名将と言われた西本幸雄さんが亡くなられました。
近年ほとんどテレビ等に出られなくなり、心配しておりましたが、訃報を聞きとても残念です。
私自身、監督としては近鉄時代の西本さんしかリアルタイムで見ていない。
一番記憶に焼き付いているのは広島との日本シリーズで、後に山際淳二さんにより話題になった
「江夏の21球」である。
当時、私の田舎ではテレビ中継が終わり、ラジオで手に汗を握り実況を聴いていた。
一番話題になったのはスクイズ失敗のシーンである。解説者は江夏のスクイズのウエストを偶然外れたといわれていた。
ラジオでは当然、映像が見れない為、問題のシーンも見れず、また広島のリリーフ陣が延長戦に備えて
投球練習を始め、それを見た江夏が「何で俺に最後を任せないのか?日本シリーズが終わると球団を出てやる」というプライドを汚された江夏の怒りの心境等しるよしもなかった。
江夏自身、日本シリーズ前に実の父親だという人の所在を知り尋ねたさい、父親に「お前は千両役者だ、役者は舞台をつくり演じるんや」みたいような事を言われ、まさに無視満塁という場面を自らつくりそれを抑えるという、当時の江夏はまさに千両役者だった。
また当日江夏は雨で中止と思いこみ、徹マンをしていたと雑誌で呼んだが、驚きだ。
問題のウエストシーンだが、近鉄側は「あれは、カーブのスッポ抜け、カーブでウエスト出来るわけがない、偶然外れただけだ」
一方、江夏は「自分でも2度出来ないと思うが、あれは瞬時に外した」さてどっちが正論か??
古葉監督は「キャンプの時からカーブでも、とっさに外す練習はさせていた」と話されている。
私はどっちか?砲丸投げをしていた江夏の独特の腕が遅れて出るフォームとキャリアが、”三塁走者の藤瀬が早くスタートしすぎた”のにきずき、ウエストしたと確信している。
余談だが私は子供の頃、江夏と田淵にファンレターを出した事があり、田淵はスルーされたが江夏からはサインのハガキが届いた。
江夏は色々言われる事が多いが、誤解されている面も多いのではないだろうか。
野球が熱かった時代に、熱い采配をふるわれた、西本幸雄さん、近鉄vs広島の日本シリーズは私の
中で、広岡・西武vs藤田・巨人と並んで印象深い日本シリーズです。
お疲れさまでした・・・・合掌