昨夜の「NHK歌謡コンサート」、皆さま、ご覧になりましたか?
終演後、小田切アナウンサーが演奏をされた東京放送管弦楽団とザ・ニューブリードを紹介された後、三原綱木さんと掛け合いのようなやりとりがあるのですが、この日のテーマが”今夜は酔わせて酒歌謡”でしたので、お酒の話題になったのです。
「時代の歌、こころの歌」のコーナーでパープル・シャドウズが「小さなスナック」を歌われたこともあって、
”今夜はこれから飲みにいらっしゃるんですか?
というようなことを小田切アナウンサーがお聞きになると、
”はい。今夜は小さなスナックに行って、氷川くんが歌った「涙の酒」を歌おうと思います”
と三原さんがお答えになったのでした。
それは、きよしさんの「涙の酒」の歌唱が素晴らしかったからですよね、きっと。
何だか嬉しくなってしまったのです。
きよしさんの「涙の酒」、よかったですねー。
哀切を感じさせる高音と、あの絶妙なこぶし回しに酔いしれ、その低音の響きには凄味さえ感じて、ゾクゾクしてしまったのでした。
私は2008年12月にきよしさんがリリースされたアルバム「演歌名曲コレクション9 ~哀愁の湖~」に「涙の酒」が収録されて、初めてこの曲のことを知ったのです。
このアルバムに収録されたカバー曲の中でもダントツに反響が大きかったのではなかったかと思いますが、今回、きよしさんの歌唱を聴いていて、私は初めて、この歌の主人公がこれほど好きな女性ってどんな人なんだろうなあと、ごく自然にその面ざしが想像されたのです。
きよしさんの、長めに伸ばした前髪をゆるやかにウェーブさせたヘアスタイルは、大人っぽくムーディーな雰囲気で、私はお似合いだなあと感じたのですが、皆さま、いかがでしたか?

NHKホールに行く前にお買い物したいもの(きよしさんへのお祝いメッセージに使用する小道具)があったので、東急ハンズに寄ってからNHKホールに向かいました。
いつもと違うルートで裏道を通り渋谷公会堂の横に出ましたが、まだ前夜の雪が残っていたせいもあってか冷蔵庫の中にいるような寒さでした。
NHKホールに着いてみると、いつもはNHKホールに沿って並ぶ座席引き換えの列が、残雪の影響を避けるため、ホールの沿道に代々木公園側へと一直線に続いていました。
6時20分頃に列の最後尾に着き、座席引き換えの順番を待ってようやくホールに入場すると、暖かくてそれだけでホッとしたのです。
今回は友人のKさんが参加できず一人での参加でしたが、場内で会ったお友達とお話をし、コーヒーとサンドイッチの食事をしていたら、あっという間に8時10分前になってしまいました。
あわててホールに入ると、すぐに前説があり、小田切アナウンサーのご挨拶があって、さあいよいよオープニングとなりました。
オープニングで川中美幸さんが「ふたり酒」を歌っておられる時に、出演者の皆さんが舞台下手の待機席に順番に着席されていったのです。
シルエットですぐにきよしさんとわかりましたが、着席されたきよしさんから緊張が漂ってくるように感じたのでした。ああ、きよしさんはもう歌唱モードに入っておられるんだなあと感じて、きよしさんを見つめていました。
黒のスパンコールジャケットにパンツは黒のサテン、黒髪がなびいて、抑えても抑えきれず色気が滴り落ちてくるように感じられたのです。
細かなスパンコールのジャケットがライトの光でキラキラ輝いて、地は黒ですが、ライトの加減で茶色にも見えますし、あの細かな光り方はロマンチックで上品ですね。
心にしみる「涙の酒」でした。
私のお隣の年配の男性が、きよしさんが歌い終えると、”いいなあー”という感じで拍手をしていらしたのが印象的でした。
そして番組後半、「情熱のマリアッチ」では、昨年の”輝く! 日本レコード大賞”の時に着用されていた赤バージョンの衣装で歌ってくださいましたね。
私、きよしさんのはじけるような笑顔を、まぶしいなあと思いながら見つめておりました。
歌いながら、時折うなずいてくださる仕草に、嬉しくなって湯沸かし器のように、シュンッと心が沸き立つようでした。
ラストのロングトーン、エネルギッシュで最高でしたね。
池田輝郎さんが登場されて、きよしさんが下手袖に戻られる時、シルエットがずっと見えていたのですが、袖に入って姿が見えなくなる少し手前で心持ち足を高く上げて、タタタッと、きよしさんがリズミカルに小走りになられたように見えました。
そんな、きよしさんの様子から、生放送で2曲を見事に歌い上げた嬉しさを感じたのです。
天童よしみさんはじめ他の出演者の方も皆さん、熱唱されて、大げさでなく濃密な43分間でした。
終演後のご挨拶の時は、きよしさんは律儀にソンブレロを脱いで客席に向かって会釈されておられました。
そして終演後の歌のプレゼントコーナーとなりました。
最初は天童よしみさんです。
今年デビュー40周年。初めてレコーディングされた「大ちゃん かぞえ唄」を歌ってくださったのです。
小田切アナウンサーはとりわけ思い入れがある様子で、
”まさかここで聴かせていただけるとは”と感激した面持ちでした。
レコーディングされたのは13歳の時だったそうです。
次に山口かおるさんが登場。「許して」を歌ってくださって、ハスキーボイスが素敵でした。
そういえば山口さんが番組で歌われた「はしご酒」を聴いていて、
「♪顔や姿にゃほれないが 男らしさにゃしびれちゃう」と、
「♪よってらっしゃい、よってらっしゃい お兄さん」
という歌詩が心に残ったのですが、帰宅して録画を見て、作詩者が”はぞのなな”と知って、びっくりです。
”はぞのなな”という名前は松井由利夫先生が一時期、併用して使っていらしたもうひとつのペンネームですね。
私、松井先生が詩を書かれたとはつゆ知らず、
歌われていた、
”江戸の名残の浅草の木遣くずしの酒の味”ってどんな味なのかしら?
なんて思って山口さんの歌唱を聴いていたのです。
さて、山口さんが舞台袖に戻られたとたん、小田切アナウンサーがまだ何もおっしゃらないというのに、
ワーッと場内から大歓声が起こりました(笑)。
小田切アナウンサーが、ちょっぴり苦笑しながら、
”じゃあ、行きますか!”
というようなことをおっしゃると、さらに大歓声となったのでした。
”氷川きよしさんです!”
きよしさんは、2月8日にリリースされる「櫻」のジャケットで着用されている衣装で登場されたのです。
上着はHPで見た画像ではよくわからなかったのですが、まさに薄墨色で、襟とパンツは白でした。
小田切アナウンサーとを新年のご挨拶をされました。
「この風景は変わりませんねー」とペンライトがまたたく客席をご覧になって、小田切アナウンサーがおっしゃると、きよしさんは、にこやかにまぶしそうにあらためて客席を見渡して、
「本当に、ありがたいです。ありがとうございます。皆さん、元気でいてくださいね。皆さんが元気で笑顔でいてくだされば、僕も幸せなんです」
そうおっしゃって手を振られたのでした。
そして、
「今年、最初の生放送への出演でしたからね」
とおっしゃった、きよしさんの言葉を聞いて、ああ、オープニングでのきよしさんのシルエットが緊張しているように思えたのは、気のせいではなかったのかなと思ったのです。
「今年も『歌謡コンサート』にたくさん出させていただけるようにがんばります」
ときよしさんが丁寧におっしゃると、小田切アナウンサーは恐縮されている様子でした。
昨年大晦日の「スタジオパーク」の司会が小田切アナウンサーでしたので、
”あの時はお世話になりました”
という話題になったのです。
きよしさんとトーク番組でご一緒されたのはあの時が初めてだったそうです。
髪型の話題になると、
「髪の毛、ちょっとはねらかしてみました(笑)」とおっしゃっていました。
よほど”きよしちゃん”がお気に入りのようで、この日も
「きよしちゃんでーす!」
と両手を広げておっしゃっていたのです(笑)。
このブログでも呼び方を”きよしさん”から”きよしちゃん”に変えようかしら?
目下思案中です(ウソです・笑!)。
それからいよいよこれから歌う「櫻」についてお話ししてくださったのです。
小田切アナウンサーが
『「情熱のマリアッチ」では”情熱の愛”を歌っていましたが、今度は?」
とお聞きになり、
「櫻」では”永遠の愛”を歌っているということ、大切な人、愛する人を失った悲しみを乗り越えて生きていこうという思いをお話されたのです。
その後さらに続けて、
「櫻」は作曲された平尾昌晃先生、作詩されたなかにし礼先生の、《震災で亡くなられた方がたへの》追悼の曲でもあるといういことををおっしゃろうとして、《 》内の言葉が飛んでしまったので、少し意味が違った為(私は十分意味が通じると思いましたけれども)、場内から笑い声が起こったのです。
きよしさんはきっと、おっしゃったつもりだったのでしょう。
あれ、何で? 何か皆が笑うこと言ったかなあ? と思われた様子で、
「何か、おかしかったですか?」
とお聞きになったのです。
きよしさんは、おっしゃったつもりなのですから、気づくはずもありません。
意味は通じますし、そんなに笑わなくてもいいのにと私は思ったのですが、
きよしさんはさすがでした。そんな場内の様子を見てとって、
「すみません。僕、口下手なものですから」
申し訳なさそうに、ちょこんと頭を下げられたのでした。
その一言で、皆がほっこりとした気持ちにさせられたのです。
そして、「櫻」をフルコーラス歌ってくださったのでした。
きよしさん、
私、何度でも「櫻」を聴きたいよ!
聴き終わって、そう、思ったのです。
「櫻」を歌うきよしさんは、
”きよしちゃんです!”と嬉しそうにおどけてみせるあのきよしさんと同じ方なんでしょうか(笑)。
終演後、そんなおかしなことを一人ぽかんと考えたのでした。
23日の「氷川きよし節」(文化放送)で、”人間も宇宙”なのだと、きよしさんがお話しされていましたが、
”氷川きよし”という宇宙の奥深さ、惹きつけて止まない”はてしない魅力”を思い、「櫻」を歌いながら駅へと向かったのでした。
※駆け足でのご報告でごめんなさい。一応、お酒を飲むのを今夜は我慢して(?)書いてみました(笑)。
きよしさんへのお祝いメッセージ、29日まで受付中です。今回はカードをたくさん用意していますので、まだまだ余裕があります。一言でも皆さんのお心をお寄せいただければ幸いです。
メッセージはこの受付の記事以降のどの記事(この記事でも)のコメント欄に書いてくださってもわかるようになっています。