11月16日。
尾道のお寺巡りのあと、車で福山まで。
車。。。


福山駅で車を返し、荷物はコインロッカーに入れて、駅に隣接しているかのような福山城に行きました。
新幹線のホームから見えたお城です。


  


筋鉄御門は重文です。




スマートというか、スッキリと綺麗な姿です。




こちら側からは見えないのですが、このお城は、北側が鉄板の城壁です。
防御を完璧に備えたお城です。





このお城は、博物館になっており、阿部正弘の展示をしていました。
え?
阿部正弘?

幕末の老中首座です。
39という若さで亡くなってしまうのですが、この人がもしそのまま現役で開国政策を頑張っていたら、もしかしたら日本の幕末は少し変わっていたかもしれません、安政の大獄もなかったかも。
幕末を舞台にした大河ドラマにはたいてい登場する人なので、名前だけはなんとなく、、?でしたが、漫画「大奥」でより明確な人物印象を持つようになりました。
無論、漫画「大奥」による私なりの解釈による人物像ですが。
今NHKでドラマになっていて、先日まで瀧内公美さんが阿部正弘を演じていましたが、私にとっては、漫画の阿部正弘とは少し違う、、
ネット界隈では、瀧内公美が漫画そのまま、とか言われていたらしいですが、漫画の阿部正弘は、もっと冷静で淡々とした態度のしかし熱い政治家として描かれていると思います。




漫画そのものと言えば、和宮に岸井ゆきのさん、コレはピッタリじゃないの〜?
ビジュアルも言動もほぼ原作通り、脚本と演出が漫画の雰囲気をよく理解していると思います。


、、、もとい、阿部正弘。

福山藩は、阿部氏が治める領地だったそうです、知らなんだ。。無気力
江戸藩邸で生まれ育った阿部正弘も生涯のうち2ヶ月くらいは福山で過ごしたらしいです。
勝海舟をはじめ、多くの人材登用で幕政を改革したと言えるかもしれません。
福山でも教育機関を作り気鋭の人材を育てたということです。
え?
誠之館?
今も福山誠之館って、有名な高校あるけど、、
そうなんだ、福山誠之館は阿部正弘が作ったんだ〜
と感心したことでした。

後日調べたウィキによると、たしかに福山誠之館の設立年は安政2年となっているけれど、阿部正弘が設立した誠之館は明治になって廃校、その後設立された福山中学が誠之館から名を貰った、ということのようです。


もとい、、、また脱線した。


阿部正弘の肖像画が、博物館内に沢山ありましたが、もしや「大奥」のよしながふみさんは、これを元に描かれたのではないかと。
お鼻のあたり、漫画の阿部正弘はこの肖像画によく似ている〜ニコニコ

館内には、阿部正弘クイズとかあったりして、福山藩では名君として、福山市では当地の偉人として人気があるのだな~と知りました。


天守閣から見る新幹線のホーム。




福山駅で夜ごはんのあと、のぞみを待つ新幹線のホームから。



ライトアップされた綺麗なお城の姿を見て、たびを締めくくりました。




これにて、備後のたび、終了でござる。