NHKの「BS日本のうた」の公開収録に行ってきました。
伊勢原市制施行40周年とNHK横浜新放送会館1周年を記念して伊勢原市民文化会館大ホールで開催されました。
放送日は
12月4日(日) BSプレミアム 午後7時30分~8時58分。
再放送が12月9日(金)BSプレミアム 午後4時~5時28分です。
再放送が12月9日(金)BSプレミアム 午後4時~5時28分です。
新宿から約1時間。小田急線の伊勢原駅に着いてホームから周囲を見渡すと山が見えました。
下の画像は会場まで行く道すがらの風景です。
午後4時から座席指定券引き換えでしたので、Kさんと4時に駅で待ち合わせ歩いて行ったのですが、地図の目印を見誤って行き過ぎてしまい少々道に迷ってしまったのです。

でもそれが幸いしたのでしょうか?
私とKさんは”今夜は眠れない(?)”夢の体験をすることになったのでした。
会場に到着して受付付近にいらした方と目が合いました。あっ、前夜の「きらめき歌謡ライブ」で誘導されていた職員の方です。
思わず
”昨夜もお世話になりました”
と声をかけてしまいました(笑)。
”いえいえ。氷川さんが出演されるのですから。どうぞ今夜もお楽しみくださいね”
とにこやかに言ってくださったのです。

さて、以下は番組の内容にふれるものになりますことをおことわりしておきますね。
約1200席の伊勢原市民文化会館大ホール。
観覧応募総数は18119通で競争率は40倍だったそうです。
ホールは1階席のみなので、どの席になってもと思っていたのですが、早くから(数日前からの方も)並ばれた方もおられたそうです。
少し暗くなってしまったのでぶれてしまいましたが、番組の看板です。

さあ、そしていよいよ観覧となったのです。
伊勢原市長、NHK横浜放送局長さんのご挨拶がありました。局長さんはご自身の人生の歌との関わりをお話ししてくださり、心に残りました。
幕が開くと、きよしさんが出演者のセンターにいらしたので、もしかしたらスペシャルショーかしら? と期待でドキドキしたのです。
開演前に小松宏司アナウンサーが、
”歌手の方が客席で歌う演出も予定しています。くれぐれも握手を求めたり、からだにふれたりされないでください”
とお願いされていたので、それはどなたなのかしら? と併せてドキドキしていたのです。
きよしさんはローズピンクのジャケットをお召しになっていてシャツとタイは黒、パンツは黒のサテン、靴は黒のエナメルでした。
「今日のスペシャルショーは、山川豊さんと氷川きよしさんです」
小松アナウンサーの言葉に、私は(きっと皆さんも)嬉しくて思わず声をあげてしまいました。
期待してはいましたが、いざ実現するとなると嬉しすぎます。
最初は”名曲イレブン”ということで11曲の歌、そしてその後3名の方の新曲が披露されました。
オープニングで、きよしさんは右拳を頭上に掲げていらして、すでに気合が入っていることを感じさせられました。
トップバッターは島倉千代子さん。「人生いろいろ」でした。
個人的には水田竜子さんの「東京ブルース」、鳥羽一郎さんの「夫婦絆」、松川未樹さんの「あなたにあげる」が印象的でした。
さあ、そしていよいよ、スペシャルショーです。
客席下手側通路に小松アナウンサーと渡辺真知子さんがいらして、山川さんときよしさんを紹介してくださったのでした。
舞台センター上段から、きよしさんと山川さんが階段を降りてこられ、きよしさんが下手、山川さんが上手です。
まずは「アメリカ橋」でした。
きよしさんはFC限定コンサートで着用されたミッドナイトブルーのジャケットに着替えられていました。シャツとパンツは黒でしたので、ジャケットだけチェンジされたのかもしれません。
このショーできよしさんと山川さんならではだなあと聴き入ってしまったのは、各々が歌う部分を驚くほど細かく歌い分けられたことです。たとえばきよしさんが2小節歌われたら、山川さんが3小節、山川さんが4小節歌われたら、きよしさんも4小節を歌われるという感じでしょうか。
それは一緒に声を合わせて歌うのとは印象がまた違うのですが、お二人の息があっていなければ不可能なことだと感じました。
「アメリカ橋」、お二人の信頼が感じられ感動をよりいっそう深いものにしてくださったのです。
続いての「星空の秋子」も同様に、お二人で歌ってくださり、会場は大いにわきました。
きよしさんが、
「山川さんのこの曲を聴くと、どんな女性も胸がキュッとくると思います」
と「愛待草より」を紹介され、山川さんが歌われ、
次にきよしさんが「あの娘と野菊と渡し舟」を歌ってくださったのです。
その後、お二人の楽しいトークに。
一人っ子のきよしさん、
「今日は兄貴と呼ばせてください」
山川さんにそうおっしゃいました。デビュー前からずっと優しく見守ってくださった山川さんと一緒に歌えることに感激しているお気持ちが伝わってきたのですが、山川さんが兄の鳥羽一郎さんのことを”厳つい顔で...”と話し出すと、鳥羽さんが舞台上手から登場されたものですから、山川さんがあわててトーンを変えたのです。鳥羽さんはそのまま何も言わずに下手に戻られたのですが、場内大爆笑となりました。
終演後、鳥羽さんが、
”いやあ、マイクも持たされないで何も言わずに舞台を歩いてくれって言われたんですよ(笑)”
とおっしゃっていました。
きよしさんはトークに一生懸命なあまり山川さんもご自分のマイクを持っておられるのに、山川さんに問いかける際、ご自身のマイクを差し出されようとして、
”私、マイク持ってます”
と山川さんに言われ、またも場内大爆笑。きよしさんらしい一幕に感じられました。
そして山川さんからのリクエストで「きよしのズンドコ節」を山川さんが歌うことになりました。
コールは”豊コール”で、ということで、きよしさんが音頭をとって練習したのです。
さあ、そしていよいよと思ったら、きよしさんが舞台の階段を降りてこられました。
客席に降り立ったと思ったら、さらに一歩一歩客席の階段を上られて、私たちの座席のすぐ近くまでいらしてくださることになったのです。きよしさんとあり得ない至近距離になって、めまいがしそうでした。
山川さんも上手側通路を移動されて、客席通路で「きよしのズンドコ節」を歌い出されました。
きよしさんは”皆さん、いいですね!”という感じで真剣な面持ちであたりをくるりと見回されました。
”豊コール”見事に決まりました。
もちろんきよしさんが先頭切ってコールされました。
きよしさんはとても嬉しそうな様子で、後方カメラがきよしさんをとらえ、中央客席を挟んで山川さんと向き合われながらも時折くるくると全方向に向きを変えて客席に向かって微笑まれたのです。
続いてきよしさんが
「♪つらい時でも泣き言は」と、3番を歌い出されると、待っていましたとばかりに”きよしコール”です。
私は、きよしさんが後ろ向きになられた時には、しなやかで美しい足元、優しげな指、そして艶やかな髪。きよしさんが後ろ向きなのをいいことに穴のあくほど見つめてしまいました。
手を伸ばさなくても届くほど近くにきよしさんがいらしても、皆さんルールを守り握手を求めることもなくきよしさんを見つめ、歌声に聴き入っていましたので、きよしさんもとても感激された様子で、ラストではきよしさんご自身が、すぐ近くの方にコールを求めてマイクを向けられたのでした。
場内が一気にヒートアップしたところで、再び舞台に戻られ、きよしさんが山川さんのヒット曲である「函館本線」を歌われたのでした。
初めて歌われるということでしたが、素晴らしい歌唱で、もっと聴きたいという気持ちにさせられました。
山川さんが続いて歌われると、きよしさんは後方に下がり、山川さんに寄り添うようにマイクを使わず一緒に歌っておられ、時折胸に手をあてておられました。
その姿に山川さんへの限りない信頼と尊敬が感じられ、じんときてしまったのです。
舞台には朱塗りの灯篭が10本飾られ、きよしさんは「番場の忠太郎」、山川さんは「しぐれ川」を歌われました。
山川さんが歌い終えられると、「情熱のマリアッチ」の衣装のきよしさんが登場され、
”熱いですねー。(体温or室温が)40度くらいになってしまったみたいです”
そんなふうにおっしゃっていたかと思います。
まさに”灼熱の歌唱”でしたので、私は頭の奥が痺れたように感じられて気が遠くなりそう(危ないですね・笑)と思っていたら、
パーン!
ものすごい音がして、きよしさんがキラキラと光る星のような紙吹雪に包まれたのでした。
あまりの美しさに夢を見ているのかしら? と思ったのです。
場内は大熱狂です。きよしさんは大歓声に送られて舞台袖に戻られると、山川さんが登場され「我が娘へ」を歌われました。きよしさんはこの歌を聴く度に涙されるとおっしゃっていました。山川さんの優しくあたたかな歌声が響き渡ったのです。
山川さんが歌い終わると、ソンブレロをかぶらずにきよしさんが登場され、
”これまで8曲。コンサートだったらこれからというところですが最後の曲になりました”
とおっしゃり、「見上げてごらん夜の星を」をお二人で歌われたのでした。
最初はきよしさんです。
舞台下手前方ギリギリまでいらして客席に向かって、ひと節ひと節を大切なプレゼントをひとりひとりに手渡してくださるかのように歌い出されたのでした。
そしてツーコーラス目は山川さんが歌われたのですが、その間、きよしさんはマイクを使わずに、山川さんの歌唱に身を委ねるようにして一緒に歌っておられました。
その時のきよしさんの姿の何と美しく感動的だったことでしょう。
忘れることはできません。
私は知らずと涙がにじんできて、きよしさんのお顔がぼやけてしまったのですが、Kさんによりますと、きよしさんも涙ぐまれておられたそうです。
最後はお二人で声を合わせて見事に歌われ、きよしさんは歌い終える時、マイクを両手のひらに挟んで拝むような仕草をされたのでした。
出演者の皆さんが勢ぞろいされ、エンディングとなりました。
終演後、皆さま感想を述べられ、きよしさんは、
”皆さん、真心をありがとうございます。僕はこれからも皆さんの思いを抱いて、心を歌に載せて伝えていきたいです”
そしてさらに右手を前に出されて
”愛を伝えたいです”
とおっしゃったのです。
きよしさん、もうこれ以上私を泣かせないでください。
私は素晴らしい熱唱に感動し、誠実な真心のこもった言葉に、嬉しくてまた涙がこぼれたのでした。
終演後、小松アナウンサーがお礼をおっしゃり、緞帳が下がってもその隙間から
”皆さん、今日は本当に本当にありがとうございます。氷川さんにあとで(皆さんのこと)ちゃんと言いますから”
とおっしゃっていました。
開演前のお願いを守ったことにそれほどまでにお礼を言ってくださって、お人柄を感じました。
今回、スタッフは2日前から会場入りして準備をされたとディレクターさんがおっしゃっていました。照明さんは1曲1曲その歌に合った色を準備され、音響さんはお客様に納得していただける音声を届けられるようにと、皆さん持ち場持ち場で力を発揮してくださったのです。
きよしさんと山川さんが客席で歌われるという趣向は思い切った試みだったかもしれませんが、お二人と会場がひとつになって、本当に素晴らしい出来栄えだったと思います。

舞台監督さんの了解をいただいて、堂々と舞台の上の紙吹雪をいただいてきました(喜!)。
きよしさんが浴びられた時には何色にも見え、星型にも見えたのですが、実際はゴールド一色で形は四角でした。照明さんや小道具さんの手腕なのでしょう。
そしてきよしさんが立たれた客席階段とその位置を示す印(白いテープ)です。
私が写メしていたら、たまたま
”ここにきよし君が立ったのねー”
といらした方がおられ、段だけ写すよりわかりやすいので、そのまま撮影させていただきました(笑)。

帰り道、Kさんとずっと話が止まらず、”きっと今夜は眠れないわねー”と話しました。
目をつぶると、こちらに向かって舞台の階段を軽やかに鮮やかに降りていらっしゃるきよしさんの姿が浮かぶのです。
もう、本当に眠れません。どうしましょ!