皆さん、「演歌名曲コレクション11~ときめきのルンバ~」、お聴きになりましたか? 
私はもっぱら移動中にiPodで聴いていますが、見慣れた街角も殺風景な地下鉄の通路も、きよしさんの歌声がひとたび流れると詩情豊かなロマンあふれる風景へと一瞬にして変貌します。
ああ、なんて幸せなのでしょう。
あわただしい日々も、きよしさんの歌声のおかげでトキメキいっぱいで過ごしています。
もちろん家でゆっくり&しっとり&じっくり&しんみり聴ければそれが最高なのですが。それは週末の楽しみにしたいと思っています

さて今月5日、6日と中野サンプラザホールでコンサートが開催され、その際、とても個人的なことながらサプライズがあり、忘れられない思い出のひとつとなりました。
個人的なことなのでブログに書くことは控えたほうがよいかなと最初は思い、先日のコンサートの記事には書いてはいなかったのですが、一緒にそのサプライズを体験した友人のKさんが、「そんなことない、書いてほしいなあ」と背中を押してくれたので、書いてみようと思います。
先に、私にとっては、大事な経緯を書いていますので、興味のない方はそこは飛ばして、画像を掲載している後からをお読みいただければと思います。

このブログをたどっていただくとおわかりかと思うのですが、私は11月5日の早朝3時くらいに3日の「氷川きよし節」の公開放送のご報告記事を書きあげています。実はその後、私は人生で初めての応援ボード作りにチャレンジしたのです。
私には姉妹にも等しいKさんという友人がいて、いつもコンサートはその方と手分けして申し込みをするのですが、5日の日はKさんが申し込んだ分で、サイドの最前列の席がとれていました。
もっと早くから準備していればよかったのですが、これまでに応援ボードを作った経験がなかったので、まったくそういう発想がなかったのです。それなのに前日の4日になって朝突然、応援ボードを作ってみようかしら? と思い立ったのでした。
最前列でボードを掲げれば、きっときよしさんが見て下さるでしょうから、そうしたらKさんはどんなに驚き喜ぶかしら? Kさんの嬉しそうな顔が浮かびました。もともと私は人を驚かせることが大好きなのです。でもその日は朝から仕事が立て込んでいてあまりにも時間がありませんでした。ボードに「演歌名曲コレクション」のジャケットをカラーコピーして全作を飾ろうというアイディアだけはまず浮かんだのですが、そのジャケットのカラーコピーをしに行っている時間がないままに出かけないと間に合わなくなってしまいました。出かけた後はいくつかの仕事先をまわるので、少々の空き時間はありますから、その時にカラーコピーをとるしかない! と決心。ジャケットの中身を全部抜いて、空のジャケットがつぶれないように箱にひとまとめにして入れて、それをそのまま持って出かけました。
結局コピーは出先でとることができ、材料は東急ハンズに行っている余裕がなくて、近くにあった100円ショップで利用できそうなものを購入しました。
これで材料の用意はできたのですが、この日に限って仕事がなかなか終わらず、帰宅は夜11時を過ぎてしまいました。そしてブログの記事も続きを書くつもりでいたので、きっと記事を書かなくては(約束を守れないようでは)、ボードも上手に作れるはずはない! そう決めて先に記事を書いていたら3時になってしまっていました。翌日は8時半には家を出なくてはなりません。でも、私はその時、何だかものすごく創作意欲?に燃えていて、眠さを感じませんでした。

そうして深夜3時過ぎから人生初めての応援ボード作りにトライしたのでした。文字をたくさん作るのは初心者ですから、まず物理的に無理そうなので、シンプルな言葉を日中考えていて、
「魂の歌声 ありがとう」
にすることにしていました。ボードは持ち運びを考慮してA2サイズ(420mm×594mm)の画用紙を2枚張り合わせました。そして、周囲に「演歌名曲コレクション」のジャケットのカラーコピーを1枚1枚貼っていきました(原寸大です)。まだ発売されていない11については、大きな画像が限定盤のピンクドットの方しか入手できなかったので、そちらだけを貼ることにしました。
さて、次は文字です。PCで良さそうな書体を決めて、拡大表示したものを赤のダーマトで一文字ずつ紙に写し取っていきました。
その時点で4時を過ぎていましたので、うわあ、ここまでやってやっぱり仕上がらなかったらどうしよう? そんな不安をいだきながら文字を貼り付けていました。やり慣れないことを余裕なくする時はそういうものなのかもしれませんが、いつもはどこかしらに何本かあった太マジックが、最近使っていなかったからでしょうか、まったくなかったのです。あるから大丈夫だと思って購入しなかったのですが、あるのは中細くらいのマジックばかりでした。
それの中細のマジックで文字を塗り潰す作業は遅々として進まず、このままではまったく睡眠時間がなくなってしまうと思い、文字の塗りつぶしはコンサート前に仕上げることにして、結局6時くらいに作業を終え、少し仮眠して仕事に出かけたのでした。

いつも朝早く出勤するわけではないのですが、この日はたまたま午前中から仕事でしたので、応援ボードを貼り合わせた部分で折り曲げ、紙袋に入れて通勤ラッシュにも負けず、持って出かけたのでした。
太マジックは朝、コンビニで購入しておいたので、仕事をがんばって終え、開演35分前に中野駅に着き、サンプラザホール近くのスターバックスコーヒーに入って、隅っこの席で文字の中身を塗り潰していました。

肝心のKさんには、直前のメールで初めて応援ボードのことを知らせました。というのもなにぶん初めての応援ボード、出来栄えに自信がありません。優しいKさんのことですから、どんな出来栄えでも「よくできている」と言ってくれることはわかっています。でもその言葉の奥の真意をちゃんと見極めて、Kさんが無理しているようなら、きよしさんにお見せすることはやめよう。そう心に決めていました。
それで私のほうが先にスターバックスコーヒーに着いて、仕上げをしていたら、Kさんの「うわあ、すごく素敵。私、部屋に飾りたいわ」という声が聞こえました。
その一言でKさんが応援ボードにとても喜んで下さっていることがわかりました。その時に、もうこのことだけでも報われたなあと嬉しくなりました。そしてコンサートできよしさんに見ていただくことにも迷いがなくなり、Kさんに手伝ってもらいながらモールを付けて最後の仕上げをし、コーヒーを飲んで、会場へと向かったのでした。


イメージ 1
人生初の応援ボードです

会場に着いたら、サイドの最前列は何も遮るものがありませんが、センター席(中野サンプラザのセンター前列は0列なのです)よりは、適度に舞台から距離があります。これはもう絶好のポイントです。Kさんと
「この位置だったら、きよしさんがサイドに来て下さった時に見てもらえるよね」と話し、西寄さんが応援団長になっての応援コーナーと、アンコールの『箱根八里の半次郎』でこちらサイドにいらした時の2回掲げようと事前に相談しておきました。
応援コーナーでは、きよしさんセンターでお話しされているので見て下さったかどうかわかりませんでしたが、HKピュアリバーの方や西寄さんがボードを見て下さっている様子でした。
そして、アンコールの『箱根八里の半次郎』で、私たちのサイドにきよしさんがいらした時に、今だ! とばかりに「きよしさん、ありがとう!」と心の中で念じながら、友人とボードの両端を持ってきよしさんに向けて、胸の高さまで上げました。
きよしさんが明らかにボードを見て下さっていると私たちにはわかったのですが、きよしさんはさらに瞳を大きく開いて、私たちに視線を合わせて下さって上半身をちょっぴり前に伸ばして「見ましたよ!」と、明らかにわかるように合図して下さったのでした。
私はそんなきよしさんに”ぺこりん”と思わず会釈してしまいました。

きよしさんが優しい方だとはもちろんわかっていますし、これまでずっとそう思ってきましたが、この時のきよしさんの様子に、それにしても何て心優しい方なのだろうと感動してしまいました。視線をボードに向けて下さっただけで、私たちには、きよしさんがメッセージを見て下さったことが十分にわかりましたし、それだけで天にも昇る気持ちになったはずなのですが、さらに(もちろん歌いながらですが)、”メッセージを受けとりましたよ”と、はっきりわかるように目で合図して下さるなんて。きよしさんのあたたかな人柄に接することができて、感動せずにはいられませんでした。

コンサート終演後、お隣の席の方や、後ろの席の方たちまでが「きよし君、しっかりメッセージ見てくれていたね! 最高ね、よかったね」と、一緒に喜んで下さったことも忘れられません。
こうして私の応援ボード初体験は無事に終わったのでした。
こうなるとすべてが報われたという気がして、前夜の睡眠時間1時間も少しも苦になりませんでした。
ちなみにKさんはその夜、感動で目が冴えてしまい、1時間しか眠れなかったそうです(笑)。

こんなふうにこれまで応援ボードを作ったことがないのに、突然思い立って無事に作ることができたのは(出来栄えはボロボロですが)、友人の驚く顔見たさと、ブログのお友だちの麻呂ちゃんがいつも素敵なボードを作っていらして、ブログでよくその製作過程を拝見していたことが大きかったと思います。
麻呂ちゃんには先日、お礼のメッセージを送りましたが、記事を書くのは今日になってしまいました。この場を借りて再びお礼申し上げます。”ありがとうございます!”

ところでこの応援ボード、実はKさんにそのままプレゼントするつもりだったのですが、きよしさんに見つめていただけたと思うと、急にものすごく大切なものに思えてしまって(すっごくゲンキンな私で恥ずかしいですが)、友人には同じものを新しく作ってプレゼントすることにし、このボードは今、私の部屋に置いてあるのです。