きよしさんの明治座での座長公演も今日でいよいよ折り返しですね。
全43公演。今日15日昼の部が21公演目、夜の部が22公演目です。
連日、熱演&熱唱を繰り広げておられる、きよしさん、そしてそんなきよしさんを支えてくださる共演者の皆さま、スタッフの皆さま、お疲れ様です。
 
昨日の「氷川きよし節」(文化放送)でも1ヶ月公演の健康管理の大切さをお話しされていました。
”大変でしょうね”とおっしゃる寺島さんに
”はい。でもプロですから”
と余裕を感じさせる、頼もしいきよしさんでした。
 
きよしさんがこんなにもがんばっておられるのだから、私も何かに新たに挑戦しようと思い、事情があって制作が中断していた単行本をもう一度動かしてみようと、準備を始めたのです。
私の場合、お声がけをしていただいた仕事の締切りでいつもいっぱいいっぱいで、かつては編集の仕事をしていたというのに、最近は企画から動かすということをほとんどしなくなっていました。
今、準備を始めた本は、楽しみにしてくださっている方もおられたのに著者と会社の行き違いで中断したままだったのです。
このへんで、何のしがらみもないフリーの私が動かなくては大げさでなく永遠にそのままになってしまうかもしれない。
3月11日の震災を体験して、尚いっそうその気持ちを強くしたのです。
 
さて”海馬”という言葉をご存知ですか? ”カイバ”と読み、脳の記憶をつかさどる部位のことで、タツノオトシゴ(別名:海馬)の形状に似ていることからそのような名称になったそうですが、数年前に脳科学者の池谷裕二さんのお話を糸井重里さんが聞き手になってまとめた「海馬―脳は疲れない」という本を読んだ時に興味深いことが書かれていたのです。
それは、やる気というものは行動を起こすことで生まれるということでした。
やる気がなくても、とりあえずやってみるうちに興味が湧き、興奮し、側座核(そくざかく)の神経細胞が刺激を受け、次第にやる気も出てきて、行動的にもなるということが、科学的根拠から語られていたのです。
 
ここで話が飛躍するように思われるかもしれませんが、実は、このことを思い出したのは春にきよしさんのコンサートで奈良に行った時に電動アシスト自転車に乗ったためでした。
皆さんは電動アシスト自転車に乗ったことおありですか?
私は初めてでしたが、実際に乗ってみて、なぜ”アシスト”なのかがすぐにわかりました。あのペダルを漕いだ時に、ククッと加わる力! とても不思議な感触でしたが、急な坂道もらくらくと上れたのです。
旅行から帰ってきて、電動アシスト自転車の初体験がとても楽しかったので、だれかれとなく話したのですが、多くの人から
「ペダルを踏まなくても勝手に動いてしまうの?」
と聞かれたのです。
あくまでアシストなので、ペダルを漕ぐ力が増強されるだけで、勝手に動くようなことはないのですが、そのやりとりの中で、ふと、この感覚はいろいろなことにつながるなあと感じたのです。
そして、先に書いた”海馬”のことも思い出したわけなのです。
ちなみに電動アシスト自転車はモーターによって人力を補助する自転車のことで、足で漕がなくても動く原動機付自転車(モベッド)とは区別されるのだそうです。
 
そうなのです。ペダルを漕がなければ動かないのですが、ペダルを漕ぐとクックッ、クックッと電気の力が加わるのです。
その感触は、まずやってみることでやる気が出てくるというイメージと、私の中で重なったのです。
そしてここまでお読みいただくと、きっと皆さまには、私が次に何を書こうとしているか、予測がつくのではないかと思うのです。
そう、まさに、きよしさんこそがそのお手本ですよね。
常日頃、いろいろなことを考えていらっしゃいますが(時々、コンサートのトークでお話が止まらなくなって驚ろかされますものね・笑)、まさに行動の人だと思います。
常にチャレンジ、そして前進を続けるきよしさん。きよしさんは私たちに夢を与えてくださるだけでなく、私たちに忘れかけているもの、当たり前に思っていることの大切さ、ありがたさに気づかせてくださり、尚、こうして誰もが大きな可能性を持っているのだということを教えてくださっているのだなあと、感じるのです。
もし、今、やる気がわかないとしたら、それは逆にチャンスなのだと思います。
今日も、氷川きよしさんに感謝! ですね!
 
※次回は楽屋のお話を書こうと思います。