私の母が天国に旅立ってから今日で807日が経ちました。

ネット検索で、
「2019/4/5から今日で何日」
と、入力実行すると即座に分かりますのでとても助かります。

こんなに長い間母に会わなかったことは勿論これまでになかった事で未知の経験ですが、やっぱり今でも悔しくて、どんなにうれしいことがあってもそれよりも母に戻ってきて欲しい…と内心いつも思っています。


先週の仕事帰りの事ですが、私は立ち寄った食料品スーパーでキウイフルーツの特売が目に留まり、数年ぶりにいくつか買って帰りました。

その晩から数日間はお仏壇にお供えしました。お先に食べて下さいね…と。

ところで、私は食べられる果物の皮は切り取らずに食べます。
皮に最も栄養があると、何かで読んだりテレビで聞いたりして以来。
なのでほぼ毎日食べる人参やリンゴはいつも皮を切り取らずにしっかり洗って皮付きで食べます。

でも流石にうぶ毛の生えたキウイの皮はそのままでは毛が口に残りそうなので、包丁を右手に持ちキウイの皮を切り取り始めました・・・

包丁で果物の皮をむく度に、私は左ききだったユニークな母のことを思い出します。

私の幼少期、テレビの歌番組で「私の彼は左きき」という歌がヒットしていましたから、私の母も左きき…とその都度思っていたような気がします。

なので、左ききの人を見る度に私はいつも母を想います。

それから、小学校の校庭で母がPTAのドッジボールに参加してくれた時の写真が残っていますが、あの時も確かに母は左手でボールを投げていました。

よそのお母さんたちと何かが違う…
「左手で投げている!」
と、子ども心にはっきり覚えています。

情けない記憶ですが文字を書くのは確か右手だったようなのですが…

日常では母は右手で文字を書き右手で箸を使っていたせいか、母が左ききであるところを見ることはほとんどなかったのですが、料理をする時や力仕事の時には必ず左手でした。

子ども達の幼少期、見事な手さばきでリンゴやなしや柿などの皮を、左手で包丁やナイフを持って素早く剥いてくれていたとても器用な母…

事ある毎に今でも懐かしく思い出します。
お母さん。
普段は思いだしていない時間も最近増えてきてしまったけれど、包丁で皮むきをしたり、左ききの人を見る度にいつもあなたのことを思い出します。

左ききはお母さんの大きな個性の一つだったけれど近年はその事をほとんど意識していなくて…包丁で皮を剥き始めた途端その事をまた思い出しました。
自分で包丁で皮を剥いていて、改めて当時のお母さんの皮剥き時の手際のいい包丁さばきに感心するよ。

ところで先日、お母さんの愛犬みりぃちゃんの四十九日が過ぎたけれど、そちらでちゃんと愛犬たちと会えてますか🐶🌼?

またいつか私もあなたに必ず会いたいよ…
ひろちゃんお母さん