昨日3月10日は、東京大空襲の日でした。
勿論私はリアルタイムでは知りませんが、火の中を逃げ惑った母の話を聞いて育ちました。
逃げる最中、本を読ませて貰った弁護士さんの家の窓から見えた炎に煽られた額がバタバタしている様子が目に焼き付いている話。
広場に座って、みんなで前の人についた火の粉を払っていた話。
家も何もかも焼けてしまったけれど運良く生き残って、町田の親戚に身を寄せた話。

ここ数十年、今年ほどその話を身につまされて思い出す年はなかったように思います。



そして、今日は震災の日です。


人が過ちを繰り返しての惨禍、
自然が人智を超えて起こした惨禍、
大きな違いで、一緒に書いてはいけないのかもしれないけれど、



戦争も、
災害も、

心に傷をつけられた多くの人々が
少しでも癒されることを、
少しでも気力を復活させなさることを
願ってやみません。