さて昨日22日はきよしさん、文化放送の「氷川きよし節」と「大竹まことのゴールデンラジオ」の2つの番組に生出演でした。
「氷川きよし節」ではアルバム紹介とともに、寺島さんをナビゲーターに「浪曲一代」の台詞のレッスンもあり、楽しかったですね。寺島さんて本当に器用な方ですね。そして続いて、大竹まことさんの番組では”大竹メインディッシュ”のコーナーに出演されました。大竹さんが突っ込んで聞いて下さるので、きよしさんもそれに応えて本音を吐露して下さっているのが、その口調から感じられます。
ところでこの放送ですが。文化放送ポッドキャストで聞くことができます。私も試してみたのですが、聞けましたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、念のためご案内しますね。他の番組もこんなふうになったら好きな時に聞けていいですね。

文化放送 ポッドキャスト http://www.joqr.co.jp/podcast/index.php


さて放送ですが、10年続けてきたことについて聞かれたきよしさん。
「浮き沈みの激しい世界ですもんね、本当に。自分を強く持っていないと流されたり。何かわからなくなったり……。まあ、した時期もありましたけど。10年経ってやっとスタートラインに立てたような気がします」

大竹さんにリラックス方法や、はまっていることを聞かれて、水泳とジョギングが好きでコンサートで東京を離れるとスタッフと一緒に走るという話題に。走る時にめがねをかけたり変装をするのが嫌だという話になって、結局素のまま「どうもー」と言ってサーッと通り過ぎるようにしているけれども「写メールはやめて下さい」とおっしゃるようなこともあるというお話でした。
はまっているのはドラクエ后5)。その話題になるときよしさん、熱く止まらなくなってしまいました(笑)。
「ゲームはドラクエ后複機砲鬚笋辰討い泙后ちょっと前なんです。時代が遅れているんですよ。ドラマがあるんですよ。友達がいなくて、その中の世界にできちゃって。人との出会い、人との別れ。そして悪い人をやっつけて弱い人を助けていく。ドラクエ語ると熱くなっちゃうので抑えておきます。けっこうはまるタイプなんで、オタクなんで」
先日の”正義の味方”発言はドラクエから来ていたみたいですね。

そして大竹さんに「お笑いを30年やっていて、おれはメジャーじゃないけど、でもやっとこのごろほんのちょっとわかってきたなと思ったんだよ。氷川君も10年やっているとわかってくることってあるんじゃない?」と聞かれて、
「何ていうんでしょうね。結局歌い手ですから、やっぱり歌なんですよね。しゃべりとかよりも、やっぱりいい歌を聞いていただいて皆さんに満足していただくことがいちばん大事だなと思って。一時期悩んだことがあって、何か面白いこと言わないといけないのかなとか。でもやっぱり歌なんですよね。
歌のことでけっこう悩んだり、自分の中で葛藤しましたから。逆にそういう葛藤して悩んだことが今は良かったなと思って。何か得るものがありますね」

そんなふうに答えるきよしさんに、大竹さん「外から見ていつも同じ舞台に見えるかもしれないけど、歌い手本人、芸人本人にとってはひとつひとつが違うステージなんだよね。それが同じ歌を歌っていても違うステージなんだ。不思議だよね」とテーマを投げかけてくださいます。すると
「そうですね。生身の人間ですよね」ときよしさんポツリ。
さらに大竹さん、たたみかけるように「見てる方にしていればそんなに変わらないかもしれないんだけど、経験の向こう側にあるものっていうのは何か違うんだよね。ステージどれくらいやってきたの」と問いかけます。

きよしさん、言葉を探しながら
「デビューから2年間は全国キャンペーンで、レコード屋さんの前でビール箱の上に乗って歌う日々がずっと続いて。デパートの屋上とか。多い時は1日8件くらいまわるんですよ。ある時、50人くらいの会場でやった時に10人の方が来て下さって。でも1人帰り、2人帰り。最後は1人の方が残っていて。そういうこともありましたけど。だからやっぱりコンサートを開けてお客さんが来て下さる状況をありがたいなと思いますし。何があっても一生懸命歌うっていう気持ちになれるというか。やっぱり経験ですよね。本当に若い時は気付かなかったんですけど、30代になって本当だなって」

そこでリスナーからの質問が入りました。「生まれ変わったら何になりたいですか? やったことがないことで死ぬまでにしたいことはありますか?」

大竹さんが、きよしさんが答えやすいように具体的に聞き直します。
きよしさん「生まれ変わっても歌手?」と聞かれて。
「歌手がいいですね、やっぱり」
「生まれ変わっても男?」と聞かれて
「男がいいですね」と力強く言った後に、「ああ、でも女もいいですね。どうですか。どうなんでしょうね。女性って」
少しやりとりがあった後、
「男はやっぱり一生働かなくちゃいけないという責任感がありますけど。まあどっちに生まれようがこうやって生まれてくることがいちばん幸せですね」
また一度してみたいことについて
「世界一周とかやってみたいですね。70歳くらいで奥さんといいですね。船で、思い出を語りながら。”あんなことがあったね。そういえば懐かしいね”とか思い出しながら」

次の質問で「定額給付金は何に使う?」と聞かれて
「僕は自分のCD買います(笑)」
そんなきよしさんの答えに大竹さん「歌手の王道だよ」と言うのですが、きよしさんこんなことをおっしゃいました。
「スタッフの生活もありますから、責任ですから」

そして「今までに歌手の業界で憧れている人っているんですか。聞いてちょっと震えたような人はいる?」と聞かれて、即座に三波春夫さんのお名前をおしゃっていました。コンサートでも、三波さんのコンサートのDVDを見ているとよくおっしゃっていますものね。
きよしさん、”三波さんにしびれます”とおっしゃっていました。その後、いつも先々のことを想像して客観的に自分を見ているというような話や英語の発音がよいけれどもという話題から、海外のショーへの憧れも語ってくれました。

そしてアルバム紹介と10周年記念コンサート本番直前のふれあいイベントの話題になりました。
「もう本番直前なんですよ。そのふれあいイベントをやって、すぐもうコンサート、武道館で歌うんで」
そんなきよしさん、「舞い上がったままその気持ちのままコンサートを観れちゃうんですね」と言われて。
「そうですね。僕も舞い上がっていますけどね、本番直前なので(笑)」
大竹さんに透かさず「それってけっこう大変なんじゃないの?」と聞かれて、
「大変ですね(笑)ちゃんと頭に詩を全部入れておかないと」
ときよしさん、本音をまたポロリでした。この笑いは、この場合、もう笑うしかないよねという苦笑にも近いものでした。

大竹さんのインタビューの手腕にはいつも驚かされるのですけど、今回も素晴らしかったですね。文字からだけでは伝わりにくいかもしれませんが、生放送ですし、その口調を聞いていると本当に筋書きなく言葉を選んで伝えよう伝えようとしているきよしさんの様子が伝わってきます。ラジオならではの醍醐味かもしれません。聞き逃された方はぜひポッドキャストで聞いてみて下さいね。
私も今回はあまりに面白かったので、ぜひお伝えしたい部分はメモにおこしてみました。仕事以外でする”起こし”。きよしさんのこととなると楽しかったです。
この勢いでまだ終わっていない原稿の起こしもしなくては!