昨夜の「歌謡コンサート」、皆さま、ご覧になりましたか? きよしさん素敵で、見ていて、キラキラ、キラキラ! まぶしかったですねー。
私は観覧に行っていたのですが、帰宅してからすぐに仕上げる仕事があって、午前中いっぱいかかってしまったので、記事のアップが遅くなってしまいました。ごめんなさい。
番組の様子は放送をご覧になられた方はご存知の内容になりますが、流れにそって思いつくままに書きたいと思います。
まず会場に入場すると、パイプオルガンのあたりが明るくなっていました。それで今日はどなたかの曲でパイプオルガンの伴奏が入るのかもしれないなあと思ったのです。
番組開始3分前くらいでしょうか。照明が落ちたままの舞台に真っ赤なドレスの女性が登場されました。キム・ヨンジャさんでした。すると、パイプオルガンにも白いブラウスを着た奏者の方がスタンバイされていました。
そして「愛の讃歌」を熱唱され、情熱的なオープニングとなりました。きよしさんはサマーステージのために作られ、着用されたスーツで登場されました。
きよしさん、笑顔の中にもひどく緊張されているのが見ていてわかりました。小田切アナウンサーがこの日のテーマについてお話しされた時、ぐっと表情を引き締め、居住まいを正すような仕草をされたのです。ビリリッときよしさんの緊張感が伝わってきました。
前日の山梨でのコンサートの夜の部で「虹色のバイヨン」は番組のラストで歌う予定ときよしさんがお話しされていたと教えていただいていたので、 まずは「酒場にて」を歌われるのだなあと思ってはいたのですが、私たちが想像する以上に緊張されているのだなあとあらためて思い、客席から”心の声援”を贈っていました。
以前、ある演出家の方に取材した時にうかがったお話が思い出されました。
「どんな俳優さんも、舞台に上がる時には吐き気がするほどの緊張感に襲われます。それは経験を積んでも変わることはないのですが、あがるのと緊張するのとは違うんです。あがってしまってはいけませんが、緊張することは大切なことなんです。極度の緊張をするからこそ、素晴らしい演技ができるのです」
そのお話をうかがった時にもすぐにきよしさんのことがう浮かんだのですが、それほどまでに自分を追い込むことができるのも、また才能なのかもしれないなあと思ったのでした。
 
さて、岩崎宏美さんに続いて、きよしさんが歌われた「酒場にて」、しんみりと聴かせていただきました。
私は山梨で歌ってくださった時より、抑揚やビブラートを抑えて、少し控え目に歌われたように感じましたが、それが見事にきよしさんらしくというか、”氷川きよし”をたとえ知らなくも、一人の青年が思いを吐露するように歌っている。そんな印象を受けたのです。きよしさんが、その主人公に優しく寄り添いながら歌っているようで、悲痛な主人公のいる暗闇の中にも、何かほんのひとすじ光が射しているような救いも感じられたのです。
終演後のアトラクションでのお話の時にも「僕はせつな系が好きなんですよ」と話しておられましたが、きよしさんはどんなに絶望の淵におかれた主人公を歌っても、どこかにほんのわずかでも救いを感じせてくださるように思うのです。どんな絶望の中でも生きていこうという、きよしさん自身の強い思いが底部に滔々と流れているのが感じられるのです。
きよしさんの魅力的な声や歌唱の素晴らしさはもちろんなのですが、そういうものを超えて、真実の声、そして心で思いを紡ぐように歌うことができてしまう、きよしさんに心から感動したのです。
 
そして予定通り(?)に番組のラストは「虹色のバイヨン」でしたね。
きよしさん「酒場にて」を歌い終えた瞬間、とても満足され、笑みがこぼれた様子がテレビでも流れたかと思いますが、実はその後、さらに緊張されているようだったのです。他の出演者の方が歌われている時も、表情が強張っているように見えました。番組の後半、皆さんが舞台袖に戻られる少し前にお隣の岩崎宏美さんが何かを話しかけられると、それが愉快な話題だったらしく、お二人とも笑っていらっしゃるのが見えましたので少し安心したのです。そういえばいきものがかりの皆さんが「ありがとう」を歌っていらっしゃる時に、からだを少し縦に揺らしたり、膝の上に置いた手でリズムをとっていたのも印象的でした。
 
さあ、そして「虹色のバイヨン」です。先日の池袋サンシャインシティでの新曲発表イベントで着用されたゴールドバージョンの衣装で登場されましたね。イベントの時は茶色のブーツでしたが、この日は黒、それとバングルも普段は円形のパーツをつないだようなゴールドのバングルを両手にはめていますが、この日は左手だけにチェーンの飾りが付いたゴールドのバングルをはめていらっしゃいました。胸の開襟の度合いは変わらず、髪はかなりのロング、胸元と腕は汗ばんでいるかのように光ってみえました。
私がここで言うまでもありませんが、全般的に振り付けは控えめでしたが、ラストはきよしさん自身も高揚された様子で髪をかき上げ、歌舞伎で見得を切るような首を振る仕草があり、うっとりしました。
会場にはきよしさんのファンが多数駆けつけていましたが、特別にきよしさんのファンではないけれども「歌謡コンサート」にいつもいらっしゃっている歌が好きなお客様の前で、「虹色のバイヨン」がどのように受け止められるだろうかという思いもあったのかもしれませんし、生放送での初披露ということもあって、さまざまな思いを抱えて歌ってくださったのだなあと感じました。
きよしさんが歌い終えると、出演者が勢ぞろいしてエンディングとなり、ラスト、会場全体に届くように大きく投げキッスをしてくださいました。ホッとされ、幸せそうな笑顔でした。
 
終演後のアトラクションは中尾ミエさん、キム・ヨンジャさん、そしてきよしさんでした。キム・ヨンジャさんはオープニングで歌ったのは初めてのことだったそうで、「本当に光栄でした!」と何度もおっしゃっていたのが印象的でした。
 
きよしさんは「思い出のメロディー」で着用されたブラウンのサテンのスーツで登場されました。
司会の小田切千アナウンサーが「虹色のバイヨン」の衣装について「挑発的ですね」とおっしゃっていました。バイヨンの説明や健康の秘訣の話題をされていました。小田切さんがいつもお元気な秘訣は、仕事が終わった後のお酒だそうで、”私はこれです”と、くいっとお酒を飲む仕草をされると、きよしさんもその仕草を真似され「これですか」(笑)とおっしゃいました。
そしてこの日の曲は、と小田切アナウンサーが
「終着フェリーが着いた町」
と曲名を言うと、場内に???????な空気。
そうですよね。「最終フェリーで着いた町」ですよね(笑)。
間違っていることに気付いた小田切アナウンサーがしきりに恐縮されているのに、きよしさんは「いいんですよ」とまったく気にしていない様子が微笑ましかったです。
そして、「僕はせつな系が好きなんです」とおっしゃって、
「最終フェリーで着いた町」を歌ってくださったのです。
フルコーラスでした。1コーラス、2コーラスと気持ちを高めていき3コーラスでのあの”泣き歌い”。初めて聴いた時には持っていたものを床に落としてしまいましたが(笑)、今もわれを忘れてしまいます。
 
長々と書いてしまいましたが、きよしさんに今申し上げたいことは、
「きよしさん、ありがとう。大好きです!」
その言葉に尽きます。
こんなにあれこれ書いた後ですと、説得力に欠けそうですね(笑)。