ほんの一月前の暑さが嘘のような昨今の涼しさです。
今年もこの時期になると私のルーティーンである実家の草とりも本当に楽になり、時間もそれ程はかかりません。
そうして一通り草とりの終了した庭から空を見上げると、まだまだ母が元気な人だった頃に私と母の作った、手作りの葡萄の棚とたわわに実った葡萄が・・・
この葡萄は母を大切にしてくれていた、ご近所のお爺様から母が頂いた苗木が成長して、今日までうちのお庭で実をつけてくれているものです。
この葡萄の木。
元々は2本ありましたが私は反対したものの、母がその内の1本を早々に切り取ってしまい今日に至ります。
1本を伐採した理由はよく覚えてないのですが、確か毛虫の虫食いが酷くてそれに業を煮やした母が切ってしまったようなおぼろげな記憶が…
それでも、残りの1本は今でも秋のこの時期にもなると、美味しそうな種あり葡萄を鈴なりに実らせてくれています。
そしてこの葡萄棚は当時の私が、母と協力してこしらえたことも、このブログを綴っていて思い出しました。
素人作業ゆえに、家にあった鉄の棒を立てて棚になる棒を針金で縛って、縦棒と横棒を留め具でロックして…
既に作成してから20年位は経っているので、ここ数年、経年劣化による留め具の破損も生じて、それを直すのは今では私一人きりです。
そんなインスタント葡萄棚にも関わらず、この葡萄は棚の上から今年も健気に葉っぱを開き房を実らせてくれました。
夏には沢山の房を着けていたので、よっぽど沢山収穫できるのかと思いきや、酷暑や、鳥達の食料にもなるらしく、私も毎年放置状態なので収穫出来たのはほんの数房でした。
ですが、葡萄を狩り取って味わう度に、母も私もとても可愛がってもらった、苗木をくれたご近所様へのご恩を、今は亡き母と共に思い出すのでした。

今年も紫色の葡萄が沢山成ったよ。
あなたとの共同作業でこしらえた葡萄棚からぶら下がって、今年も不揃いな葡萄が…
今時、お店で売っているものはほとんどが種無し葡萄だけど、うちにあるのは一粒に3個は種の入っている紫葡萄だね。
今年も草とりの合間に、洗いもせずに葡萄の粒を摘まんで食べてみたのだけど、中々まあまあ甘い葡萄だったよ。
来年も実を着けてくれるといいね…
ひろちゃんお母さん。