あこがれの星 目ざして | 住まいは楽園

住まいは楽園

愛知県の標高700Mに位置する名倉高原から食べること、住まうこと
ガーデニングを楽しんでいます

目指していることにしくじったり、く
じけたりするたびに、自分の周りに塀
を作ってしまいます。

その塀は、どんどん高くなり・・。







絵本「あこがれの星をめざして」は嵐
に吹き飛ばされ、浜辺にうちあげられ
た海鳥のヒナが主人公です。

海に出ることに怯えた海鳥は、小石を
集めて自分の周りに積みあげていきま
す。





この浜辺に住むのは、笛があれば偉大
な演奏家になれるのに、と嘆くカニ。


 
自分でつくった塀を壊すのも、それを
高くするのも自分。

時に自分自身のことがイヤになり、殻
に閉じこもろうする時、開くのはこの
絵本。





海への恐怖に打ち勝てず、海にもぐる
ことも、飛び立つこともできななかっ
た海鳥はやがて一歩一歩外に出て、全
てを受けとめ、自分の中にあるあこが
れの星を目指して嵐の中を飛び立ちま
す。


「どこに行くの?どうやって道を探す
の?」

「自分の中の呼び声に従えば、道はみ
えてくるんだよ」


たった40ページの本の中には、気持
ちをぐっと前に押してくれる言葉に満
ちています。

文字の詰まった本を読む気力もなく
なってしまった日には、どうぞこの
絵本を開いてみてください。

自分の中にあるあこがれの星を目指し
て羽ばたく勇気を与えてくれます。