昨日18日、市川市文化会館でのコンサート、夜の部に行ってきました。
関東は前夜から雪が降り出して、早朝にはだいぶ降り積もっていたので、通勤の足もだいぶ乱れました。氷室の中にいるような寒い日になりましたが、午前中には雪は止み、日がさしてきました。

そして今回の記事のタイトルは、なんときよしさんのお言葉なんです!
「お寒い中、平日のお急がしい中、氷川きよしコンサートにお越しくださり、ありがとうございます」というオープニングのご挨拶のあと、
「寒いですねー。こんな寒い日は、僕の熱い歌声であったまってください」
きよしさん、笑顔でサラッとそうおっしゃったのです。
思わず、きゃあっ!!の私でした。

が、きよしさん、すぐに
「おこがましいのですが」
とちょっぴり恥ずかしそうにそう言葉を付け加えたのでした。

”おこがましくなんかありません。もう、何十回でもおっしゃってください!”
そんな気持ちになりました。
そんなふうにちょっぴりロマンチックに、そして和やかなムードで夜の部のコンサートがスタートしました。

今回の「演歌名曲コレクション・リクエストコーナー」は、なんと「潮来笠」でした。今現在のきよしさんが歌ってくださる「潮来笠」、いいですねー。全国で毎回どの曲を歌ってくださるのか、すべてを聴くことはとてもかないませんが本当に楽しみです。
このような挑戦も、きよしさんが11周年を迎えて、初心に戻ろうという思いからなのだと、「潮来笠」の堂々とした歌唱にそう感じたのでした。
そして一瞬、一瞬、一回、一回のコンサートを怖いとまで思うほどに大切に思っていらっしゃる、きよしさんの今の心情から生まれてきた企画に違いありません。
ちなみに、紅白歌合戦の”ときめきキラキラセクシー系”の衣装で「潮来笠」を歌ってくださったということも貴重な機会なのではないかと思います。

そして、今回から、もうひとつ新企画が始まりました。それは「質問コーナー」です。

エントランスに質問を記入する用紙と、その用紙を投函するボックスが置かれています。
用紙には”♪ 教えて!! きよし君 ♪ 質問コーナー”。
「きよしくんに聞いてみたいことをお書き頂き、ロビーの専用ボックスへお入れください。
コンサート中にご紹介させて頂きます!!(全てのご質問に答える事は出来かねますので予めご了承くださいませ」
と書かれています。

特に質問者の名前を書く欄もないこともあり、コンサート中に、西寄さんが予めスタッフの方が選んでくださった質問を読み上げて、きよしさんに聞いていってくださいました。
特にどなたが書かれたのかなどのやりとりはありませんが、きよしさんが質問に答えてどんどんお話ししてくださいますし、思ったよりコーナーの時間をとってくださっていたので、とても充実していました。以前のふれあいコーナーのようにきよしさんとお話ししたいと思っている方には、その希望はかなわず残念かもしれませんが、きよしさんがひとつひとつの質問に誠実に答えてくださるので、きよしさんのお話を聞いているうちに、コンサート会場にいるのに、何だかきよしさんのお家にお邪魔して、「うん、それはねー」なんて、お話をうかがっているようなくつろいだ気分になってしまいました。

さて、私が昨夜の質問で印象に残ったことは
「ふるさと夜汽車」のうなり節についての質問でした。アルバムでは3番まですべてうなっているのですが、コンサート会場ではうなったり、うならなかったり、それはどうしてなのかというような内容でした。
きよしさんがおっしゃるには、その時のコンディションや気持ちに任せて自然に歌っているのだそうです。
ちなみにレコーディングの時は水森先生もディレクターさんも”うならない方が良い”とおっしゃったのに、きよしさんご自身が、どうしてもうなりたいと思って、あのようにされたのだそうです。
その話題から、きよしさん、”うーん”と考えこまれていました。やはり人間ですから、その時々の思いでうなりたい時も、うならないで歌いたい時もあるのでしょうし、昨夜は1番はうなりませんでしたが、3番ではうなっていました。
西寄さんは、そんなきよしさんを優しく見つめ、型どおりに歌うのではなく、そのとき、そのときの思いで歌い方も変わることの素晴らしさを話されて、そして、
「皆さん、毎回、うなった、うならないと正の字でつけておいたらいいですね(笑)!」
と、まとめてくださいました。

そしてその話題とつながるのですが、西寄さんから、古賀政男先生がある歌手の方が歌っているのを、横で聴いていて、一緒に涙され、「歌は気持ちで歌うものだ」とおっしゃったというエピソードをお聞きになって、きよしさんは、その”気持ちで歌う”ということはどういうことなのだろうと、とてもとても考えていらっしゃるのだそうです。

ところで、このエピソードは、森進一さんが「人生の並木路」をレコーディングされているところに立ち会われた古賀先生のエピソードなのではないかと思います。NHKのドキュメンタリー番組で見た記憶があります。
この話題になったら、きよしさん、楽譜どおりに歌うことだけでなくて、気持ちで歌うこと。でも経験している思いは歌えるけれども、自分が経験していない思いはどう表現するのかetc....。
と、一気に言葉にされたかと思うと、今度はまた考え込んでしまったのでした。
そんな、きよしさんからは純粋な歌へのあふれる思いが感じられ、プロフェッショナルなきよしさんに畏敬の念と、同時にそんなふうに真摯に悩んでいるきよしさんに愛おしさを感じてしまったのでした。

さて、質問は他にもいくつか読まれたのですが、私が印象的だった質問をもうひとつ。
質問は「最近、ますます涙もろくなってしまったのですが、きよし君は涙をこらえる時、どうしていますか?」
というような内容だったかと思います。

きよしさん、考えていて
「こらえる必要ないんじゃないんですかね」と言ってくださいました。
「それでどなたかに迷惑がかかるというわけではないんですから」と。
そして、旅先にポータブルDVDを持参して、よく映画を観るというお話になりました。西寄さんと一緒に見るときもあるのですが、いつもきよしさんの方が先に泣いてしまうのだそうです。
そして西寄さんが泣かないと
「なんで泣かないんですか?」
と問われるのだそうです。
西寄さん、
「心では泣いているんです。氷川きよしさんの前で、とても泣くわけには参りません(笑)」
そう、答えていらしゃいました。
そして
「もともと男性のほうが涙もろいんだそうですね」
と西寄さんがおっしゃると、きよしさん
「男は甘えん坊ですから」
そう答えていました。

そんなふうに新企画は充実の質問コーナーとなったのでした。

きよしさんの熱い歌声で見も心もすっかりあたたまって、帰り道は手袋も不要で、駅までの道のりを足も軽やかに歩きました。

この日もきよしさん、「生きていくということは大変なことですねー。でも人間は生まれたら生きていくしかないんですよ。」
そんなシリアスなお話もされていました。でも同時に、今、舞台に立っている”氷川きよし”が、自分自身で一番好きなのだとおっしゃっていました。”それ以外の自分はそんなに好きではないんです”とも。

うれしいですね。
でも私たちファンも、きっと同じかもしれません。
皆さん、きよしさんのコンサートに行くときは、思い切りおしゃれをして、とびきりの笑顔ですものね。私も、きよしさんのコンサートの客席にいる自分が一番好きといえば確かにそうかもしれません。

そして何よりもその素晴らしい歌声に、今宵も酔いしれたのでした。


【ところで最近のきよしさんの画像です。何の画像かは書かずともおわかりですね?】

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