脱衣場から湯殿に入っていくと、若い女のコがふたり、シャワーを浴びながら歌を歌っています。
ごきげんさんだなぁ、と、私もシャワーしてから湯船に入りました。



少し熱めのお湯ですが、無色透明の天然温泉、とろりとした感じで心地よい。



すぐ後ろで歌をやめて、「カレシ」の話をしていた女のコたちが、湯船に入って来ました。

「アッチびっくりマーク
「なにこれ、ヤケドするびっくりマーク
とバシャバシャしてお湯から出ていきました。
そして、ふたりは露天風呂へ。
ガラス戸1枚で隔てられているだけ、しかも半分開いているので、よく見えるし、よく聞こえる。

露天風呂には既に、年齢はわかりませんが、私が湯殿に入る前から浸かっている方がおひとりいらっしゃいましたが、
彼女たちがきゃぴきゃぴ騒いでやってきたのと入れ替わりに上がって行かれました。
(そりゃそうでしょう、露天風呂はそんなに大きくはないですから、このウルサイふたりがやってきたらゆっくり静かにお湯を楽しんでいる人はウンザリですよね)


彼女たちの大声、
「アッチイびっくりマークあり得ないでしょびっくりマーク
「どうなってんの、故障はてなマーク
バシャバシャと物凄い水音とともに、
こちらの屋内風呂にまで響き渡りました。

暫く、洗い場から桶で水を運んだりして騒いでいましたが、そのうち出ていきました。



彼女たちが脱衣場に引き上げたのを確かめてから、露天風呂に移り、ゆっくり身体を沈めてのんびりしました。
確かに、温泉としては熱い方かな、、、?
でも、いつも行く都会の天然温泉もこのくらい、いやこれより熱いかも。
若い子は、最初のピリッとくるのが我慢できないのかな、
なんて思いながら、夜風を感じながら肩まで温泉に浸かる、、、
幸せラブラブ


そうしていましたら、和服の袂をタスキ掛けにした女性が入ってきて、お湯に浸かっている私に、
「お客さん、熱過ぎないですよね?」
とお聞きになりました。

「いえいえ大丈夫、いいお湯ですよ、ありがとうございますニコニコ

脱衣場から大声で話す女のコたちの声が聞こえていました。
「お風呂場では静かにゆっくりお湯を楽しみましょうって貼り紙した方がいいかもしれませんね」
とイジワルを言ってみました。
従業員と思われるその女性は、勿論それにあからさまに同意したりはしませんでしたが、苦笑しながら「お騒がせしてすみません」と仰いました。
そしてそのまま脱衣場へ戻って行かれましたが、
おそらく、彼女を呼びつけたと思われる女のコたちに何と言ったのだろうか、、


私はゆっくりお湯を楽しんでから出ました、
脱衣場にももう誰もいませんでした。



という今晩の出来事でした。



お口直しに昼間の写真と、この宿からの写真を載せておきますね。












海の見えるお宿です。