淳子さんの演技力の深さ | 「はじめての出来事」

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前回「玉ねぎむいたら」と「澪つくし」での淳子さんの演技についての私の見解を

少しのべてみたのですが、本日も少しその話しを・・・・


「玉ねぎむいたら」は1981年のドラマなのですが私の地方では放送されなかった

のでリアルタイムでは見ていないのですが、数年前CSで放送されたのを見た時の

淳子さんは、私の中で記憶にある淳子さんそのものでした。


私が淳子さんを応援していた頃、よく「淳子はわざとらしい」とか「オーバーだ」などと

言われモノマネもよくされていました。

私が「玉ねぎむいたら」を見た時は、じのままの演技だなと思ってみておりました。



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私は女優になってからの淳子さんの作品はほとんどリアルタイムでみていないのですが

当時、私は心の中では淳子さんを応援しつつも淳子さん独特の演技を見るのが、

照れくさいような、恥ずかしいような複雑な気持ちと、再び淳子狂に戻るのが怖いような

気持ちで敬遠していたように思います。


女優に専念されてからの作品は、ここ数年で何本か見たのですが、それは私の記憶

にある淳子さんではなく、まさに女優・桜田淳子という雰囲気で、正直ぶったまげました。

前回とりあげた「澪つくし」が1985年の作品ですが「玉ねぎむいたら」からわずか4年

でこれだけ変われるのか?


しかしよくよく考えると「玉ねぎむいたら」より2年早い1979年に制作された「病院坂の

首縊りの家」での淳子さんの演技は、「玉ねぎむいたら」での淳子さんでなく「澪つくし」

の淳子さんに近いものがあります。


ということは「玉ねぎむいたら」の淳子さんの演技は、コメディタッチのホームドラマに合わせた

演技だったのだと改めて思いました。

コメディホームドラマといえば、その昔水前寺清子さんの「ありがとう」が抜群の

視聴率をとっておりましたが、主役のチーターが男勝りで、あの演技が、こなみちゃんと

かなりかぶるように思います。

淳子さんはそこらへんを意識した演技だったのではないでしょうか。


元々が女優になりたくて中学生の時、演劇部におられたという話しを聞いた事がありますが

改めて淳子さんの作品を観ると、本当に上手いです。