ゴールデンウイークも終盤になりました。


この時期、暑すぎる事もなく寒すぎる事もなく本当に過ごしやすい季節です。


健気で優しかった母を失ってからそろそろ5年となり、この悲嘆に区切りをつけなくてはならないと思っていた矢先の転勤。


職場環境の変化に、これからは母を亡くした深い心の悲しみから逃れられる…と、思っていましたが・・・



この5年間安定した職場環境であったお陰で、大切な母を亡くした悲嘆に思う存分浸る事ができ、来る日も来る日も母への懺悔の日々でした。


そして、その変わらなかった環境の有り難さが分かったのがこの度の転勤。


その新職場。


全く新たな仕事内容に職場環境、そして人間関係の変化に私は中々馴染めずに悶々として過ごし、遂にこれまでのサラリーマン人生で初めての休職…


ここまでの会社員人生も決して順風満帆ではなく、母を悲しませたり不安にさせたりはしないように…と、辞めない事を念頭に置いて働いてきたのですがこの度はこの体たらく。


とは言え他にも諸事情が重なり、これからも私が生きていく上で必要不可欠であると判断した上での今回の自身の処遇。


これまでの私の人生の最も大きな苦悩は、全く至らなかった母のお世話や介護への後悔と懺悔でしたが…


それが今では、私自身が今後生きていく上での糧をどうするかという、自分自身の今後が最も大きな苦悩になるという情けない事態に大きく様変わりしました。


どうすればこの弔い人生を平均年齢まで続けていけるのか…


平均年齢にこだわる私です。

お世話になった両親にはせめて、平均年齢くらいまでは生きていて欲しかったから…


お母さん。

私が成長していく過程で、ほとんどと言っていいほど「あーしなさい、こーしなさい」とあなたから言われたような記憶が無かったのだけど…


学校を休む事だけは一度たりとも認めてくれなかったんだよね。まあ、昔は簡単に学校を休める時代ではなかったんだけどね。


でもこの度は、あなたにも申し訳なく思うのだけど私自身色々と思うところがあって、自然の流れで約2か月程休職させてもらう事になったよ。


正直、あなたを失った直後からはまともに勤務できる精神状態では無かった事を思うと、今頃になってその無理をした反動が出てきたような気もするよ。

本当にあなたを失ってからの私は、魂の抜けた全くどうしようもない勤め人だったので…


あなたの頑張りを思い出しては供養する事が、これからも私の人生の責務であることは自覚しているつもりなので、かなりしんどい状況だけど何とか頑張るよ。


それにしても本当に情けない子だね。

ひろちゃんお母さん…