昨年7月から改修工事が行われていたBunkaura(文化村)。
そのBunkaura(文化村)のシアターコクーンで、リ・オープン第1作となる「下谷万年町物語(したやまんねんちょうものがたり」を観てきました。
唐十郎さんが脚本を書かれ、演出は(わが心のお師匠様である)蜷川幸雄さん。
初演は1981年、西武劇場(現・パルコ劇場)だったそうです。
ちなみに劇中歌が何曲かあるのですが作曲は猪俣公章さんでした。
物語の舞台は1948年。下谷万年町に現れた男装の麗人キティと、彼女が旗揚げしたレビュー小屋「サフラン座」の面々をめぐる物語です。
男娼を率いて歌い踊る男装の麗人キティ・瓢田役を宮沢りえさん、キティが探す謎めいた青年・洋一役を藤原竜也さん、狂言回しとなる少年・文ちゃん役を西島隆弘さんが熱演していました。
初演時を知りませんが、初演時ときっと変わることのない”熱”を感じ、猥雑で掃き溜めのように見える場所にも、光は射し、パラダイスになり得るのだと感じ、人が生きていくために大切なものは何なのかを考えさせられたのです。
藤原竜也さんのお芝居は必ず観ることにしているので、たまたま新年最初に観るお芝居がこの作品になったのですが、、新年最初に観たお芝居が、こんなに素晴らしいものですと2012年が尚さら幸先良く思えてきます。
そういえば、きよしさんもお世話になったことのある沢竜二さんが軽喜座の座長役で女装で出演されていましたが、あの味は沢さんでなくては出せないなあと感じ入りました。
この舞台で重要な設定である瓢箪池が舞台前方に設えてあったのですが、役者さんはこの池に飛び込んだり、沈んだり、全身水浸しでした。まさにぽたぽたと水を滴らせながらの熱演だったのです。
ですので前方席の方はビニールシートをかけての観劇でした。
ちなみに舞台の詳細が決まった頃、”特設<水被り>桟敷席”が発売されたのです。
ところで皆さま、もし、きよしさんの舞台でこのような演出があったとしたら、どうあっても”特設<水被り>桟敷席”に座って水を被りたいと思われたことでしょうね。
もちろん私もですが(笑)。
以下は、”特設<水被り>桟敷席”発売時の確認事項です。
将来の(?)ご参考までに。
<特設桟敷席は下記の要項をご確認のうえご予約・ご購入ください>
・舞台に非常に近い席ですが、座布団に座り、かなり見上げてご覧いただくお席です。
・舞台後方は、一部見づらい場合がございます。
・背もたれ・肘掛はございません。低い台に乗った座布団に座っていただきます。
・本公演は、水の使用がございます。水よけ用のビニールが配られますが、水がかかる可能性が高いですので、お荷物・上着等はクロークにお預けいただきますようお願いいたします。
・舞台に非常に近い席ですが、座布団に座り、かなり見上げてご覧いただくお席です。
・舞台後方は、一部見づらい場合がございます。
・背もたれ・肘掛はございません。低い台に乗った座布団に座っていただきます。
・本公演は、水の使用がございます。水よけ用のビニールが配られますが、水がかかる可能性が高いですので、お荷物・上着等はクロークにお預けいただきますようお願いいたします。
”特設<水被り>桟敷席”に座っていらした皆さまは、思いっきり水を被っておられ、髪をふくことしばしばでした(笑)。
舞台といえば、明治座の2012年のスケジュールが新年の新聞広告に載っていたのですが、すでに10、11、12月は決まっているのに、9月の演目だけが”近日公開”となっていました。
なぜ9月だけが? と、その時から何だかとっても気になっているのですが(笑)、それは私だけでしょうか?
そして、リ・オープンということでBunkamuraのオーチャードホール(主にクラシックやバレエを上演)とシアターコクーンの床を張り替えたのでそうですが、
”1989年の開業以来数々の名演に彩られ、多くのアーティストたちが立ったステージをその感動とともにファンの皆さまに届けたい”
との思いで、床材を利用したグッズを作成したのです。
"Stage Floor Products"(ステージ・フロアー・プロダクツ)と題してスツール、トレー、フォトフレームなどを作成。限定販売中でした。
私にとっては、これまで様々なお芝居を観に足を運んだ思い出深い劇場ですので、ミニトレイを購入しました。

釘跡、靴跡などがついていて、ドキドキしてきます。
ガラス板が付いていますので、トレイとして使うときはそのガラス板を載せます。
そう、そして帰り道によく考えたら、きよしさんも一度だけですが、このシアターコクーンのステージに立たれたことがあったのでした(喜!)
それは2002年10月27日。第15回東京国際映画祭「ニッポン・シネマ・クラシック」のオープニングセレモニーにゲスト出演された時のことでした。
うわあ、そう思ったら、さらにありがたみが増した私でした。


※ステージ・フロアー・プロダクツに興味のある方はBunkamuraオンライン市場で詳細をご覧になれます。