先日、友人と食事をした時に、「昨年は緒形拳さんが亡くなられて、取材の夢もかなわなくなってしまったけど、一緒に行った大河ドラマの『風林火山』の撮影現場でお会いしたのが最後になってしまったね」という話になりました。「悲しいけれども素晴らしい作品がたくさんたくさん残っているし、共演された役者さんに多くの遺産を残されているよね」と。
そういえば、私の母が一昨年、人形町で緒形さんをお見かけしたのですが、道路の反対側を奥様と一緒に歩いていらして、ふと視線があったのだそうです。それで母が会釈をするとご夫婦ともどもニコニコされて会釈されたということでした。
母は緒形さんが新国劇で新人だったころに刑事の役で登場した時から、脇役だったけれども忘れられない印象があり、その後、NHKの大河ドラマ「源義経」で武蔵坊弁慶役で見て、あの時の俳優さんだと名前を知り、それからずっと大好きな俳優さんの一人だったそうです。

多くの方に愛された緒形さん、2月にしのぶ会が行われるそうです。今のところ会は関係者のみが参加する会になる予定だそうですが、ファンの方から「贈る言葉」を募集し、緒形さんの祭壇に供えて下さり、式終了後にはおたき上げして下さるというお知らせがありました。

形式は、はがきでも封書でも自由で、緒形さんだけに読んでいただけるように開封しないまま供えて下さるそうです。

あて先は
〒104-0031 東京都中央区京橋2-4-12 
東映エージェンシー内 「緒形拳へ贈る言葉」係

メールも緒形さんのホームページ(ハラハチブンメ)で受け付けているそうです。
http://ogata-ken.com

※締め切りは2月2日です。

今朝、母と、「ありがとう」の一言でもいいから贈ろうね、と相談したところです。