先にきよしさんがNHKの「あさイチ」に14日に出演されることや、GWの出来事を書いていたら長くなってしまったので、そちらを(1)として、コンサートのことはこちらに書きたいと思います。
と、書き出したもののバタバタして(2)のアップが遅くなってしまいました。ごめんなさい。
「愛情のこもった歌を歌いたいですね」
この日は、そんなきよしさんの言葉が印象に残りました。この言葉を聞いたら、きよしさんを知る方なら誰でも「もう十分こもっていて、その愛情をいただいていますよ!」とおっしゃるのではないかなと思います。私もその一人です。最近はそんな時、きよしさんは決してご自身ではおっしゃらないけれども、”もっと”という意味でおっしゃっているのだなあと考えるようになりました。
これでいいとは決して思わず、自分の歌でもっともっと皆を喜ばせたい、もっともっと幸せになってほしいと、常に思っていらっしゃるのですね。だからこそ、何年経っても、よりいっそう、きよしさんに魅かれてしまうのでしょう。
さて、この日もオープニングからパワー全開のきよしさん、”力みなぎっていますよー”と言わんばかりの登場でした。階段を降りる時にはコミカルなほどに腰をツイストさせてくださったのですが、場内の大反響に、きよしさん、してやったり!という感じでククッと笑みがこぼれていました。
さてこの日の”演歌名曲コレクション・リクエストコーナー”は「ああ上野駅」でした。西寄さんの前口上も味わい深くて素晴らしかったです。やはり毎日違う曲を歌うには、きよしさんだからこそのご苦労もあるかと思いますが、西寄さんも素晴らしい前口上で応援されようとしているんだなあと感じ入りました。
そしてそんな前口上を受けて歌われたきよしさんの「ああ上野駅」、心に浸み入りました。初々しさはそのままに、いっそう深みを感じさせてくださるのです。ただただ聴き入りました。
そういえば”一曲、一曲に思い出があります”と、この日は「星空の秋子」のエピソードをお話ししてくださいました。プロモーションビデオでは颯爽としたきよしさんの首元に巻いたスカーフが風にたなびいていますが、実際は扇風機を使ってもたなびかないので、釣り糸を買ってきてスカーフの端を吊って、あのような映像になったのだそうです。それを知ってから見返すと感慨ひとしおです。
そして、きよしさん、最後のご挨拶の時に、「今日まで、ない根性をふりしぼってやってきました」とおっしゃいました。先に歌った「扇」の歌詞にもある”意地”なのだとおっしゃいました。”華やかに見えますが、本当に厳しい競争の世界。僕はそこで走り続けるしかありません。でも、こうして応援してくださるファンの方がいらっしゃるということで乗り越えられることもあるということを、今日は実感させていただいてもいます” そのようなことを切々と語ってくださいました。
「15周年を目指してがんばります。応援よろしくお願いします」と、きよしさんがおっしゃると、場内は割れんばかりの拍手と歓声がわき起こりました。するときよしさんは深々とお辞儀をされたのです。私、その時、空耳ではないと思うのですが、その歓声と拍手に混ざって、はっきりと、すごく通る男の人の低い声で”ありがとうございます”と聞こえたのです。もちろん、きよしさんは頭を下げたままの姿勢で、マイクを使わずマイクはおなかの高さくらいのところに留め置いていたように思います。
でも私は、それはマイクを通したきよしさんの声とは少し違いますが、きよしさんの声だと思いました。深々とお辞儀をした後、きよしさんはスッと頭を上げ、今度はマイクを持ってお礼をおっしゃいました。
私は、さっきはマイクを使っていなかったのだから、やっぱり空耳かな?と思いました。
きよしさんは頭を下げていらっっしゃったのでお顔は見えていません。それでアンコールの時に隣の席のKさんに「きよしさんがお辞儀をしている時に、お礼の声が聞こえなかった?」と聞きました。
Kさんは 「私は聞こえなかったけど、でもそれは、きよし君の声だと思うわ。頭を下げている時も、マイクを使っていなくても、そうやって”ありがとうございます”って言っているといつも思っていたもの。それに今日は前の席だったから聞こえたとしてもおかしくないでしょう」
そう言ってKさんは、「やっぱりそうなんだわねー。思っていたとおりだったのね」と嬉しそうな様子でした。
皆さんはどう思います? でも私もやっぱりあれはきよしさんの声だったと思うんです。
そういえば、きよしさん、いろいろとお話をされたあと、突然「皆さん、自分のことじゃないと思って聞いていませんか?」 と言ったのです。 えっ? と思ってきよしさんのお顔を見返しました。
すると「僕は(いつだって)皆さんお一人お一人に向けてお話ししているつもりなんですよ」
「皆さんに届いているのか不安になるんです。僕の気持ち、ちゃんと届いていますか?」
拍手は尚いっそう大きくなったことは言うまでもありません。
HKのど自慢のこと
この日は、きよしさんが、先にHKのど自慢のお話をされて、「この中で歌がうまいと思っている方」 「まあまあだと思っている方」 「自信のない方」とそれぞれ挙手を求めたのですが、その時、「歌は聴くけれども自分では歌わない方」で挙手された方を見て、「でも聴いたら自分でも歌ってみたくならないですか?」 とおっしゃったので、美空ひばりさんがカラオケを皆で歌うという時に、「まず私から」と歌われたというエピソードが思い出され、きよしさんも歌うことが本当にお好きなんだなあと、そんな何気ない発言にちょっとうれしくなりました。
そして、(1)でふれた質問ですが、この時の質問コーナーの最初にはこんな質問が読まれのでした。
(質問の内容で誰が書いたかおわかりになっていただけますでしょうか?)
「昨日はカラオケ屋さんに行って2時間半、『三味線旅がらす』を歌い続けました。HKのど自慢が近づいているので練習にも力が入ります。あと一歩、あと一息のアドバイスをいただけたら嬉しいのですが」
きよしさん、”女性だったらどんな感じになるんでしょう? 4つ下げくらいですかね。”とおっしゃって、突然、裏声で「三味線旅がらす」を歌ってくださいました。西寄さんが”オペラみたいじゃないですか”とおっしゃいましたが、場内大爆笑でした。それから、きよしさんも突然のことだったので、”レッスンシートに細かなアドバイスが載っているんですけれども”とおっしゃってから、部分部分、思いつくままにアドバイスをしてくださいました。
まずは歌い出しの「♪流れ長脇差 撥に替え~」の所は明るく歌った方が良いのだそうです。
水森先生には”そこで笑ったほうが粋になっていい”と言われたとのことで、今度はその部分にわかりやすく笑みを入れて歌ってみせてくださいました。「♪エー チントンシャン~」のところでは、"トン”を破裂させるようにと、実際にしてみせてくださるのですが、きよしさん、”トン”の破裂音は百発百中なんですね。今さらながら恐れ入ってしまいます。
また”こんなふうに歌うというのもあります”と、歌い出しから「♪チントンシャン~」のところくらいまで、心持首を伸ばして振りながら小唄風に歌ってみてくださいました。もう、本当に七色の声を通り越し、きよしさんの声は万華鏡のようです。そこで西寄さんが”ニワトリのようじゃありません?”なんておっしゃったので、大爆笑になりました。きよしさんもレコーディングの時にはいろいろトライされたようでした。
そして、ラストの「♪気まま向くまま」のところは、コブシを入れなくてもよいと言われたのだそうですが、きよしさんはあえて、2回入れることにしたのだそうです。それで入れないバージョンと入れたバージョン、そしてその部分だけ、”ここですねー”という感じでまたまた歌ってくださいました。
さらに「僕のキーは高いんですよね。でも男性だったら、こんな感じでしょうか」
と、男性の方のためだと思うのですが、半音か一音くらい下げた状態で、また歌ってくださいました。この音下げバージョンのきよしさんの「三味線旅がらす」も、違った魅力で、またまたうっとりしました。
記憶だけを頼りに書いているので、抜けてしまっていることもあるかもしれませんが、大体このような流れで楽しく歌唱指導をしてくださったのでした。
この時のきよしさんの様子に、一曲を作り上げるまでの試行錯誤をほんのちょっぴり垣間見たように感じましたし、もしきよしさんが先生だったら、水森先生より厳しい”スパルタ指導”をされるのではないかしらと想像し、愉快な気持ちになってしまったのでした。
きよしさん、いつも本当にありがとう!


きよしさんのこの日のトークでは健康の話題も印象に残っています。
きよしさんは夜は日本酒を飲むそうですが、朝は野菜やフルーツをジューサーで搾って飲んでいるのだそうです。西寄さんの健康のことも気にかけて「もし西寄さんが具合が悪くなってコンサートに来れなくなってしまったら、僕はどうすればいいんですか」
と、きよしさんがおっしゃると、西寄さん
「私がいなくても、そんな。お客様はいらしてくださいますし。私がいなかったらなんて、とんでもない」と、答えました。すると場内から”そんなことないです”とばかりに拍手が大きくなっていきました。すると西寄さんが恐縮されたのはもちろんなのですが、きよしさんのお顔がぱあっと明るくなって嬉しそうに微笑まれていました。西寄さんのことを本当に信頼されて大切に思っていらっしゃるのですね。
とはいえ西寄さんがトークをしていると、きよしさんがマイクを使わずにチャチャを入れるので、西寄さんが「マイクを持っておっしゃってください!」とおっしゃって、きよしさんのマイクを持っている腕を持ち上げるという一幕もありました。どうもきよしさんは西寄さんの笑いのツボを心得ていらっしゃる様子です。
きよしさん、そんなやりとりの間もとてもリラックスして、楽しんでいらっしゃることが伝わってきました。
”常に前向きに、この一瞬、一瞬を大事に、そして楽しんで生きていきたい” そして ”常に良い(エネルギーの)言葉を使っていきたいと思います”ともお話しされていました。
思い返せば、昨年の大宮ソニックシティでのコンサートは7月。新曲の話題をきよしさんがしてくださって、ワクワクドキドキしたことがついこの間のことのように思い出されます。
きよしさんのおかげで充実した1年を過ごさせていただいたのだなあと、感謝の気持ちで胸がじーんとしたのでした。
きよしさんのファンになれて本当に幸せな私。氷川きよしさんに感謝。ただただ感謝するばかりです。
きよしさん、いつも本当にありがとう!