25日の「新春演歌まつり」のご報告、大変遅くなってごめんなさい。
名古屋、大阪ですでに開催され、横浜アリーナで最終になったので、内容をご存知の方も多いかと思いますが、進行にそって書いてみようと思います。
この記事のタイトルの発言は、もちろんわれらが氷川きよしさんのものです(笑)。
 
さて、今回の出演者は事務所の先輩である山川豊さん、田川寿美さん、水森かおりさん、後輩である森川つくしさん。そして新人のはやぶささん、岩佐美咲さんでした。
オープニングは出演者全員で「お祭りマンボ」。続いて「皆の衆」、そして「365歩のマーチ」を歌って華やかな幕開けとなりました。
きよしさんは昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」で着用されたマリアッチのグリーンバージョンの衣装で登場。前髪がさらに長くなっているようで、ファサファサと音をたてそうに見えたのです。
この「新春演歌まつり」は今回で6回目になるそうです。
ご挨拶のトップバッターはきよしさん、明るい声が場内に響き渡りました。
山川豊さんは開口一番”氷川豊です”
とおっしゃって、場内が”エッ?”という感じでわくと、きよしさんの笑い声が聞こえてきたのです(笑)。
山川さんが皆さんのご挨拶をまとめてくださると、きよしさんは右手拳を高く掲げていらして、力がみなぎっているのが伝わってました。
歌もトップバッターはきよしさんでした。場内大歓声となり、「情熱のマリアッチ」を熱唱してくださいました。その歌声のびやかさに、私、胸がすくような思いがしたのです。
もう、ほんとうはここでなあんにも(西寄さんの”だあれも”の真似してみました)言うことがないくらい満足してしまったのですが、もちろんご報告書いていきますね。
山川さん、田川さん、水森さんが1曲ずつ歌われ、”田川寿美さんのご結婚をお祝いするコーナー”となりました。 
山川さん、水森さんが登場されたのですが、きよしさんの姿が見えません(汗!)。
あれ? きよしさんどうしちゃったのかしら? 皆がなんとはなしに舞台上手袖を見やっていると、水色の着物に白地に文様の付いた袴姿のきよしさんが、あたふたと登場されたのです(笑)。
”すみません。呼び出しが遅かったので、間に合わなくて(笑)” とおっしゃっていました。
西寄さんが
「このメンバーで結婚披露宴をします。それではご祝辞をたまわります。代表して氷川きよしさんです」
とおっしゃったのです。
もう、きよしさん、大忙しですね(笑)。
山川さんに”大丈夫か?”と声をかけていただいて、
「大丈夫です(笑)」
とおっしゃり、一言一言ゆっくりと大切に話され、
”これからも素晴らしく輝いていていただきたいですし、大好きな歌を皆さんにお届けしていただきたいです”
そう結ばれて、
”祝いの言葉をこれにて失礼させていただきます”
と締めくくられたのでした。
山川さんに”結婚50年を経験したかのような挨拶だねー”と言われ、すっかり気をよくされたようで、きよしさん、
”夫婦っちゅうもんは一緒に困難を乗り越えて”とさらにおっしゃったのです。
その言葉を受けて、西寄さんに
「一体、どこのおじいちゃんですか?」
と言われ、さらにうれしくなってしまったようで、
「こりゃ、西寄さんっ!」と、おじいちゃん口調でおっしゃったのでした(笑)。
 
そしてお祝いの歌ということで、水森さんが「新妻に捧げる歌」、山川さんが「乾杯」。そしてきよしさんは「祝い船」を歌われました。「祝い船」を歌われたきよしさんの歌唱はまさに人生の風雪、そして風格を感じさせる堂々としたもので冴えわたるこぶしに惚れ惚れしたのです。
「新妻に捧げる歌」は、母の持っている江利チエミさんの全集で聴いたことがあって素敵な歌だなあと思っていましたが、水森さんの歌唱、素晴らしかったです。作詩は中村メイコさんなんですね。きよしさんは以前、「NHK歌謡コンサート」で江利さんの「酒場にて」をカバーされていますが、この歌もいつかきよしさんにも歌っていただけたらと思いました。
田川さんがお礼に「いい日旅立ち」を歌われ、結婚についての話題になりました。
”出会いがない”とおっしゃる水森さんに、山川さんが”休みの日はどうしてるの?”とお聞きになると、”家にいます”との答え。
「だめだよ、出かけなくちゃ。近所のスーパーでもいいんだよ。買い物をしていてリンゴがころころ落ちてさ、そのリンゴを拾ってくれた人と、ね」
山川さんがそうおっしゃると、
”コンタクトが落ちて...”と、きよしさんも話題に仲間入りされたのです。
「もうね、わざとぶつかるとかね。そういうちょっとしたことから始まるんだよ」
と山川さんが出会いのきっかけをレクチャーしてくださったのですが、きよしさん、ふんふんふんと聞き入っていらっしゃると思ったら、おもむろに
「西寄さん、(僕に)ぶつかってみてください」
とおっしゃったのです。
西寄さんときよしさんは上半身をぶつけ合ったのですが、きよしさんのおっしゃるままにお付き合いされた西寄さんは、
「ここから何かが生まれるとは思えませんねえ」と苦笑されていました。
ところがきよしさんは、満足気だったのです。
そして涼しいお顔で
「けんかをしても歌で仲直りができたらいいですよね」とおっしゃり、デュエット曲の披露となりました。
「男と女のラブソング」(山川さん&田川さん)、「麦畑」(水森さん&きよしさん)が歌われました。
「麦畑」を歌う、きよしさんと水森さんのズーズー弁、完璧に聞こえました。以前、草刈民代さんが現役のプリマだった時に、映画「Shall we ダンス?」の依頼を受け、
「私はバレリーナーであると同時にダンサーなので、どんな踊りも振り付けさえしていただければ踊れます」
と答えていらしたことを思い出しました。
そう、メロディさえつけていただければ、どんな歌でも歌えてしまうということなのでしょう。
今さらながらプロフェッショナルであるってすごいことだなあと感じたのです。
そして最後は「銀座の恋の物語」でした。ワンコーラス目を山川さんと水森さん。ツーコーラス目を田川さんときよしさんが歌ったのです。キーを先輩方に合わせているので、きよしさんはかなりの低音で歌われることになったのですが、 その歌声が甘く豊かに響いて、しびれるようでした。
後半、歌にすっかり入り込んでしまったきよしさん、田川さんに向かって”超二枚目モード”で歌われたものですから、田川さんは、”いやーん”という感じで笑っておられました。
 
そこでフレッシュコーナーとなり、森川さん、はやぶささん、岩佐さんが登場され、新曲を披露されました。岩佐さんのお話がとても印象に残っています。デビュー曲「無人駅」の詩を書いてくださった秋元康さんが、
”この曲は30年後の岩佐美咲に向けて書いたんだ。だから30年後に完成するんだよ”
とおっしゃったそうです。
素晴らしいはなむけの言葉ですね。感動してしまいました。岩佐さんは今、17歳。
”皆さん、30年後といっても47歳なんですよね”
と西寄さんがおっしゃっていました(笑)。
岩佐さんはとてもお話が上手ですし、1曲を歌い上げながらご自身のワールドをしっかりと表現されていることが感じられました。
「無人駅」はオリコンシングルランキングで初登場5位。女性演歌歌手のデビュー曲がトップ10に入ったのは1986年の城ノ内早苗さんの「あじさい橋」以来、25年7カ月ぶりだそうです。
コーナーの締めくくりに「明日があるさ」を皆さんで歌われました。
岩佐さん、森川さん、はやぶささん。きよしさんのかわいい大切な後輩の皆さんに、これからますます活躍してほしいですね。
 
と、ここまで駆け足で書いているのにかなり長くなってしまっています。
この記事で”ズボン発言(?)”まで書けないかもしれません(汗!)。
 
そしていよいよ”シャッフルコーナー”になったのです。
再び、山川さん、田川さん、水森さん、きよしさんが登場されました。
きよしさんは黒のスパンコールのジャケットに黒のサテンのパンツとカーフベルト、シャツは白でした。
山川さんはこのコーナーで歌う”ある1曲”のためにカラオケ店に通われ、2万円ほどかかったことを話されました(笑)。きよしさんは家で練習されたそうです。
最初は「アメリカ橋」のイントロが流れてきました。きよしさんが中央に進まれてマイクを構え、わーっと歓声もあがったので、ああ、きよしさんが「アメリカ橋」を歌われるのだなあと思っていたら、実際に歌い始めたのは田川さんでした。
そう、盛り上げるためにフェイントをかけてくださったのでした(笑)。
きよしさんは指揮をとるジェスチャーをされていました(ちなみにこの日はコンダクターの方がいらしたのですが・笑!)。
次は「ときめきのルンバ」のイントロが流れます。
山川さんが歌うそぶりをされたのですが、聴こえてきたのは水森さんの歌声でした。
山川さんときよしさんはごく自然にステップを踏み、バックダンサーさながらでした。
水森さんは”歌っていて気持ちよかったです”とおっしゃり、
”愛してかおり”という”愛してコール”にとても感動されたということでした。
きよしさんは、水森さんにそう言っていただいて、うれしかったのでしょう。
ご自身が音頭をとられて、3人の先輩方それぞれのお名前で”愛してコール”をしたのでした。
 
そして次に流れてきたのは田川さんの「女ひとり旅」。2万円を投資された(?)山川さんが歌われました。
先輩方は、どの歌もご自身の歌にされていて、さすがの歌唱だなあと感じました。
 
もう、ここまできたら次はきよしさんですよね。
もしかしたら、いえそうではなくてやっぱり「鳥取砂丘」?
何だかものすごくドキドキしてきました。
そこで流れてきたイントロは?
そう、「鳥取砂丘」でした。
でも中央に歩み出た方は、西寄ひがしさんだったのです(笑)。
西寄さんは両手をサーッと大きく広げてイントロでの水森さんの振りをしてくださったのです。
私の心のときめきは最高潮でしたので、さらに花を添え盛り上げようとしてくださった西寄さんの振りに、じんときてしまい、西寄さんを抱きしめたくなってしまいました(きよしさんを差し置いて何かが違うような気もしますけど、その瞬間はそれくらい動転していたんですよね・笑!)、
そして、西寄さん、下手側に立っておられたきよしさんに向かって”それでは氷川きよしさん、どうぞー”という感じで両手をきよしさんに掲げたのです。
この後は、先の記事に書きましたが、もうめくるめく歌唱にしばしぼうっとしてしまったのでした。
水森さんの大ヒット曲「鳥取砂丘」。その歌詩の中で、私が個人的にとりわけ好きなのが、
歌い出しの
「♪潮の匂いに包まれながら 砂に埋もれて眠りたい」
の、「♪砂に埋もれて眠りたい」なのです。
きよしさんはどんなふうに歌われるのかしら? 
もうドキドキがとまりませんでした。
でも、きよしさんはそのフレーズを驚くほど静かに歌われたのです。静かな、けれども燃えるような主人公の思い、もしかしたら小刻みに肩をふるわせて泣いているかもしれないその女性の後姿が浮かんだのでした。
さびの「♪鳥取砂丘の~」のファルセットもつややかで鳥肌がたちました。
日本中の人に愛されている水森さんの「鳥取砂丘」に敬意を表しながら、ひと節ひと節大切にみごとな”氷川節”で歌われたのでした。
DVDで水森さんの振りも研究されたきよしさん、オーバー気味で披露されたので大うけでした。
水森さんが「私、あんなふうにしてますかね(笑)」と苦笑しながらお聴きになると、
”してますとも!(笑)”
という感じで、きよしさん(西寄さんも)うなづかれていました。
 
今回はワンコーラスずつでしたが、”次回はフルコーラスでいきたいですね”というお話になりました。
じゃあ山川さんは次回は4万円かかってしまうのかしら? 
と思っていたら、山川さんご自身が”4万円”とおっしゃったので、場内大爆笑となりました。
そんな優しくて気さくな山川さんのおかげで、緊張がほぐれ、和気藹々とした雰囲気でコンサートができるのだとあらためて感じました。
 
※ごめんなさい。本当に”ズボン発言(?)”まで行きつきませんでした。
ここでいったんアップしますね。