11月14日。
朝早い新幹線「のぞみ」に乗って、広島県の福山に到着。
駅前で、予約していたレンタカーに乗り込み、福山市内の寺院、明王院へ。
お、「百寺巡礼」だ。
これ、五木寛之が出演している番組、再放送をずっと録画して見ましたっけ。
でもこの明王院のことは、、、覚えていない、、
空気は冷たかったけれど、よく晴れ上がりました。
五重塔が見えます。
国宝です。
石段がなかなか凄い、、
階段脇に可愛いお地蔵様。
立派な山門です。
門の脇には不動明王。
明王院ですものね。
お不動さんと言えば真言宗、こちらは、空海が開祖と言われる、真言宗大覚寺派のお寺さんです。
山門から中を見ると、晩秋の日が当たって何やら神々しい。
五重塔と、本堂が国宝です。
本堂は国宝ですが、御本尊の十一面観音さまは、重文です。
お逗子の中にいらして、お会いすることはできませんでした。
来年が久し振りのご開帳なのですって、残念。
お参りして、境内を歩きます。
塔の方から庫裏の方を見てみると。
あそこに一列に並んでいるのは。
まあ、干し柿。
そして、ソテツがあるのですね。
中国地方、山陽なのだ、と感じます。
ほのぼのとした、温かい気が流れています。
五重塔。
南北朝時代のもの、ということです。
美しいのも勿論ですが、このお塔の凄いところは、心柱が天井だけで建物と繋がっている、つまり、地面からは浮いた状態なのですね。
スカイツリーと同じですよ、耐震構造という訳です。
いや、スカイツリーがこれら日本の塔の建築に学んだと言うべきですね。
法隆寺五重塔もですね。
凄い、日本の塔建築。
風鐸があまりに小さく、塔が頑丈に見えます。
かなり高い所にあるので、芦田川とその周辺が一望できます。
草戸千軒町遺跡があるのですって。
門前町の遺構が発掘されているそうです。
広々とした空と川。
美しい五重塔のお寺さんでした。