今日は、8月6日でござる。
広島原爆の日。
毎年ではないけれど、私なりの思いはこの日に書いてきています。
私が広島に住んでいた頃は、被爆者の方々がまだまだ多くいらっしゃって、私にとって「ピカ」は歴史の教科書に記載されるはるか昔の出来事ではありませんでしたから。
たった6年住んだだけですから、それこそ地元の方にとっては私などがこのことを口にするのは片腹痛いことかもしれません。
それでも、8歳の夏に、母に連れられて初めて行った原爆ドーム、資料館、住友銀行の石段の壁に残る焼きつけられた人影、これらはそれから暫くそこに住む私に、強烈な何かを植え付けました。
ご近所にも、同級生の家族にも、ピカを体験として持つ方々がいました。
たった6年ではあるけれど、自分がそこに住んだ意味は何だったのだろう、と時々思います。
忘れない。
そういう思いがあってこそ、日々が先へ進んでいくのだと思います。