていました。
 
それから先日の「きよしこの夜Vol.12」で着用された鮮やかなパープルの衣装で登場されて、 
「きよしのMerry X’mas」を歌ってくださいました。
歌っていくうちに、みるみる瞳が潤んでしまったきよしさん。
歌声も涙声になられたのです。
皆で涙、涙でした。
そんなきよしさんの姿に、私も今年1年のいろいろな出来事が思い出されてきたのです。
ああ、今、ただここにいるというそのことだって、当たり前ではないんだなあ。
そしてさらに今ここで大好きなきよしさんの歌声を聴かせていただいている、この瞬間は奇跡のような瞬間なんだなあ...。
そんな思いがこみ上げてきて、私もまた涙したのです。
そして
「きよしのソーラン節」を思い切りエネルギッシュに、一緒に歌わせていただきました。
イントロできよしさんが”ソーラン節”を歌ってくださいましたが、その響きは私の魂の深い記憶に響くような感動でした。
最後はお別れの曲、そして明日への始まりの曲である、
「きよしのズンドコ節」でした。
皆の心がひとつになった幸せな瞬間。
わたしたちもまた、"氷川きよし”が魂を込めて歌う、命そのもののような歌声の輝きとパワーをいただいて、自分の命を感じたのでした。
自分の命を感じることができるなんて...。
きよしさん、最高のクリスマスプレゼントです。
ありがとうございました。
 
この日の後半のトークで、
「皆さん、楽しそうですね。僕も一緒にそちらに座りたいです」
きよしさんがわたしたちを幸せにしてくださっているというのに、そんなことを少しはみかみながらおっしゃって。
さらに、
「この後、皆さん、ご予定あるんですよね。いいですねー。僕も仲間に入れてほしいです」
と。
きよしさん、いつでも大歓迎です。
その場にいる全員が間違いなくそう思ったことでしょう。
 
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終演後は出待ちをさせていただきました。
雨が降っていたので椿山荘の方が屋根のあるエントランスに誘導してくださいました。
 
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その時に私が見ていた風景です。
この画像をもとに説明させていただきますと、画像には写っていない左のずっと奥が駐車場になっています。
ですので車はこの画像の左側から走ってきてそのまま左から右へと、この画像の手前側に並んでいるわたしたちの前を通って右に抜け、道なりにカーブし、この画像の中の停まっているタクシーの前方に見える信号を曲がって道路へと出られたのでした。
 
きよしさんは雨が降っているのに窓を全開にしてくださっていました。
車はゆっくりゆっくり走ってきて。
そして、きよしさんはペンライトをぐるぐるぐるぐると、大きく円を描くように振ってくださっていたのです。
驚いたことに、きよしさんは窓から大きく乗り出され、手はもちろん、お顔も窓の外に出してくださっていました。
車がカーブすると左側の窓に移動されて、またこちら(エントランス)に向かってペンライトを振ってくださっていました。
そちら側は車だけが通るスペースのため照明がなく暗かったので、きよしさんのペンライトとシルエットだけが識別できたのですが、私にはその時、なんだかその時のきよしさんの仕草が投げキッスをしてくださったように見えたのでした(きゃあ!)。
どうぞ、妄想と笑ってくださってかまいません(笑)。
ちなみに一緒にいたお友達もよくわからなかったと言っておりましたので...。
車の中を右窓から左窓に移動される時、ペンライトを持ち換えられた様子がそんなふうに見えたのかもしれません。
でも、思うのは勝手だから、そう思わせていただこうと思います(浮かれているのでお許しください)。
 
 
以下は余談です。 
この日は先日の「きよしこの夜Vol.12」の感動をブログに書いていてうかんだ言葉を、きよしさんにお伝えしたくなって、クリスマスカードにそのことを書かせていただきました。
その言葉は、すでにブログに書いていますが、
 
多くの歌たちに愛されているに違いない、われらが氷川きよし。
その行く手に、いずれ生まれ来る綺羅星のような歌たちが、”あなたに歌ってほしい”と現れることでしょう。
というものです。
おこがましいかもしれませんが、でもコンサートの感動にひたってブログを書いていたら、ほんとうに心にふっとわいた思いだったので、お伝えしたくなって...。
”「きよしこの夜Vol.12」の感動をその日の日記に書いていてうかんだ言葉なのですが”
と書き添えて、カードを書かせていただいたのです。
 
ところで、そのことを用意していたクリスマスカードに書こうとしたのですが、急にカードのイラストに書かれていた”Santa Bring My Baby Back”という言葉が気になってしまったのです。
だってもし、意味深なものだったら恥ずかしいですものね(汗!)。
 
カードは先日、売り場で一目見て、かわいいと思って購入したものなのですが、英語の意味まで気にかけてはいませんでしたから。
それであわてて調べてみたら、思いがけず、この”Santa Bring My Baby Back”はエルビス・プレスリーのクリスマスソングのタイトルだったのです。
きよしさんに、機会があればエルビスの歌も歌っていただけたらなあ、と思っている私でしたので、偶然ながらうれしくなりました。
そして、そのカードに、ヘビの刺繍の入ったハンカチを添えさせていただいたのでした。
 
今日も氷川きよしさんに感謝です。
 
※皆さま、ご報告が遅くなってごめんなさい。