「この公演で千秋楽なので、完全燃焼でいきます。
ぶっ倒れるかもしれません。
でも、そのくらい魂をこめて、僕のすべてをこめて、歌います」
 
きよしさんの「ハロウィン・パーティー」第3夜(5公演め)。
オープニングで「ハロウィン音頭」を披露されたあとのトークで、そんな熱い思いを言葉にされたのです。
オープニングできよしさんがドラキュラの扮装で登場されますが、この日はドライアイスが焚かれていました。
きよしさんが立たれる舞台上段ステップの真ん中には縦にドライアイスが噴き出していて、まるで人間のように見えたのです。
そしてなんともいえないさわやかな香りが広がってきました。
先日の堺市民会館で初体験させていただいたアロマ・ドライアイスでしたが、この日は終演までそこはかとなく香が漂っていたように感じられて。
まるできよしさんの残り香のように思えたのでした(かなり妄想?)
”ハロウィン・パーティーに今宵、あなたをご招待いたしまするー ふふふふふふふふふふー”
おどろおどろしい声のきよしさんのナレーションがこだましました。
 
この日は収録のためのカメラが入っていましたので、きよしさんが何かこの日の記念になるようにと考えられて、
きよしさんが”氷川!”と言ったら、皆で”きよし!”と言うことになりました。
そしてさらに、「今日の日付を言いましょうよ」ときよしさんがおっしゃったので、
”2012年10月31日!!”
ときよしさんと一緒にコールしたのでした。
この時、客席が明るくなっていたので、あちこちからきよしさんに向かって声援が送られたのですが、きよしさんはその声援を一生懸命に聞き取ろうとしてくださって、
「えっ? 何ですか。えっ? 大好き。
僕も大好きです。
間違いなく(力をこめて)、大好きです!」
とおっしゃったのです。
そして、
「ファンクラブの皆さん、いつもほんとうにありがとうございます。僕、皆さんのこと家族のように思えて...。
あのう、皆さんのことを家族と思ってもいいですか?」
そんなふうに客席に向かってお訊ねになると、大きな拍手と歓声が起こったのでした。
さらに歌への思いをお話しされて、
「僕は歌ひとすじ。皆さんひとすじです」
と言ってくださって。何だかその言葉にじんときてしまったのでした。
きよしさんに、”あなたひとすじ”と言っていただけるなんて、ファン冥利に尽きますね。
素敵な言葉をたくさんいただいて、おみやげに持ち帰らせていただいたのですが、とりわけこの言葉を皆さんにお伝えしたいと思って、この記事のタイトルにもさせていただきました。
 
これから歌うということで「赤いシャツ着て」の話題になった時のことです。
「この曲はもう10年前になるんですね。10年前皆さんはどうされていましたか? 僕は25歳でした。年をとるのは皆平等ですけれども、年を重ねることは幸せを重ねることだと僕は思っています」
そしてこの後のトークでのことだったでしょうか。
これまでずっと歌ってこられたことへの感謝の思いをお話しされていて、
「僕の居場所はここなんですよね。コンサートの舞台...」
少し逡巡されて、
「皆さんの心の中が僕の居場所...」
思わず言葉にされてから、客席に向き直って、
「皆さんの心の中を僕の居場所にさせていただいてもよろしいですか?」
とお聞きになったのでした。
大きな拍手が起こったことはいうまでもありません。
 
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開演前にきよしさんご自身がステージまわりをチェックされ、ステージ前方のハロウィンのデコレーションに、さらにお菓子を足されたことを西寄さんが教えてくださいました。
きよしさんは前夜、お布団に入ってから、翌日のコンサートをどのようにしようかと考え、さらに12月の「きよしこの夜」のことも考えてしまって、睡眠時間が1分になってしまったとおっしゃっていました(笑)。
そして以前からハロウィン・パーティーをしたいと思われ、いよいよ今年、開催することになったので、きよしさんは1ヶ月前から準備を進めていらしたのだそうです。
「ハロウィン音頭」が出来上がった経緯について、お話ししてくださっているうちに歌への真摯な思いを熱く語られ、
「やっぱり皆さんに旬のものをお届けしたいという思いがいつもあるんです。旬のものを耳で召し上がっていただきたいですね。
僕は演歌歌手ではありますが、そういうふうにカテゴライズするのではなくて、一表現者として歌っていきたいと思うんです。
その曲に入り込んで、僕のからだ、命を使って、その世界を皆さんにお届けするのだと思っています。
だから、もちろん昔の素晴らしい歌を歌っていくことも大切にしていきたいのですが、僕は何より今の時代の曲を皆さんにお届けしていきたいんです。
いつも皆さんは何を求めていらっしゃるのかと考えています。
いい歌を皆さんにお届けするために、僕は命ある限り自分自身と闘っていきます。
いい作品を作って、歌わせていただいて後世に残していきたいですね」
そんなきよしさんの歌へのあまりにも誠実で熱い思いに、聞いていて胸がいっぱいになったのでした。
 
トークコーナーで、季節に合わせた”きよしシリーズ”を作ったらという話題になって、西寄さんの誘導で12ヶ月を作っていき、きよしさんがその場で浮かんだ言葉に節を付けて歌ってくださるという大サービスがありました。
4月の”エイプリルフール”で、「♪うそだよ~ん」と歌ったきよしさん、最高にお茶目でした。
 
それから「最後と決めた女だから」とそのカップリング曲である「夜霧のエアポート」と「哀傷歌」を紹介されている時に、あまりにリアルな状況をお話しされ、そのことを西寄さんに言われると、
「僕、想像と妄想の世界なんですよ(笑)」
と苦笑されていたのです。
 
ラストの「情熱のマリアッチ」までを見事に熱唱されたきよしさん。
その笑顔は輝いていて、見ているのがまぶしいほどでした。
アンコールの3曲目。「きよしのソーラン節」で客席と掛け声を掛け合っていた時のことでした。
オープニングでピエロの扮装をされた方が客席から舞台に駆け上がる時のための階段が置かれていたのですが、きよしさんは上手側ではその階段の上段に右足を踏み出して、声を掛けていらしたのです。
その姿が目に焼きついてしまいました。
何てエネルギッシュで情熱的な方なんでしょう。
さらにこの歌の最後で両手足を右、左と広げられますが、その時に、右足を有り得ないくらいぐるんと思い切り回されたので大歓声はさらに大きなものとなりました。
あと1曲。
「きよしのズンドコ節」を残すのみとなったその時、
きよしさんは、ちょっとおどけた様子でわざとふらふらっと倒れるジェスチャーをされたのでした。
”ぶっ倒れ”たりはしないから大丈夫。心配いらないよ。
だけど、皆の応援のおかげで”ぶっ倒れる”ギリギリまで僕のすべてを出し尽くせたよ。
今日はみんな最後までありがとう” 
そんなきよしさんの思いが感じられて、さらに胸熱くなった私でした。
そして最後は「きよしのズンドコ節」で大いに盛り上がり、夢のように楽しかった「ハロウィン・パーティー」はお開きになったのでした。
 
11月21日に発売が決定した「演歌名曲コレクション17~最後と決めた女だから~」のAタイプ初回完全限定スペシャル盤の特典に「哀傷歌」のPVが付くのですが、その話題になった時に、この日、ステージ前方で撮影をされていた方に西寄さんが声をかけてくださって貴重な撮影秘話をうかがうことができました。
撮影をされていたのは平石義弘さん。これまでにも数々のきよしさんのPV撮影をされてきたムービーのカメラマンの方です。
その平石さんがとりわけ印象に残っていることとして、きよしさんはPV撮影の時に、部分的にやり直したいところができても、必ずフルコーラス歌うことを挙げられました。
「きよしさんは3番だけやり直しとか、そういうことは絶対にされませんよね。そういうところがすごいといつも思います」
予定になかったやりとりだけに、とっさの質問にまずそのことが浮かばれたようでした。
その平石さんのお話を受けて、
「やっぱり臨場感を出したいと思っていますから、僕は必ずフルコーラス歌います。
今回、『哀傷歌』を撮影していた時も、歌っていくうちに3番で涙が出てきたんです。
できるだけその臨場感を感じていただきたいと思って、カット割をせず、ワンシーンで作っていただくようにお願いしました。
やっぱりメッキではなくて金でいたいと思いますから」
「カメラマンの方とのトークまであるコンサートなんて、ファンクラブ限定コンサートならではですね」
と結んでくださった西寄さん。
西寄さんのおかげで、貴重なエピソードを聞かせていただいて、またまた持ち帰る素敵なおみやげをいただきました。
ありがとうございました。
持ち上げた後でなんですが(笑)、この日、西寄さんは力が入りすぎて靴の底が取れてしまったそうです。
お召し替えのために舞台袖に戻られたきよしさんと入れ替わりに登場されて、舞台の床にある黒い塊を手にとられたのです(笑)。
力が入りすぎて靴底が取れてしまったことを、律儀に客席からもわかるように説明してくださったのです。

そして、この日は終演後、昨夜よりかなり早めに、きよしさんからのお見送りコールがありました。
「皆さん、今日はほんとうにありがとうございました。どうぞお気をつけてお帰りください」
さらに
「皆さん、今日はほんとうにありがとうございました」
もう一度そうおっしゃってくださったのでした。
きよしさん、お疲れだったでしょうにスペシャルなお見送りコールをありがとうございました。
最高にうれしかったです。
 
皆さま、3夜のご報告、お読みくださり、ありがとうございました。
駆け足でのご報告にて失礼します。