昨日、「氷川きよし節」(文化放送)でデビュー記念日2月2日にリリースされるきよしさんの19作目のシングル「あの娘と野菊と渡し舟」がワンコーラス流れました。
オンエア時は出先で聴けませんでしたが録音をしておき、帰宅して何度も聴きましたが、久々に言霊の力というものを感じました。
水木れいじ先生が書かれた言葉を水森英夫先生が書かれたメロディーに乗せて、きよしさんが歌うと、そのひとつひとつの珠玉の言葉が立ち上ってくるのです。
その情景はもちろんのこと、主人公の息遣いまでもが感じられたのです。
まさにまさに、氷川きよし ここにあり! と思わせる圧倒的な歌唱力に酔いしれています。
聞き手の寺島アナウンサーが”しみますねー” とおっしゃっておられましたが、本当にそう思います。
この記事のタイトルにも書きましたが、聴くほどに、しみます、そしてしびれるのです。ただしみじみときよしさんの歌声に耳を傾けていたくなるのです。幸せですねー。
私は新曲のタイトルを聞いた時に、私の父が若かりし頃、その映画が大好きで何度も映画館に通ったという「野菊の如き君なりき」を連想していたのです。父はとてもそんなふうには見えない強面なのですが、父のすぐ下の弟(私の叔父)が、まだ結婚する前に母に「ああ見えて実はねー」と教えてくれたそうなのです(笑)。
「野菊の如き君なりき」は歌人伊藤左千夫の小説「野菊の墓」を木下恵介監督が自ら脚色・監督したもので、原作の「野菊の墓」には15歳の少年・政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋が悲恋の物語として描かれています。
発表当時は夏目漱石に絶賛されたそうですが、その後はあまり読まれなくなってしまい、木下恵介監督に映画化されて以降再び読み継がれるようになったそうです。
そういえば松田聖子さんが主演で映画化されたこともありましたね。
ちなみに小説で描かれている船着き場は矢切の渡しだそうです。
1番の歌詞を見ますと、この「野菊の墓」をモチーフのひとつにされておられるかなあと感じました。
この機会に「野菊の墓」読んでみようかしら?
さて、書きとめた「あの娘と野菊と渡し舟」の1番の歌詞です。表記が正確でないことをお許しください。
(2011.2.5.修正済)
「あの娘と野菊と渡し舟」
忘れないでと 小指をからめ
見送ってくれた 船着場
あんな田舎の ちいさな町で
別れて何年たったろか…
懐かしいなァ… 遠くなるほど 初恋の
あの娘と野菊と渡し舟
「♪あんな田舎の ちいさな町で」
の部分のきよしさんの歌声に、とりわけ、うっとり、ほれぼれし、しびれている私です。
水木先生への思いも記事に書きたいと思っているのですが、アップするまでにまだまとまらず、少しお時間くださいね。