目で射られたこと、皆さんありますか?
私はあります。これは体験してみないとわからないことでした。
 
先日のきよしさんの渋谷でのコンサートの中で、「妹へ」という曲を歌われた後、
「僕は一人っ子ですが、仕事の上では妹分がいるんです」
ときよしさんがおっしゃり、事務所の後輩の森川つくしさんを紹介されました。そしてきよしさんが着替えをされている間、「母ゆずり」をフルコーラス歌われました。
今年20歳になった森川つくしさん、恐ろしく緊張されているように見えました。でもその歌唱は堂々としたものでした。
きよしさん、つくしさんの緊張されて何にでも一生懸命な姿を見ると、「新人の頃の自分を思い出して、自分自身も勉強になるんですよ」
とおっしゃっていました。
きよしさんに真心のこもった言葉で紹介していただいてつくしさん、本当に恐縮されていました。
そんな様子を見ていて、ああ、きよしさんは本気でこれから事務所やお世話になった方たちに、今の自分にできることでご恩返しをされるていくつもりなのだなあと感じました。
今や森川つくしさんはきよしさんにとって唯一の後輩ですものね。まして高校生だったつくしさんが優勝されたオーディションの時にも、きよしさん居合わせているのです。
 
私は森川つくしさんのゲスト出演についてここまで書いた思いがすべてで、その後、特にそのことについてブログの記事にも書きませんでした。このコーナーのために関東圏以外にもつくしさんがいらっしゃるかどうかわからないことでしたし。
ところが、森川さんの出演について、いろいろな意見をその後聞き及びましたので、私もそれなら感想をここで書いてみようと思い、書いてみることにしたのです。
ファン一人一人いろいろなお考えがあるかと思いますが、きよしさんも新人の頃と違って、今ではきちんと発言権があると私は思います。ですので、このコーナーもきよしさんご自身も良かれと思って実現したはずなのです。
きよしさん、ご自身が事務所に恩返しをしたいと思われ、そしてそんな自分の思いを受け止めて、力を貸していただけたらとファンを信頼されているのだと感じます。
だからこそ、きよしさん、一生懸命心をこめてお話しされ、「つくしちゃんをよろしく」と紹介されていました。
そんなきよしさんの気持ちを受け止めながら、尚いっそうきよしさんの応援をしていきたいと思うのです。
 
以下は余談になりますが、きよしさんのファンの方ばかりの前で歌われたつくしさん、どんなに温かな声援が送られてもやはり相当に緊張されたのではないかなと勝手ながら想像してしまいす。
歌っている時は堂々とされていたつくしさんが舞台袖に戻る時に緊張のあまりロボットのように歩いている様子を見て、自分自身が目で射られた時のことを思い出してしまいました。
 
ある映画祭の最終日のことです。クロージングセレモニーの取材のために開場を待つ列に並んでいました。ホール入口までの階段の左がマスコミの列、右が一般の方の列と階段を挟んで両脇に列を作っていたのです。
すると階段を映画ファンの多くの方が憧れる映画監督の方が降りてきました。映画好きの私もその監督には高校生の頃から憧れていましたし、今も憧れの方です。そんな私にとって、夢のようなことに編集者になってからは取材や撮影に立ち合わせていただき、ライターの仕事をするようになってからは取材をさせていただく機会にも恵まれ、この時も数ヶ月前にお話をうかがったばかりでした。
監督はこの後のクロージングセレモニーにゲスト出演されるので打ち合わせをされてきたのだと思うのですが、私はすぐに階段を降りていらっしゃったのに気づきました。でもたくさんの方が並んでいる状況で、お声をかけて呼び止めるのも失礼だけれども、でも逆にこの距離にいてご挨拶しないのも失礼かしら? どうしよう?と戸惑っていると、監督が気づいて話しかけてくださいました。学生時代からの憧れの方ですから私も舞い上がっていたのかなあとも思うのですが、その時、射るような、刺すようなジリジリとそれこそ痛いような視線をはっきりと感じました。気のせいだとおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、これは気のせいではなかったと私は思うのです。
「あの人誰?」
「監督と親し気に何を話しているんだろう?」
この場合、幸いにも敵意ではなく、興味と羨望といった感じだったのではないかなと想像するのですが、そんな何十もの目が一瞬に向けられたため、本当にほおがジリジリと焼けつき、ひりひりと痛むように感じたのです。
まさに射るような刺すような視線。人生初の体験でした。
 
つくしさんもそんな2100×2=4200個の目、視線を感じていたでしょうか?
本当にがんばってほしいと思います。