梅雨真っ只中らしく、むし暑くて鬱陶しい天気が続きます。


私は、両親がお世話になった2か所の実家…私にとっては田舎となるのですが…の、真夏の草刈りや草抜きから逃げられない宿命にあるらしく、ほぼ毎週土地の手入れに励んでいます。


先日は、今度は私の実家の草むしりに約3時間ほとんど休みなく励みましたが、梅雨の真っ最中だけに梅雨の中休みを狙っても小雨が降ったり止んだり…


終いには本降りにたたられ、汗と雨とで上半身はびっしょりとなり、区切りをつけて逃げ込むように家屋へ…


この時期寒くはないものの、着ていた服をそのまま着たいがために扇風機の前で風量を最強にして強制乾燥・・・


ところで、ユニークな人だった私の母は穏やかな人柄に似合わず、今振り返ると意外とせっかちな人でした。

私が子どもの頃、濡れた服を乾かしたり靴下を乾かしたりする時は、よく扇風機の前やストーブの前で乾かしてくれていました。

乾かす時間の短縮のために…


せっかちと言えば、母と同世代の方々の特徴かも知れませんが、お買い物の支払いの時、母は財布を逆さまにして有り金を全部その場に広げて小銭を準備する習慣もありました。


そのようなお金の支払い方も今ではほとんど見なくなりましたが、これも素早く支払いをしたがる母のせっかちな行動?と思い返します。


更に、私が時間ぎりぎりになるまで動かない性格なのに対して、母は明らかに時間を前倒しにして早めに動く人でした。

それが象徴的だったのが、時計の針。

今では電波時計も多く、勝手に時間があってしまいますが、私のユニークな母はあえて10分早く家の掛け時計の針を進めていました。


早め早めの行動を心掛ける…まあ昔は時計もよく進んだり遅れたりしていたので、昔の人の一般的な習慣だったのかも知れませんが…


穏やかな人だったのにせっかちな面もある、私からみるととてもユニークな母でした。


お母さん。
先日も長年手入れしてくれていたあなたの代わりに、家の周りの草抜き草むしりをたっぷりさせてもらったよ。

長袖でも腕やくるぶしを蚊に刺されまくったけれど、何とか雨雲の切れ間に抜きまくって、あなたが見てくれたら喜んでくれるくらいにはきれいになったよ。


何でも早め早めの行動だったお母さん…
天国に逝ってしまうのも早まらせてしまって、至らなかった私の命であなたに償えるのならば…と思うことも度々あるけど、やっぱりそんなことはできないよ。
きっとこの世に生きていれば、あなたはひどく悲しむだろうから…

なので、この目に見えなくても見守ってくれていると思って生きていくよ。

あなたの魂の幸せを願って…


ひろちゃんお母さん。