皆さん、お正月、いかがお過ごしでしたか?
2009年をこれ以上ない熱唱で締めくくってくださった氷川きよしさんのおかげで幸せな気持ちで2009年を送り、迎えた2010年。まずはお正月、平和な気持ちでのんびりと過ごしていました。

3日の日に放送された「演歌の花道」では、きよしさんの歌う『津軽平野』が心にしみ込み、とりたてた出来事がなくてもつつがなく過ごせる一日の大切さを思いました。

さて、今日の「氷川きよし節」(文化放送)では、心待ちにしていたきよしさんの昨年、東京国際フォーラムで開催された「きよしこの夜」についての思いが放送されました。放送の都合で1週間に1度放送される地域では先に放送されたようで、内容はお友達から聞いていたものの、ぜひきよしさんがどんなふうに語っていらっしゃるのか、聞きたいなあと今日まで楽しみにしていたのです。
「氷川きよし節」(文化放送)では毎週火曜日は“きよ句会”。
今日の放送の最後に紹介された句は「きよしこの夜」での感動を詠まれたものでした。その句からクリスマスコンサートの話題に自然となったという感じでした。
すでにお聞きになられた方にはご存知の内容になりますが。

※以下「 」は氷川きよしさん、――は寺島尚正さんの会話です。

「初めて2日間、4公演させていただいて」
――どうですか?
「実はコンサートをする1週間前に風邪をひいてしまいまして。
絶対、フォーラムまでには治そうというふうに思って治しましてですね、本番に挑ませていただきましたけど。
本当に本番が始まって、とにかく一生懸命心をこめて歌うことのみを考えて、感謝の気持ちを込めて歌わせていただいたつもりなんですけれども。

――その感動は伝わってますもの、ねえ。
「エンディングにアンコールで『かあさん日和』を歌わせていただいて。
実は初めて、デビューして10年、そして東京に上京して14年になりますけど、東京のコンサートを両親に観てもらったんです。(皆さんに)紹介したかったんですけど、そんな目立ちたがり屋な親じゃないんで、あんまりこう、ねぇ、かわいそうだからこっそり観てもらってたんですけど。やっぱり東京に出てきて14年で初めて東京のコンサートを観せるっていうのは自分自身感動的ですし、やっぱりいろいろな思いがすごくつのってきて、胸にぐっとくるものがありましたよね、はい」

――コンサートを観終えたご両親は何てきよし君に言ってました?
「やっぱり自分の子どもであって、子どもでないような感じがしたって、やっぱり、まだずっと言いますね。まあうれしいようなさみしいような、(ひと息ついて)言い様がないです」

――『かあさん日和』を歌ってきよし君がグッときた時、ご両親もグッときたでしょうね。
「そうですね。母はずっと泣いていたみたいなんで」

――コンサートの始めからですか?
「はい。(少し間をおいて)父は緊張しちゃって何回もトイレに行っていたみたいです。やっぱり親子ですね。血が繋がっているというか。つくづく親に似ているなあと思いますね。性格も顔も形も内面も。それはもう変えようがない」

――でも親も子もそれぞれ、ああ一緒なんだなっていうのを、今回のコンサートで感じたんでしょうね。
「ああ、感じました。うーん。離れていても。30代になっても親は親ですし、子どもは子どもだなあと思って。いつも心配していたり。あのう、するんですよね、離れてても。
それで東京に2,3日いてもらったんですけど、久しぶりに親子水入らずで一緒に過ごしていると、ああ、子どもの頃から18年間ずっとこうやってきたんだなあーと思って。
でも東京に上京して一人で生活して何か自分の世界ができてくるわけじゃないですか。
何か離れてしまったら、ちょっとやっぱりどっかで親に気ぃつかったり、(言葉を継いで)してたりする自分がいて。おたがいそうなんですよね。
きよしには何かおいしい物を食べさせてあげないといけないのかなとか。何か親戚のおばちゃんにね、(きよしは)芸能人になっているから、あんまり手作りの、素朴なもん、作ったらいけないのかなとか(言っていたって聞いて)。
親にそんな言われると何かちょっと悲しくなってしまって。何か申し訳(と切って)、僕がそういうふうな雰囲気を作っちゃっているのかなと思って、何かすごい反省しちゃいました」

――いやあね、きよし君のご両親に対する気持ちは全然変わっていないんだけれども、ご両親からしてみると、きよし君があまりにも毎日TVに出てそして週刊誌だなんていろいろ出ているから、ちょっと距離があるように、まあそうやって錯覚をしているだけなんですよね。
「そうなんですよね」

――親子はいつも距離は一緒なんだっていう。
「僕がちゃんとそれをフォローができるように、もっと大人にならないといけないなと思いましたけど」

――いやあ、でもいいお話を聞かせていただきました。

きよしさん、寺島さんの言葉に恐縮された後、句を詠まれた方にお礼をおっしゃってエンディングとなりました。

ラストの”僕がちゃんとフォローできるように”とおっしゃった時には、ちょっと涙声のようでしたが、すぐに”もっと大人にならないといけないと思いましたけど”ではとても明るい声で、ラジオなのでお顔は見えませんが、”笑声”とでもいうのかしら? その声からきよしさんの笑顔がうかんだのでした。

句を詠まれた方は4公演のラスト12月15日の夜の部での感動を句に詠まれたそうです(Hさん、素敵な句をありがとうございました。句が素晴らしかったので、このようなお話が展開されたのだと感じました)。
今またあの日の感動がよみがえってきます。

※(  )内は私が想像して勝手に補足してあります。また、一件プツプツ切れているように思える部分は、きよしさんが言葉を選びながら話してくださっているため、ちょっと間ができた部分ですが、感じが伝わればと思って、忠実に切ってみました。