暫く投稿が滞っておりましたが、
春の奈良さくら紀行の続きでございます。
4月6日。
吉水神社のあと、金峰山寺へお参りしました。
既に15時半をまわっておりました。
白鳳時代に役行者が、この山岳で修行、金剛蔵王大権現を感得、その姿を山桜に刻み、吉野山にお祀りしたのが、この金峰山寺の開創だったそうです。
仁王門、蔵王堂、国宝で世界遺産です。
蔵王堂。
蔵王権現さま、ご開帳です。
夕暮れが迫る蔵王堂の風鐸。
結構な人が、まだまだ大勢いますが、
ここまで来た道のりにかかった時間を考えると、急がねばなりません。
かなり歩きましたが、ロープウェイ乗り場へ。
この時は、足の痛みがピークで、杖をついていましたので、尾根の坂道をゆくのは少しこたえました。
ロープウェイ乗り場も蜿蜿長蛇の列。
乗り込んだ時、一番先頭に座っていた方が、私に席を譲ってくださいましたので、
有り難く座らせていただきました。
席は窓を背にして車内に向いていますので、私の背中に桜の谷が広がっています。
満員の車内で身体を捻じる訳にもいかないので、ピーコの自撮りモードで、身体の横から進行方向の谷に向かってシャッターを切りました。
被写体には背を向けたまま、全く見えていないのですが、まあなんとなく撮れてはいます
狙わなくてもちゃんと写っている、それだけ多くの桜ということですね。
吉野の駅前に着き、そこから、近鉄を乗り継いで奈良へ向かいます。
吉野の駅でほぼ日は暮れかかっていましたが、まだまだ多くの人がいらっしゃいました。
特急のチケットが朝の段階で完売でしたから、またまたゆっくりな電車で戻ることになりましたが、
7時過ぎには奈良に着けました。