さて、皆さま、20日にメルパルクTOKYOで開催された、氷川きよし 第3回「HKのど自慢」 東京会場の観覧に行ってきました。
何だか胸がいっぱいで、何をどこからどうお話しすればよいのか、困ってしまうほどに濃密な時間を過ごさせていただいたのです。
この記事のタイトルになっているのは水森先生のお言葉です。
水森先生はいつも厳しくきよしさんを見守ってくださっておられるという印象でしたが、この日はきよしさんのことを心から褒めてくださって、その水森先生のお心に、そして、水森先生からのあたたかなお言葉に、恐縮しながらも嬉しそうなきよしさんの姿に、目頭が熱くなってしまったのです。
今回は一日を振り返りながら、ご報告をさせていただこうと思います。
この日は12時から座席券に引き換えてくださるということでしたので、11時30分頃に会場最寄の芝公園駅に着き、会場の方に歩いていくと、既に長蛇の列ができているのが見えました。
列の最後尾に並ぼうと、信号待ちをしていたところ、何と、きよしさんの車がいらっしゃったのです。そこには私とKさんしかいませんでした。
うわあ、なんというグッドタイミング! 窓を閉めていらしたので、お顔ははっきり見えませんでしたが、きよしさんが外の様子を見てくださっているのがわかり、嬉しくなったのです。
そしてその幸運はさらに続いて、きよしさんの車は会場側に曲がらずに、いったん直進されたのですが、私が列の最後尾に並んで少しした時に、車が再び戻ってこられ会場側の横を通って、私たちの方に近づいていらしたのです。、あれ? きよしさんの車が戻ってきたのかしら? と思っていた瞬間、すっと窓を開けてくださったので、きよしさんのお顔がはっきり見えたのです。素敵な笑顔でした。
雨は降ったり止んだりを繰り返していましたが、これからきよしさんに会えるのだと思うと、雨も暑さも苦にはならなかったのです。
30分くらい並んだでしょうか。ようやく引き換えの順番になりました。会場入り口に机が並んでいて、5人ほどの係の方が本人確認とチケット引き換えをしてくださっていました。空いたところに、「あちらにどうぞ」と誘導されますので、まさにここでもシャッフルされます(笑)。
分厚い当選者のリストをめくってチェックをしてくださり、チケットが入った封筒と「あの娘と野菊と渡し舟」の歌詞カード、握手会の時にかけてほしい曲を書くアンケート用紙が手渡されました。開場まで少し時間があるので、近くのお店で食事をしてくつろいでから開場を待ったのでした。
司会の西寄ひがしさんのトークの後、幕が開くと、そこには「あの娘と野菊と渡し舟」のシングルジャケットで着用されたスーツをおめしになった、きよしさんが。
「あの娘と野菊と渡し舟」をツーコーラス、歌ってくださいました。
きよしさんの歌声を聴きながら、2月2日にこの曲が発売されてから、本当にいろいろなことがあったなあとあらためて思い、きよしさんの歌声が深く深く心にしみたのです。
応募総数6245名。下は5歳から上は84歳までまさに老若男女です。
大阪会場11名、東京会場は12名の方が選ばれました。
大阪は15日に開催されています(様子を教えてくださった氷清さん、内緒のUさん、ありがとうございました)。
オープニングトークで、きよしさん、
「歌は人生のドラマ、その人の生きてきた人生がちゃんと歌に出ますから大丈夫。緊張されていると思いますが、この瞬間は二度と来ません。楽しんでください」
と出場者の方を激励されたのです。
そして、きよしさんがコンサートツアーで使用されているセットで、HKピュアリバーの生演奏で歌えることを西寄さんが話題にされると、
「明治座での1ヶ月公演でも使用しました。汗水流したセットです」
と、感慨深気におっしゃったのでした。
そして審査委員の先生方の紹介になると、きよしさんは先生方を遮らないように、上手の端っこに行かれ、しゃがんで拍手をされていたのです。水森英夫先生、水木れいじ先生、伊戸のりお先生、コロムビアの外村ディレクターが登場されたのです。
この時、水森先生が、「いくら歌が上手くても、何だか好きになれないということもあるし、逆に歌はそれほど上手くないのに感動するということもあります。好みというものがあるんです。審査員も人の子ですからね」
というようなことを笑顔でお話しされて。
”上手く歌おうとしなくていいんだよ”、”緊張しなくていいんだよ”とさり気なく励ましてくださっていることが感じられ、水森先生の優しさに、すでにじんときてしまったのです。
そして、いよいよ予選を勝ち抜いた12名の皆さんの熱唱が始まりました。
審査員の先生方のテーブルは上手側に用意され、上手から外村ディレクター、伊戸先生、水木先生、水森先生、きよしさんの順番ですわっておられ、きよしさんも歌唱について感じたことをメモされていらっしゃったのです。トップバッターは昨年「三味線旅がらす」を歌って優勝された方でした。「あの娘と野菊と渡し舟」も、素晴らしい出来栄えでした。
前半6人が歌い終えたところで、審査員がコメントされます。
きよしさんは全員の方についてコメントされたのですが、”素敵です”、”涙が出ました”、”すっきりしました”、”ありがとうございます”と、皆さんの熱唱に呼応した真心のこもったきよしさんらしい言葉が印象的でした。
そして、先生方のお言葉も出場者の目線に立っての心温まるもので、聞くほどに幸せな気持ちになっていったのです。
12名の皆さんが歌い終えると、審査員の先生は別室に移動され、きよしさんのミニコンサートとなりました。
白のジャケットに黒のパンツで登場された、きよしさんは、「きよしのズンドコ節」を歌ってくださいました。
座長公演の話題になると、
「1ヶ月公演は精神的にも肉体的にも相当なパワーがないとつとまりません。
僕は皆さんの拍手と声援のおかげで力をいただいて、そのおかげで1ヶ月がんばれることができたんです。
皆さんの真心がありがたかったです。ありがとうございました。
これって心の交信ですよね。皆さんと相思相愛というか...。
やっぱり愛し、愛されないとだめですよね」
”き、きよしさんっ! 何をおっしゃるの”
と、きよしさんの思いがけない、愛の告白(ですよね!)に、心の中でドギマギしてしまった私だったのです(笑)。
そんな愛の告白の後に、
「黒百合の歌」を歌ってくださったものですから、もう、とろとろとろ~ん。心が溶け出してしまいそうでした。
そして「今夜も片想い」です。
先日のアンケートで、この曲にハマッていらっしゃる方が多数おられることを知ったのですが、初めて聴いた生歌は生き生きとしていて、何ともいえない魅力にあふれていたのです。
そして、ここで、「あの娘と野菊と渡し舟」を皆で歌うことになり、審査を終えられた審査員の先生方も歌唱指導のために舞台に戻ってこられたのです。
スタジオさながらに、伊戸先生がタクトを振ってくださることに。
最初に水森先生から、”ここだけの”ということで、腹式呼吸をはじめ、歌のコツを教えていただいたのです。
水森先生は「作り過ぎないことです」と何度もおっしゃっていました。
そういえば外村ディレクターが、出場者のコメントをされた時に、こぶしがまわってとても上手な方に、
「いろいろな技を持っていらっしゃるので、その技をたくさん使っているけれども、技は使い過ぎるとスケールが小さくなってしまう。技を使わずにストレートに歌う部分も入れると、逆にスケールが大きくなりますよ」
とおっしゃっていたことが思い出され、そのことと重なりました。
プロの歌手の方が1曲を世に出すまでに歌い上げていく奥深さ、難しさが想像されたのでした。
水森先生は発声法の基本である姿勢の大切さをお話ししてくださってから、
「お客さんの顔を見ながら歌っていると、もっと聴かせたい、見せたいという気持ちになって、歌がくずれるのです。それはどんな歌手にもあることです。
でも、彼は歌がくずれると、調整しに私のところにやって来るんです。私に怒られにやってくるんですよ。珍しい男です。今年、いくつになるんだっけ?」
水森先生にそう問われて、きよしさんは、あわてて
「34歳です(9月に)」
と答えられ。そしてさらに
「僕は教えてくださる先生がいて、本当にありがたいです。18歳の時に声をかけていただいて、レッスンしていただいて、先生のおかげです。感謝しています」
きよしさんが、そのようなことをおっしゃったのです。
すると水森先生は、
「普通は彼の言っているようなことはお世辞に聞こえますよね。でも彼が言うとお世辞に聞こえない。彼は本気で言っているから。ウソがないのがわかるんだ」
と、きよしさんのことを褒めてくださったのでした。
きよしさん、最初は先生が何をおっしゃるのだろう? ときょとんとされていらっしゃったかと思うのですが、次第に先生の言葉に恐縮されながらも嬉しそうにされていて...。
そんなきよしさんを見ていたら、こちらまで幸せな気持ちになったのでした。
※ごめんなさい。まだまだ書きたいことがあるものですから、この続きはまた日中書きますね。
少し冷静にならないとまとまりません。今の私、幸せボケとでも言うのでしょうか?
それから西寄さんから、きよしさんの8月のスケジュールの紹介がありました。
すでにご存知の方もおられるかと思いますが、
8月2日「NHK歌謡コンサート」、13日「思い出のメロディ」、18日「きよしとこの夜」
に出演されるそうです。