11日の夜の部に行ってきました。
前回3日夜の部にうかがってから1週間。
キメの台詞や見得、立ち回りもキマッてきて、難しい受けの演技も自然体でとてもいい感じになっているなあと感じました。
そして何より共演者の皆さんから、きよしさんを盛り立てようという気概が感じられて、いい座組みができている様子。
うれしい限りです。
”たった一度の人生だもの” の平次の言葉、今日も私の心に深く響きました。
銭を投げる時の手の動きの美しさ、何気ない平次の所作にもところどころ美しさを感じ、どんどん魅力的になっていく平次に、心ときめいた私でした。
お芝居のことは、またじっくり書かせていただきたいと思いますが、今回はトークのことを。
きよしさん、コンサートのトークで
「この一瞬、一瞬を噛みしめています。噛みしめながら、台詞を言い、歌を歌っています」
そんなふうにおっしゃっていました。
”明治座という歴史ある素晴らしい劇場で、1ヶ月公演をさせていただけるなんて、なかなかあることではないです”と、日々思っていらっしゃる様子でした。
そして
「使命を感じながら、歌っています」
ともおっしゃっていました。
「氷川きよしもがんばっているんだからとか、氷川きよしだってできたんだから、自分もがんばろう、明日もがんばろうと、お一人の方にでも思っていただけたらと思って、がんばっています」
きよしさんが”氷川きよしだってできたんだから”とおっしゃった時には場内のそこここから苦笑が(笑)。
それはそうですよね。でも謙遜ではなくて、本気でそう思っていらっしゃる様子のきよしさんに、うれしい気持ちにさせていただいたのです。
また先日の休演日にはメディカルチェックにいらしたそうです。
「山田さん、どこも悪いところありません」
と言われたそうです(笑)。
「皆さんにも、健康でいていただきたいです。検査もしてくださいね」
そうおっしゃっていました。
4年ぶりにお芝居をされて、感受性の強いきよしさん、いろいろな思いを抱かれているようですね。お芝居はきよしさんの歌に、さらなる大きな影響を与えてくださることでしょう。
きよしさんは、台本を読んでみて、とても面白いと感じ、平次の台詞の素晴らしさにも心打たれたのだそうです。
そして
”自分が台本を読んだ時の感動を、どんなふうに台詞を言えば、お客さまに伝えられるだろうか”
と腐心されたことをお話ししてくださいました。
西寄さんは今回もきよしさんの家に通って、台詞のお稽古に付き合ってくださったそうです。
「氷川さんは毎回、がんばっていらして。明け方4時になることもしばしばで、そんなことが2週間も続いたんです。傍で見ていて、氷川さんがそんなにまでがんばれるのは、楽しみに待っていてくださるファンの皆さまがいらっしゃるからだと感じました」
そんなふうにおっしゃる西寄さんに、きよしさんはとても恐縮されて、
「西寄さんには本当に助けていただきました。お皿まで洗っていただいて...」
と西寄さんの労をねぎらわれたのです。
すると、
「そうですね。たしかに、こんなにやつれまして(笑)」
と西寄さんがおっしゃったので、場内はもちろんのこと、きよしさんも愉快そうに笑っておられました。
和やかにお話しされる、きよしさんのこの日の歌唱、絶品でした。
1曲、1曲、一節、一節が心にしみいって、感動でじーんときてしまっていたのですが、
「このような立派な舞台に立たせていただいていますが、僕はそれでもやっぱりお一人お一人のため、一対一で歌わせていただいているつもりなんです」
と、きよしさんが、おっしゃるのを聞いて、おっしゃらずとも、そのお気持ち、しっかりと伝わっていますよと思ったのです。
そういえば「虹色のバイヨン」では、今日はマントを頭に巻かず、最初から翻して登場されました。真珠色のマントの裏側はゴールドなので、きらきらゴールドが見え隠れして、まぶしいほどでした。襟元、袖口、ウェストに色とりどりのビジューが輝いていて、セルクルのようなヘアバンドも素敵でした。
ラストの「浪曲一代」では、1番を歌っている時に少々アクシデントがありましたが、間奏の時に、
”申し訳ありません”と言わんばかりに片手拝みで何度も頭を下げられたきよしさんの姿に、かえって惚れ惚れとしたのです。
アクシデントはないにこしたことはないのかもしれません。でも、そんな時にこそきよしさんが見せてくださる誠実さに心動かされずにはいられないのです。
アンコールでは、「きよしのズンドコ節」を熱唱です。
きよしさんの情熱的な歌唱に胸熱く、そして爽快な気持ちにさせていただきました。ちなみに、前回は書いていなかったのですが、この時、きよしさんは赤いバラをマイクに添えて持っていらっしゃって、宝塚風で、とてもロマンチックなのです。
これはやっぱり「ベルサイユのばら」? きよしさんはさしずめオスカルでしょうか?
そして、ラストはきらきらと紙吹雪が舞っていました。
きよしさんのおかげで最高のバースデーになりました。
記念に足元に落ちてきた紙吹雪をいただいてきてしまいました。
ちなみに私がいただいた紙吹雪は金色と銀色です。
※以上、駆け足のご報告で失礼します。週明けに、また記事を書きたいと思います。
それから事前に11日がお誕生日ですというのは気後れがして、記事に書かずにごめんなさい。それなのにお気遣いくださり、メッセージをありがとうございました。