先日、何年ぶり?かで、馬車道を通りました。
関内から海岸通りの方に用があって、
その帰りに、ぐるっと回ってみました。
とても暑い日でした。



東京芸大。




歴博。





もう20年以上も前になりますけれど、
馬車道にあるジムに通っていた時期があります。
その当時の私の家からは遠かったのですが、
師匠と呼んでいた先生が、こちらのジムに教えに来ていらして、ここでクラスを開くというので、土日限定の会員で通っていたのでした。


ジムは、馬車道の通りに面した所にあったのですが、今は、MM線の上の通りに面した大きなビルに移っています。
(このビル、昔はウエルビーとかなんとかいう名前のジムがありましたが、いつの間にか買収してこちらに移ってきたようです)

でも、私が通っていた所は馬車道通りのここです。


かろうじて、その頃からあったボクシングエリアだけが残っていました。

ここから狭いエレベーターに乗り込んで通った日々が、懐かしい。

師匠がここのジムを辞めて別のジムに移った時に私もここの会員を辞めました。





猛暑のこの日、昔懐かしいお店を探しながら馬車道通りを伊勢佐木町の方に向かって歩いてみましたが、、


スープカレーの「らっきょ」は、もうなくなっていました。
(ここの大きな骨付きチキン、ほろほろで大好きだった)
中華の「生香園」はちゃんとある。
関内ホールはキレイになってる。。
よくスクールの友だちと練習後に行った「えんにち」は、店先に提灯がズラッと並んでいるのは同じだったけれど、別のお店になっていました。
お稲荷さんの「泉平」は健在。
師匠が大好きだった焼き肉屋さんは見つけられなかった。。





関内の駅まで出て、
原由子さんのご実家であることでも有名な美味しい天ぷら屋さんの前を素通りして直ぐのところに、
なかなか渋いお蕎麦屋さん発見。


古い、昭和の店構え。
以前からあったことにまるで気づいていませんでした。
馬車道方面ばかりで、こちら側(馬車道と浜スタの真ん中くらいになるのかな?)には殆ど来ていませんでしたからね。


中に入ると、意外に広いのですが満員です。
平日の、中途半端な時間ですのに。
人気あるのですね。
お客さんは、私よりずっと上の年齢層かと思います。
店員さん(スタッフさんではありません、このお店に相応しい呼び名は店員さんです)もお客と同じくらいか、かなりのベテランの女性たち。


いい感じです。
ちょっとお高めのお値段かと思いましたが、
鴨ざる(鴨せいろね)を頼んでみました。



お蕎麦は細くて角が立ってます。
手繰ってみたら、お蕎麦の香りと同時に、海苔の良い香りが。
これは、と思って、つけ汁にはつけず、そのままいただいてみました。


お蕎麦、美味しいです。
海苔も美味しいけれど。


つなぎがどのくらい入っているかわかりませんが、お蕎麦が硬めの割につるつる食感ですし、蕎麦味濃いです。
そして、海苔がこんなに良い役割を果たしているなんてね。
よく、ざる蕎麦ともり蕎麦の違いは海苔だけという話で、それだけであの値段の違いはナンだ、という話を聞きますが、
これは納得です。
この海苔なら値段に差が出るのはわかる気がします。
お蕎麦だけそのままつけ汁なしで、1/3くらい食べてしまいました笑


鴨のつけ汁、少し濃くて辛いかな、という感じでしたが、このお蕎麦をさっとつけて手繰るにはちょうど良いです。


お蕎麦もう1枚、頼んでしまいました。
だって美味しかったんだもん。
伝票には、「鴨ざる」と「おかわり」と美しい女文字で書いてあって、なんだかクスッとしてしまいました。




関内周辺、ちょっと面倒くさい用事があって出向いたのでしたが、
懐かしかったり寂しかったり、でも新しいお店(いや古いお店ですが)にも出会えたりして、楽しかったです。



また行こう。