赤ちゃん連れのお母さんとおばあちゃん
3人で仲良く散歩中のところに出会いました。
すれちがい際、こんな会話が聞こえてきました。
「今夜、から揚げにしようか?
「私、から揚げ食べたられない」
「どうして?」
「だって、おっぱいが詰まる!」
「え~?そうなの?あなた、から揚げ好きなのにかわいそう」
「うん、授乳中は脂肪や甘いものは食べたらダメなんだって。」
やっぱり、お母さん方の中には
そんな意識の方が多いんだな・・とため息。
なぜかといえば、
授乳中は「動物性脂肪を含む食品や脂肪の多い食品・甘いものを
食べると、おっぱいが詰まるから食べたらダメ」という指導も
まだまだ、多くなされているからだと思います。
乳腺炎で受診したら
「昨日なに食べた?」
「焼肉?ケーキ?」
そんなことを言われた方も少なくないのではないでしょうか?
私も、そんな指導をしていた頃があります。
それは、日本では、なぜか母乳育児の常識として
まかり通っていたから。
でも、ちょっとまって。
乳汁の生産には恒常性があるはず。
そんなに毎回毎回、お母さんの食べたものにすぐ左右される?
おかしいな~と、疑問に思ってもきました。
結論から言えば、
授乳中だからといって、厳しい食事制限は必要ありません。
母乳中の総脂肪濃度は、母親の食事には影響されません。
母親の食事の影響を受けるのは
母乳中の脂肪酸の「種類」で、「量」ではありません。
日本では、脂肪を摂りすぎると
おっぱいが詰まるので・・と、制限または、
ともすると、禁止されることさえあります。
脂肪摂取と乳管閉塞の関連性を検討した論文はみあたらないそうです。
では、だからといって
肉ばっかり食べて野菜は嫌いとか、
野菜を食べる前に、肉でおなかいっぱいとか
食事が入らないほど、ケーキとかお菓子とかばっかり・・・
飲み物はジュースや炭酸飲料というのは
もちろんダメですよ。
もう一度書くと
母親の食事の影響を受けるのは
母乳中の脂肪酸の「種類」で、「量」ではありません。
次回から具体的に書いていきますね。
しばらく、シリーズでお伝えします。
厳しい食事制限でストレス満載になってしまっては
それこそ乳腺炎になってしまいます。
間違った常識が、楽しい母乳育児・おっぱいライフの
邪魔になって欲しくはないなと願うばかりです。
育児中だからこそ、
一日のうちの少しの間
自分のために、ゆったりしたカフェタイムを
楽しみませんか?
お気に入りの本もいっしょに。


