水仙花            宮原南郊

寒を衝いて早くも発く水仙の花
風霜に耐え得て気自から加う
脈々たる清香人とともに好し
世間何ぞ必ずしも繁華を愛せんや
       
       衝寒早発水仙花
       耐得風霜気自加
       脈々清香与人好
       世間何必愛繁華
       

この詩、今さら何の注釈も必要ありませんよね。
分かりやすい。
私は起句が特に好きです。
「寒を衝いて」
これがグッと私を掴みます。
結句はもう蛇足と感じるほどで、押し付けがましく感じることすらあります。
しかし、人の思惑とは無縁の、無心の花の在り方をしみじみ感じる絶句です。
何もしなくても、ただ己の分を弁えてうまずたゆまず生きていれば、時期が来たら、どんな困難があろうと力まずに花開く、花はそうして生きているのだ、と教えられます。




木曜からのイベントの浮島。
もう解禁でしたので行ってみました。
何も出来ないけれどいることは出来るのですね。

で、水仙を見て思い出したという訳です。






一日中、足が痛くてしんどい水曜日でした。
ずっとこんな痛みが続くのかしら。。


ちょっと弱気な、眠れない夜。