先日、紅白歌合戦のきよしさんの曲目が「きよしのズンドコ節」に決まりましたね。私は数日仕事に追われていて記事を書くのが遅くなってしまいましたが、ファンの間では反響が大きかったようで、私も「玄海船歌」になるのではと思っていたファンの一人でしたので、意外に思いました。
「玄海船歌」は、先日、きよしさん自身も「『玄海船歌』という歌に感謝しているんです」とラジオ番組でおっしゃっていましたし、今日、出演された「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)でも、きよしなニュース”の第1位は「玄海船歌」に出会い、歌ったこと、そして地元での漁師さんとのイベントを挙げていらしたくらい大切な曲です。そして紅白歌合戦で歌った曲は、その曲を初めてじっくり聴いて、いいなあと思った方が年明けにCDを購入することが多く、”紅白効果”とも言われる売り上げアップ現象もありますから、事務所としても今年の曲を歌ってほしいという思いなのではなかったかと推察します。
「玄海船歌」は2008年のヒット曲ですし、一ファンとしてもロングトーンなど、きよしさんの声の美しさを際立たせる聞かせどころが多い歌だと思いますので、多くの方がご覧になる「紅白歌合戦」で「玄海船歌」を歌い、きよしさんの歌唱力や男っぽさを披露してほしいという気持ち、そして今年の氷川きよしの歌い納めとしても聴きたかったという気持ちがありました。
たしかに「きよしのズンドコ節」は知らない人がいるかしら? というほどに誰もが口ずさめる大ヒット曲ですし、NHKのリサーチでも相当に人気が高いのではないかと思います。でもなぜ今?と考えたときに、他の曲目を見たところ最多出場の北島三郎さんが「北の漁場」を歌うことになっていることに気付きました。
以下はあくまで個人的な推測ですがそれで、NHKはきよしさんが「玄海船歌」を歌うことを避ける判断をされたのかもしれないなあと思ったのです。紅白歌合戦も序盤のように個別のセットを組まず、共通のセットで順番に歌っていく演出だったら問題はないのかもしれませんが、後半、歌う持ち時間も多くなり、アーティストそれぞれが個別のセットや演出を組んで歌うとなると、どうしても「北の漁場」と「玄海船歌」は海の男を描いていますから、似通ってしまうことを避けられないと思うのです。そして「北の漁場」は経緯は以下に書きますが、リリース以来22年を経て、初めて紅白歌合戦で歌うということもあり、トリの可能性も高く、どうしてもそちらのほうにより力を入れることになるのではないかと思います。そんなふうに「紅白歌合戦」全体としてのバランスを考慮し、そして国民的愛唱歌といえる「きよしのズンドコ節」をきよしさんに歌っていただきたいということになったのではないかと思いました。
北島三郎さんの「北の漁場」はご存知のように、「NHK歌謡コンサート」でもよく歌われていますし、人気の高い曲ですね。新宿コマ劇場での座長公演でも、舞台上に荒海の映像が流れ、それをバックに船が現れ、北島さんと乗組員に扮したダンサーの方々を乗せ、大きく揺れ、なんと旋回までするという度肝をぬかれる演出。まさに海の男の歌ですが、この「北の漁場」には紅白歌合戦にまつわる大変なエピソードがあるのですね。この曲は1986年リリースされたヒット曲で、その年の日本レコード大賞の最優秀歌唱賞も受賞し、紅白歌合戦でも歌うことになっていたそうなのですが、暴力団の新年会に招待されたことが問題になって12月29日に出場辞退を余儀なくされてしまったのです。以来、北島さんは紅白歌合戦で「北の漁場」を歌うことはなく22年後の今年、初めて歌うそうなのです。
今年の紅白歌合戦では、森進一さんが「おふくろさん」が解禁になり歌われるなど、いろいろな過去のしがらみが解消されるような選曲もあり、良い年末になりそうな気持ちになってきます。
「玄海船歌」が大好きで、1年間応援してきたファンの、紅白歌合戦で「玄海船歌」を聴きたかったという思い、きよしさんにちゃんと届いているのではないかと思います。そしてその皆の思いを受け止めながら、氷川きよしが歌う「きよしのズンドコ節・2008年スペシャルバージョン」(勝手に名付けてしまいました! ごめんなさい)、素晴らしいものにして下さるはずです。私はその勇姿を目に耳に、そして魂に焼き付けたいと思っています。
必ずや、その明るい声で高らかに「きよしのズンドコ節」を歌い、世の中の暗雲を吹き飛ばして下さることでしょう。
※前日に書いた記事を少し読みやすく修正しました
「玄海船歌」は、先日、きよしさん自身も「『玄海船歌』という歌に感謝しているんです」とラジオ番組でおっしゃっていましたし、今日、出演された「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)でも、きよしなニュース”の第1位は「玄海船歌」に出会い、歌ったこと、そして地元での漁師さんとのイベントを挙げていらしたくらい大切な曲です。そして紅白歌合戦で歌った曲は、その曲を初めてじっくり聴いて、いいなあと思った方が年明けにCDを購入することが多く、”紅白効果”とも言われる売り上げアップ現象もありますから、事務所としても今年の曲を歌ってほしいという思いなのではなかったかと推察します。
「玄海船歌」は2008年のヒット曲ですし、一ファンとしてもロングトーンなど、きよしさんの声の美しさを際立たせる聞かせどころが多い歌だと思いますので、多くの方がご覧になる「紅白歌合戦」で「玄海船歌」を歌い、きよしさんの歌唱力や男っぽさを披露してほしいという気持ち、そして今年の氷川きよしの歌い納めとしても聴きたかったという気持ちがありました。
たしかに「きよしのズンドコ節」は知らない人がいるかしら? というほどに誰もが口ずさめる大ヒット曲ですし、NHKのリサーチでも相当に人気が高いのではないかと思います。でもなぜ今?と考えたときに、他の曲目を見たところ最多出場の北島三郎さんが「北の漁場」を歌うことになっていることに気付きました。
以下はあくまで個人的な推測ですがそれで、NHKはきよしさんが「玄海船歌」を歌うことを避ける判断をされたのかもしれないなあと思ったのです。紅白歌合戦も序盤のように個別のセットを組まず、共通のセットで順番に歌っていく演出だったら問題はないのかもしれませんが、後半、歌う持ち時間も多くなり、アーティストそれぞれが個別のセットや演出を組んで歌うとなると、どうしても「北の漁場」と「玄海船歌」は海の男を描いていますから、似通ってしまうことを避けられないと思うのです。そして「北の漁場」は経緯は以下に書きますが、リリース以来22年を経て、初めて紅白歌合戦で歌うということもあり、トリの可能性も高く、どうしてもそちらのほうにより力を入れることになるのではないかと思います。そんなふうに「紅白歌合戦」全体としてのバランスを考慮し、そして国民的愛唱歌といえる「きよしのズンドコ節」をきよしさんに歌っていただきたいということになったのではないかと思いました。
北島三郎さんの「北の漁場」はご存知のように、「NHK歌謡コンサート」でもよく歌われていますし、人気の高い曲ですね。新宿コマ劇場での座長公演でも、舞台上に荒海の映像が流れ、それをバックに船が現れ、北島さんと乗組員に扮したダンサーの方々を乗せ、大きく揺れ、なんと旋回までするという度肝をぬかれる演出。まさに海の男の歌ですが、この「北の漁場」には紅白歌合戦にまつわる大変なエピソードがあるのですね。この曲は1986年リリースされたヒット曲で、その年の日本レコード大賞の最優秀歌唱賞も受賞し、紅白歌合戦でも歌うことになっていたそうなのですが、暴力団の新年会に招待されたことが問題になって12月29日に出場辞退を余儀なくされてしまったのです。以来、北島さんは紅白歌合戦で「北の漁場」を歌うことはなく22年後の今年、初めて歌うそうなのです。
今年の紅白歌合戦では、森進一さんが「おふくろさん」が解禁になり歌われるなど、いろいろな過去のしがらみが解消されるような選曲もあり、良い年末になりそうな気持ちになってきます。
「玄海船歌」が大好きで、1年間応援してきたファンの、紅白歌合戦で「玄海船歌」を聴きたかったという思い、きよしさんにちゃんと届いているのではないかと思います。そしてその皆の思いを受け止めながら、氷川きよしが歌う「きよしのズンドコ節・2008年スペシャルバージョン」(勝手に名付けてしまいました! ごめんなさい)、素晴らしいものにして下さるはずです。私はその勇姿を目に耳に、そして魂に焼き付けたいと思っています。
必ずや、その明るい声で高らかに「きよしのズンドコ節」を歌い、世の中の暗雲を吹き飛ばして下さることでしょう。
※前日に書いた記事を少し読みやすく修正しました