”きゃあ、泊まります、泊まります!”
グリーンホール相模大野でのコンサートの夜の部でのことでした。
ラストトークで、演歌への思いを語ろうとされて、
「演歌の良さをお話ししたいですけど、語れば3時間くらいになってしまいますから...。」
と、きよしさんがおっしゃると、”聞きたい!”、”話して!”と大歓声が起こったのです。
そんな皆の熱い反応に笑みがこぼれて、
「今夜は泊まります? 一緒に」
とささやくようにおっしゃったのでした。
もう、きよしさんにすっかりファン心を見透かされていますね(笑)。
誰だってきよしさんと一緒にお泊りしたいですもの。
きよしさんにそう言っていただいて最高に幸せな気持ちになってしまったのでした。
この日のアンコールでのきよしさんの歌唱とスパークするかのような情熱に、興奮と感動の絶頂を体感したのです。
あの絶頂感は昼間登ったスカイツリーの最高到達点である451.2メートルから見た思わず感嘆せずにはいられない絶景に遥かに勝るものだったと、まずここで書かせていただきたいと思います。
皆さま、午前中はスカイツリーに登ってまいりました。
※PCの方はデータを大きなままにしてあるので画像右下をクリックしてみてください。かなり大きな画像でご覧いただけると思います。

夜はグリーンホール相模大野でのきよしさんのコンサートに参加するのでiPodのスピーカーは軽量のブラックベアを連れていきました(何度かブログに登場したことのある白クマ君はかなりの重量なのです)。
フロア350にあるスカイツリーカフェでコーヒーを飲みながらきよしさんの歌う「一番星よ こんばんは」をかけて聴いたのです。
デッキ内はものすごい人なので、iPodのボリュームを最大にしても館内放送や雑音のためブラックベアに少々耳を近づけないと聴きとれなかったので近くの方に聴こえることはありませんでしたが、できればデッキ内にいらっしゃる皆さんに聴かせてさしあげたい気持ちでした。
「一番星よ こんばんは」は、スカイツリーに登っているシチュエーションの歌ではありませんが、私は初めて「氷川きよし節」(文化放送)で聴いた時に、「演歌名曲コレクション16~櫻~」がリリースされたらスカイツリーを見上げながら聴いてみたいと思ったのでした。
その時はこんなに早い時期に登るチャンスがあるとは思っていなかったのですが、今回実現することになりスカイツリーから地上を見下ろして”一番星”の心境になって聴いてみることを考えたのでした。

日差しが強くて画像が白っぽくなってしまいましたが、フロア350から見た浅草方面です。
赤い○が浅草ビューホテル、青い○が浅草寺、緑の○が雷5656会館です。

こちらはさらに100メートル登ったフロア450の”天望回廊”から見た浅草方面です。

こちらは”天望回廊”の端からもう一方の端を見たところです。
私は仕事先のひとつが墨田区にあって週に何回か行く機会があるのでスカイツリーが着工してから日に日に高くなっていく過程を見てきました。
ある日、見慣れた風景の中にちょこっとスカイツリーが見えているのに気づいたのですが、それ以後は見る度に高さを増し、ある日、当たり前のようにすべての建物の上にくっきりとその姿を現したのです。
まったく個人的な思いですが、そんなスカイツリーの雄姿は私の中で自然ときよしさんと重なったのでした。
最初はごくわずかの人しか知らなかった”氷川きよし”の存在と歌声が次第に世の中に知られ、愛されるようになり、今や多くの人にとってなくてはならない存在として輝き続けている。
私はそんな堂々たるきよしさんの歩みになぞらえてスカイツリーが出来上がっていく様子を見つめていたのです。
さて先にスカイツリーのご報告をさせていただきましたが、そのまま移動し、グリーンホール相模大野でのコンサート、夜の部に参加しました。
オープニングの「獅子」から情熱の歌唱が続きます。
ああ、こうしてきよしさんの歌声を聴かせていただけることの何という幸せ!
きよしさんの愛いっぱいの歌声を聴いているうちに、自分を取り巻く方たちの顔がうかんできて、自分がどんなに恵まれているのかを感じたのです。
きよしさんの放つ愛の光を浴びて、私も、客席の皆もきらきらと輝き出しているかのように感じられてきて...。
何だかあまりに幸せすぎて、もしきよしさんに出会っていなかったら、今頃、私はどうしていたのだろう? なんて想像もつかないとわかっていながらふと考えたのでした。
何という素晴らしい歌声でしょう。
私は今ここで聴いている”氷川きよし”の歌声を何よりも愛しているのだとしみじみ感じていました。
これまで心惹かれる歌手の方がいなかったわけではありませんが、こんなに自分が愛することのできる歌手に出会えるなんて、きよしさんに出会うまでは思ってみないことでした。
ずっと求めていて、そして今自分がなによりも愛しているものが”氷川きよし”の存在であり歌声なのですから、そのきよしさんの歌声に全身が耳だけになったような気持ちで聴き入り、そして聴き惚れていたのです。
先日の「NHK歌謡コンサート」でご覧になったように、きよしさん髪を短くされていましたね。ほんとうは伸ばす予定だったそうなのです。
オープニングの「獅子」から「情熱のマリアッチ」まで、”歌で巡る世界旅行”のコーナーの後、お着替えをして登場するまで少し時間を要して、西寄さんが”もう少しのようですね”とおっしゃって、トークでつなげてくださっていたのですがオープニングトークで、
”髪を切り過ぎ、ワックスを塗り過ぎました”
とおっしゃっていらしたので、それが時間を要した理由だったようです(笑)。
きよしさんは髪を伸ばしたかったのですが、きよしさんのヘア担当の”アベちゃん”が”ちょこっとだけ刈り上げましょう”と言うのでお任せしたところ、短めになったのだそうです。
きよしさんは、
”ごっそりなくなってしまって...。ワカメを食べて伸ばします(笑)”
なんておっしゃっていましたが、いい感じで刈り上げが入っていて、さっぱり加減が男らしくて逆にセクシーに思えたのは私だけでしょうか?
きよしさんは昼夜2回公演の時、
「昼の部の後、風呂に入るんですよー」
とおっしゃっていました。
髪も洗ってセットし直して心身ともに洗い立ての状態で夜の部のお客様を迎えてくださるのだそうです。
そうだったのですか。
そんな私たちにはわからないところでのきよしさんの心配り、うれしいですね。
そして司会の西寄さんが先日の「NHK歌謡コンサート」の話題をされると、初登場の時におっしゃった台詞を突然再現してくださったのですが、きよしさんはあの映像がとても気恥ずかしいそうで、できれば放送してほしくなかったそうなのです(笑)。
「リハーサルで音合わせした時にあの映像が流れたのですが、自分ではどうしても見られませんでしたよね」
とおっしゃって(笑)、結局本番でも見ることができず、司会の小田切さんとは目で会話をしたのだそうです。
「あの時はデビューして1ヵ月ほどで、番組のことも知らなくて。ただがむしゃらに歌っていましたから」
そんなきよしさんの様子を見ていて、何でそんなに恥ずかしいとおっしゃっているのか少しわかるような気がしてきました。
あの時は衣装をお召しになってはいるものの、きっと心は一糸まとわぬ裸だったのでしょう。
それがそのままあの映像に映されているからこそそんなに恥ずかしく思えるのかなと。
もちろん私は(きっと皆さまも)、恥ずかしいだなんてとんでもない。
やっぱり最初からきよしさんは一生懸命でチャーミングでエネルギッシュでほんとうに素敵。
出会いが今であっても、やっぱりすぐに心惹かれてファンになったことでしょう。
そして当然のことながら今はさらにさらに素敵!
そんなあれこれを思ったのです。
この日も「演歌名曲コレクション16~櫻~」が絶好調であり、また新たな記録を打ち立てられたことを西寄さんが紹介され、皆で万歳をしたのですが、きよしさんはていねいにお礼をおっしゃり、
「皆さんがおめでとうございます!」
と心をこめておっしゃったのです。そして、
「皆さまの思いを歌で表現して、伝えさせていただけるような歌手になりたいという思いを強くしています。
皆さんのおかげで良いスタートを切らせていただきました。ありがとうございます。
でもそこで終わりではないんですよね」
とつとつとそのような言葉で思いを語ってくださるきよしさんでした。
良い結果を出すことができたなら応援してくださった方たちにその恩返しをしたい。
そのためにもっともっと素晴らしい歌をお届けしたい。
良い結果はまた新たな挑戦への始まり。
きよしさんはそんなふうに考えていらっしゃるようでした。
”うぬぼれたら鼻の骨へし折られて、終わりだと思ってますから”
とおっしゃるきよしさん。
そんなあなただからこそ皆が応援したくなってしまうのです。
皆さま、きよしさんの分まで皆で大いに褒め称えさせていただくことにしましょう!
でも私、一度くらいきよしさんの”どや顔”を見てみたいなあ、なんて...。
その時は私がきよしさんの代わりに鼻の骨へし折られることにしますね(笑)。
歌うほどに語るほどにポジティブ(positive)なきよしさんでした。
「誰でも皆、さびしいから、優しくされたい。愛されたいと思っているんですよね。
でも優しくして、愛してと思うなら、まず自分から愛さなくてはと僕は思います」
そして
「25歳過ぎたらやっぱり演歌だと思います。
もちろんポップスも素晴らしいと思いますよ。愛や恋を歌っていて。でも演歌は...」
と言いかけて、
「演歌の良さをお話ししたいですけど、語れば3時間くらいになってしまいますから...」
というこの記事の冒頭の発言となったのです。
皆の”きよしさんと一緒に泊まります!”という反応に、うれしそうに微笑まれて、
「やっぱり25歳過ぎたら両親に自分を生んで育ててくれたことを感謝して、”ありがとう”という気持ちになってくるというか。
そして海や山や自然にもありがたいという感謝の気持ちがわいてくるんですよね
演歌はそういう人の心の優しさを表現していると思うんですよ。
だから僕はそういうものをお伝えしていきたいんです。
そして一人の人間としても一人の歌手としても成長していきたいと思います」
熱く誠実なきよしさんの言葉にじんときた私でした。
そしてアンコールは「振り子」でスタート。
めくるめくその歌唱に、きよしさんてこの世の方かしら? と思ったのです。
だってあの肉体のどこからあれほどの声が発せられるというのでしょう?
ふふ、皆さま、どうか笑ってくださってかまいません。
でも私、これまでに何度かそんなことを思ったことがあるのです。
きよしさんと見た目はかなり違っても私も目は二つ。鼻と口がひとつずつある同じ人間のはずなのに、あの声はどこから生まれてくるのかしら? 人間の出せる声なのかしら?
歌っているきよしさんを見つめながら、大真面目にそんなことを考えてしまったことがあるのです。
それほどの「振り子」の熱唱の後、間髪を入れずに「きよしのソーラン節」。
きよしさんの場内を灼き尽くすような歌声に、魂を抜かれたようになってくらくらしてしまいましたが、それは私だけではなかったようで、お隣にすわっていたKさんは”めまいがする~”と言っていたのです。
私は危うく買ったばかりのブルーハートのペンライトを投げたくなっていました。
私、かなり危険な人ですが(笑)、何とか自制してペンライトを投げずにすみ胸をなでおろすと、「きよしのソーラン節」を歌い終えたきよしさんも少し息が上がり、くらくらされている様子でしたので、皆、きよしさんと一心同体あるいは異体同心なのだなあと幸せな気持ちになったのです。

夏らしいお花が贈られていてメッセージの札に番組のロゴが入って素敵だなあと思って見ていたら、写メOKということでしたので皆さまにお届けします。