言語聴覚士の奥住 啓祐先生にもご同伴頂き久留米の小児歯科医院 のんKIDS DENTAL様へ
月に1度、訪問させて頂いています。
奥住先生にお越し頂くようになってから
口腔内外からのSRタッチに、矯正中のお子さまの身体からのアプローチが
同時にできると、発見が沢山あって興味深い。
なぜ、今の現象がおきているのか？
なで、矯正しても戻ってしまうのか？
評価と少しの介入
そして、それを矯正治療に活かす。
おのずと歯科からのアプローチの選択も決まっていく。
先日は、舌へのタッチ中
（どんなタッチをされているのかは、先生が管理されている ↓のサイトをご参照ください）
食べること、話すこと
気になる所は沢山ありましたが、特に気なる背中の部分に、ずっと手を当てていました。
舌が動き出した瞬間、その部分の緊張が、ふっと解放されたのには、驚きです。
その時、私が手を当てていたのは、このあたり。
特に左側。
僧帽筋下部の起始部、 第4～第12胸椎の棘突起と靱帯
また、僧帽筋上部の起始部（後頭骨と項靱帯） は、頸を動かすための筋肉や、
舌を動かすための筋肉と深く関わります。
舌が動いたから僧帽筋の緊張が解放された・・というような
短絡的な事ではないですが
身体は絶妙な調和をもって連携して動いているので
この結果もうなずけますが、改めて驚きました。
ケアをしていると
僧帽筋の停止部あたりの緊張が取れると、舌が動き出すケースもあります。
口腔からのアプローチ
身体からのアプローチ
どんな順番で、どのように介入すれば、そのお子さんにとって、最も効果的なのか
チームで、あれこれ検討する時間は、とても有意義です。
↓
上手に飲み込むことにも、関わってきます。
直接嚥下に関わる筋だけでなく、それらの周囲の筋もしっかりと固定されている必要があります。
そのための、土台となる筋肉は、胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋。
最近の子どもたちの姿勢が気になるところです。
猫背になると、顎が前に出る方向に引っ張られます。
これでは、呼吸もしにくいですね。
様々な筋膜の繋がりもありますので、腕の使い方も重要です。
特に、育児中の抱っこの仕方や授乳の仕方に注意したい。
（これについては、別項目で。）
足の裏への介入で、口腔周辺が変わることもあります。
先月お会いした女の子の表情の変化には驚くばかり。
表情筋が動きやすくなって、素敵な笑顔で、調子いい♪と。
その笑顔は、人生をも左右しますね。
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本当に、生活するだけでも大変なことが、容易に想像できる子どもたちがいっぱい。
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お姉ちゃんたちを治療のために連れてこられていたお母さん。
その腕に抱っこされていた赤ちゃんも、生え始めたばかりの歯を見るとすでに予備軍。。
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赤ちゃんの頃からの発達
お母さんの抱っこやおんぶの仕方、授乳の仕方などの影響も見逃せない。
ご家庭でのセルフケアの方法も、お伝えします。
助産師が関わる意義が、ここにあります。
チームで関わること、本当に意義があると感じます。
(チームドラゴン・・みたいに何かネーミング考えようかな ^^)
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お会いして、２回目の男の子のお父さん。
息子の変化に驚いて、一体どんなことをしているのか？と見にいらっしゃいました。
3回目には、「息子が、よくしゃべるようになった」と、喜んでいらっしゃいました。
奥住先生の表情筋、そして咀嚼筋の無意識の戦略も評価して介入される結果ですね。
奥住先生より・・・・・・・・・・・
表情筋の無意識の戦略をみていくと
「この子は笑わない」ではなく、
「笑えない」「笑いにくい」のだと気付けます。
または
「年齢のせい」「練習不足」「やる気の問題」ではなく、
「無意識の戦略が違っていただけ」なのだと気付きます。
舌、表情筋、咀嚼筋
食べるとき、話すときにとっても大切なこれらの筋の、無意識の戦略を評価し、
楽に、効率よく、動きの自由度を高めていけるよう、touch、そして評価の視点を磨いていきましょう。
【お知らせ】
Lactea では、指導者対象の赤ちゃん講座を随時、開催しています。
次回は
赤ちゃん講座 ベーシックコース
□ 2019年3月7日（木）・10日（日）
１０：３０～１６：３０
場所：福岡県大牟田市開催
□ ２０１９年4月14日（日）・２１日(日）
１０：３０～１６：３０
内容 ： 歯科領域に特化した内容を凝縮してお伝えします
場所： 新大阪駅付近
□ ２０１９年6月29日（土）・30日（日）
１０：３０～１６：３０
対象 ： 助産師・保健師・保育士など、母子の支援に関わる方
場所 ： 福岡市付近
□ 2019/ 07/02（火）・09(火） 10:30～16:30
福岡県大牟田市
□ 2019/09/14(土）・15(日）
東京
お問い合わせ・詳細は、HPからお願い致します。
https://www.lactea-mw.com/
