2月28日。
相国寺、塔頭光源院さんで襖絵とお庭を拝見したのち、
やはり特別公開の方丈と法堂を拝観しました。
方丈の中を拝観します。
(写真は無論撮影可の部分しかございませぬ
)
この観音様の絵は、以前来た時にもお会いしました。
遥か大昔(笑)小学6年、壁新聞を作っていた時、この手法で新聞の題字を描いていました。
「小六タイムズ」と読めるように、小さな「小六タイムズ」をびっしりと、、
なんて子どものお絵描きではありません、
こちらの観音様は、髪のひと筋一筋、お顔の造作も衣も全て、お経の文字を繋げて表現されています。
拡大画面ですが、ここに載せるとわかりませんね、よろしければピンチアウトしてみて下され。
(いや、拡大してもよく見えませぬ、とれだけ小さい文字なの〜!)
若冲の、動植綵絵の説明がありました。
相国寺は、若冲ゆかりのお寺ですものね。
「若冲と応挙」の美術展を、2月25日まで、相国寺承天閣美術館で開催していたのですね、これはちと残念でした。
板戸に描かれた白い象。
北側のお庭は、日があたって美しいですね。
張即之の書いた扁額。
私はへそ曲がりなのかもしれませんが、顔真卿などの字よりずっと好きなのです、こういうのびのびとした力強い字が。
法堂へ行き、天井の龍に会ってきました。
ぱん!、というより、
ぽぁん!、という感じで空気を含んでそれを潰すように手を叩くと、
天井に反響して、龍の、びびぃ〜ん、という声が聴こえます。
そして、塔頭の慈雲院へ。
若冲の才能を見出したという大典禅師が住持を務めたという寺院だそうですよ。
なかなか凛々しいお顔のお釈迦さまがいらっしゃいました。
1年前にトーハクで見た吉山明兆さん、こちらに涅槃図がありました。
虎の板戸も迫力ありましたよ。
このお庭が、とても気になるお庭でした。
石庭の、向かって右奥。
左の奥。
右奥のアップ。
これは、太陽なのです。
そして、左奥のこちら。
これは月。
陽と陰を表しているお庭なのですね。
石庭の流水の要に据えられていました。
こちらのお庭も美しい。
午後の日差しがちょうど陰を作って、緑が濃く見えました。
相国寺の特別公開、堪能致しました。