木曜日。
実家の片付けに行きました。
またまた夕方の出動です。

「昼間の方が明るくていいのに」
とは、夫の言。

「夕方の方が、暗くなるまでって、タイムリミットがあっていいの」
「昼間でも時間決めてやれば」
そうなの、理屈はその通りです。



生まれ育った家。
父が買って、母を迎え入れた家です。
小学校3年の夏から中学校2年の終わりまで、留守にしましたが、22歳の秋に結婚するまで暮らした家。

子どもが生まれてから、この家の近くで暮らし、保育園のあとの子どもたちの面倒をこの家で両親に見て貰っていました。
仕事を終えて9時頃迎えに行くと、私の分のごはんを食べさせてくれてました。
眠たい子どもたちを自転車の前と後ろに乗せて、夜の道を「はたらくくるま」とか3人で歌いながら帰りました。
小学生になっても中学生になっても、子どもたちはこの家を2軒目の我が家として成長したと思います。
おもちゃも本も、この家に沢山用意しました。
私の子どもふたりと、兄の子どもふたり(兄嫁は私の同業者)、最大3つしか年の離れていない男の子4人の放課後保育をしてくれた家です。
母と子どもたちの笑い声が溢れている家なのです。


日暮れ時も寂しいけれど、
昼間はなぜか、もっと寂しいのです。
次男がいなくなって、2年後にそのことを理解できなかった母もいなくなって、それからは、私はこの家に数えるほどしか行っていません。

昼間、子どもたちの笑い声が聞こえるような気がするのです。
夫にはこの辺りの気持ちを説明するのは申し訳ない気がして、難しいのです。
昼間この家に行くと寂しくて寂しくてたまりません。

今月中に引き渡しなのですから、感傷にひたっているヒマはないのですけれど。
いや、大切なモノは、殆んど兄と片付けが終わっています。
私たちが置かせてもらっていたものなどの引き取りや、書籍類などの選別をしておかなければなりません。


次は週末でしょうか。
明日はちょこっとご褒美デイにしよう。。

あ、仕事だった。。