4月23日(土)に、NHK Eテレ「すくすく子育て」で放映された
「ママも赤ちゃんも気持ちいい、だっこ」

http://www.sukusuku.com/contents/qa/47575


こんなに捻れた状態で抱っこされたら
赤ちゃんは、気持ちいいどころか苦しいですよ。

だっこをする前に、赤ちゃんに声をかけ、今からだっこすることを赤ちゃんに知らせてください。
赤ちゃんにも心の準備が必要です。
と、ありますが
こんな 抱っこだと、赤ちゃんは抱っこが嫌いになってしまうかも知れません。
「今から抱っこされる~こわいよ~」という心の準備?

TVの影響は大きいと思いますので、訂正が必要なレベルかと。

トコちゃんベルトの
渡部先生のブログをご参照くださいね。
正しい抱っこのお写真も掲載されていますよ!

それから、こんなお写真も。

(先生のブログ 「魔女のひとりごと」からお借りしています。)

左側の腕は、渡部先生の腕ですが

右側の写真のかたは

手が尺側転移していて、これでは肩甲骨は上手く動きません。

腕が脇に、ちゃんとつけられないので、うまく抱っこできません。

実は、こんなお母さんが、とっても多いです。
腱鞘炎にもありやすいです。

抱っこもですが、その延長上に

■授乳しにくい
■ポジショニングがうまくいかない
■うまく飲み取れない

に繋がっていきます。

肩甲骨が動かないような使い方をしている場合や
腰や股関節や、もっと遠くの足の指が原因の場合もあります。

Lacteaや母乳外来では、身体の使い方やエクササイズ・外的な施術で
お母さんのお身体を整えると、うまく抱っこできるよになります。

「あれ?どうして?」と、お母さんはびっくりされます。
「こういうことだったのですね~」と。
身体が動くようになって使い方が判ると、自然とできる姿勢も
そうでない時は、何がどうなっているのか想像が付かないのです。

それなのに、「どうしてできないの?」「ほら!こうするのよ」
と指導しても、お母さんは傷つくだけです。


お母さんが適切な授乳姿勢をとることができると
赤ちゃんは、ちゃんと飲みとるようになる場合も多いのです。

■保護器をつけないと飲めなかったのに、直接飲めるようになったり
■片方のおっぱいを飲むのを嫌がっていたのが改善したり
■哺乳量が増えて、授乳間隔が長くなったりミルクが要らなくなったり


授乳が上手くいくための、もうひとつの条件が赤ちゃんの姿勢です。
最初の「すくすく子育て」のような抱っこで授乳すると、飲み込みにくいです。
大人だって、こんなに首をねじった状態では、お食事しないはずです。

赤ちゃんの舌の使い方も、左右差が出てきたりしますよ。

赤ちゃんの姿勢を整えることも、重要な条件のひとつです。 
お母さんと赤ちゃんの両方からのアプローチが必要です。