8日、9日の2日間4公演の最後、きよしさんは勢いこんでお話をされました。
先月の最初の頃は、声が思うように出ずもどかしい思いをされたこともご自身の言葉で話してくださったのです。
私が参加したのは両日とも夜の部でしたが、演歌名曲コレクションの中から、”今、きよしさんがファンに贈りたい曲”の最後に、「いつもみんなで手をつなごう」を歌ってくださった時、歌詩のひとつひとつに心をふるわせ、涙で瞳をうるませながら、感極まって涙声になられもしましたが、それでも、明るくにこやかに歌ってくださったのでした。
「皆さん、よかったらお隣の方と手をつないでみてください」
歌う前に、きよしさんがそうおっしゃると、皆つないだ手をきよしさんに向けて掲げて振る仕草を自然としていました。その時に、
”僕も手をつなぎますね”
そんなふうにおっしゃったでしょうか。
きよしさん、私たちと同じようにマイクを持っていないほうの右手を掲げて振られたのです。
その時、不思議なことに、”あっ、きよしさんと手がつながった”と私は感じたのでした。きよしさんの身体はひとつですから、きよしさんと手をつなぐだなんて物理的には不可能なことなのですが、でもたしかに、そう感じたのでした。
歌う前にきよしさんの手と、そして心ともつながっていたのだと、私は思うのです。
そして、きよしさんご自身もそのことを感じてくださったからこそ、歌うほどに涙されたのではないかと想像するのです。
2000年6月21日に今回、きよしさんが歌ってくださった「旅笠道中」が収録されている 「股旅演歌名曲選 氷川きよし/箱根八里の半次郎」がリリースされています。
きよしさんがデビューされた2月2日から半年もしないうちにリリースされているのですが、当時の私は会社勤めでしたので、思うように時間もなく、最初の頃はきよしさんにお会いする機会もなかったのです。そしてテレビやラジオでその歌声を聴いて、素晴らしいなあ、がんばってほしいなあと、そんな気持ちを抱いていたのですが、
このCDを手にして「旅笠道中」を聴いた時、
この歌の舞台がどこなのかは知らないのですが、突然、子どもの頃、夏休みに家族で出かけた伊豆の山あい、そして木立ちの映像が浮かんで、木々の葉が揺れる音がし、土ぼこりの匂い、ほほを撫でる風を感じたのです。
何が起こったんだろう?
そう思いました。
素晴らしいとか、感動したとか、そういう感情を軽々と超えて、名状しがたい思いでいっぱいになったのです。
そしてその時から、きよしさんが私にとって、特別な存在になったのです。
あえて言葉にするなら、”魂の歌手”と言ってもよいでしょうか。私の、まさに運命が決まった瞬間だったのです。
きっと皆さまにも、お一人お一人のきよしさんとの運命の出会いがおありかと思いますが、私はまさにその時だったのです。
それで、折りにふれ、今のきよしさんの歌う「旅笠道中」を聴いてみたいと願い続けてきたものですから、今回その夢がかなって、涙、涙となり、およそ冷静さを欠いてしまったのでした。
きよしさんが今日までずっと歌ってきてくださったことに感謝したことは言うまでもありませんが、私もそれなりにいろんなことがあったけれども、それでもがんばって生きてこれてよかった。
そのおかげでこんなに幸せな思いをすることができたなんて、本当によかった。
きよしさんから、「お疲れさま! よくがんばったね」
とご褒美をいただいたかのような気持ちになったのです。
きよしさんをずっと応援してこられている皆さまは、私のようなお気持ちになられたことがおありなのではないかと思います。
きよしさんは、9日の夜の部のラストで、やはり自分の言葉で言っておかなくちゃと思ってくださったのでしょうか...。
きよしさんにしては勢いこんで早口で、被災地にいらしたことを、
”内緒だけど”と何度かことわりながら、お話ししてくださったのでした。
そして、
「僕も皆さんと同じです。苦しんだり、悩んだりすることもありますし、病気をすることもあります。
でも決して一人ではありませんし、苦しんだり悩んだりしたら、それ以上に嬉しいことがありますね。
僕は歌を通じて皆さんとつながることができることを知りました。
ありがとうございます。
これからも氷川きよしと、氷川きよしファンクラブをよろしくお願いします」
そうおっしゃって深々と会釈をされたのでした。
シリアスになりすぎてはという思いもあったのでしょう。
あのリーゼントをアレンジしたヘア(今週の「女性自身」に載っています)のポップさ。
そして「陽春」をアカペラ&生声で披露してくださった後、マジシャン風のコスチュームの帽子を取ると、白い小鳥がきよしさんの頭の上に乗っていたのでした。
きよしさん、場内のどよめきに、
”えへへへ!”という感じで愉快そうにされていました(笑)。
コンサート途中のトークでも、小島よしおさんの真似をして”そんなの関係ねぇ!”と、きよしさんおっしゃって、さらに物まねがとまらなくなると、西寄さんもなぜか”コマネチ”を披露してくださったりという一幕もありましたし、西寄さんが赤いふんどしをお召しになってのお誕生祝いのコーナーも場内大爆笑だったのです。
私はこうして数日が経ってみて、何だか、きよしさんのお心を感じたのです。
もちろん私の勝手な想像でしかありませんが、
”歌への思い、ファンへの思いは熱く深く、切ないほど...。
僕のその心のうちをあなたには知っていてほしいけれど、でも、少しも悲しまないで、そして心配しないで。
あなたには幸せであってほしい。だからどうかいつも笑顔でいてください”
きよしさんの真心と愛のこもった歌声。そして汗と涙と笑いいっぱいのステージを見ていて、そんなきよしさんの思いが感じられたのでした。
どの曲も宝物のように大切な曲ですが、とりわけ2011年に愛と真心をこめて”氷川きよし”が歌う「情熱のマリアッチ」、間違えなく忘れえぬ1曲になったことを感じたのです。
※ご報告が遅くなりましたが、先日参加したコロムビアのモニプラに当選しました。
ありがとうございます。
「情熱のマリアッチ」、聴くほどに感動が増します。
年末に向けて応援がんばりましょう。
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