ミル・マスカラス
高校時代プロレスが好きで、外人の宿泊ホテルによくサインを貰おうと待ち伏せしていた。
ある日、友達と待ちぶせしていると、向こうから見知らぬ外人選手らしき人が入ってきた、私と友達は、前座の無名選手だと思い無視していると、その外人選手は私たちに気づき、あわててマスクをかぶりながら逃げ出した。
しかもそのマスクはなんとマスカラスではないか!私たちはすかさず追いかけてサインをもらった。
全盛期のマスカラスの素顔を見てしまったのだ。
マスカラスは噂通りメキシカンの美男子だった。(それにしてもマスクをしなければ全く気づかなかったのに・・・笑)
マスカラスにはいくつかの疑問がある。
1つは、どおしてあのスタイルでトップを張れたのか?
マスカラスといえばショーマン的スタイルだが、子供の頃から柔術等の英才教育を受けており、レスリングでメキシコのオリンピック代表にも選ばれている。
そおいう実力があるから、このブログでも以前紹介したスタイルは地味だがシューターのミスター・レスリングをもって「一番目標とした選手」と言わせたのだと思う。
もう1つ今だ解明できない疑問がある。
昭和52年にロスでの試合後リング上で乱入してきたブラック・ゴールドマンにナイフ
で腹を刺され大出血している。
これがアングルでなければ、大スターマスカラスを刺したゴールドマンは解雇となって当然だろうが、これをきにマスカラスと抗争を繰り広げている。
マスカラスと言えばプライドが高く、藤波が売り出しの頃、プロレス雑誌の表紙の為のツーショット写真でさえ、格下の藤波との写真を拒否したとさえ言われている。
しかもボディビルもやる等とても体のラインに神経質である。
そんなマスカラスがこんなアングルを了承するとは思えない。
しかもマスカラスの体には大きなナイフの傷が残る事になる。
悪魔仮面恐るべし!
ん~このミステリアスなとこが昭和プロレスの魅力だ!!