10月25日。
能登總持寺祖院をお参りしたあと、能登半島を南下しました車DASH!
 
既に、10/25、10/26の両日に、「北の海音」「輪島の朝と増穂浦海岸と」という記事で動画をアップしていますが、その素晴らしい海を、時々車から降りて眺めながら、海岸線や山中を走りました。
 
 
 
 
こんな表情の海や、
 
 
こんな表情の海。
 
 
 
 
普段なかなか見られない美しい深い群青の海を見て、潮風を感じて、この日は午後に入ってかなり経ってから、昼食をいただきました。
巖門洞窟のすぐ近くの食堂で、海鮮丼。
 
 
 
決して有名どころではない所謂食堂でしたが、お魚も海老も。ぷりぷりで甘くて、ほっぺがおちそうでした~ラブラブ
 
 
 
そして、前日お参りした永光寺の近くにある、気多大社に参詣しました。
 
 
気多大社(けたたいしゃ) は、能登の国の一の宮です。
 
 
「斧入らぬ みやしろの森 めづらかに からたちばなの 生ふるを見たり」
昭和天皇の行幸の時の御歌です。
 
前田利家とその妻まつが祈願したという北陸の神。
北の海の向こうの半島や大陸に対する要衝ということもあって、神の威光への中央からの期待も大きかったのでしょうね。
 
 
 
かなり広い境内です。
昭和天皇の御製に、「斧入らぬ」とあるように、「入らずの森」と呼ばれた神域が、本殿の背後に広がり、しんと静まっています。
「もののけ姫」の生き神様の森を想像してくださったらいいかもしれません。
奈良の春日大社の森もそうですし、京都下鴨神社の糺の森もそうですし、神社には大小はあれ、御神域と呼ばれる森がましますことが多いですね。
全てのものに神宿る、という考え方からでしょう。
そういう日本の古代民族の考え方が、私は好きです。
それは、謙虚で奢らず、人と生き物とあらゆる自然が、素直に生きてそれがそのまま神となる、と言っているように思えます。
言霊信仰などもこういう考え方の延長にあるのだと思います。
 
 
 
社殿のお屋根の寄進がありましたので、檜皮に書かせていただきました。
瓦とか檜皮とか、出逢えばご縁を結べると考えて、必ず書かせていただくようにしています。
 
そうしましたら、神職さんが、「気」の御紙を下さいました。
気多大社の「気」です。
オーラでしょうか、気合でしょうか。
どちらでも、好きなように都合よく受け取ればいいのでしょうね。
 
 
参拝を終え、ご朱印をいただいて、気多大社を辞しました。
金沢駅に向かって車を走らせました。
一泊二日の能登弾丸旅行、金沢駅でお寿司を食べて、新幹線に乗り込んで、無事終了となりました。
 
今回、5月に旅した永平寺と宝慶寺に続いて、道元さんとそのゆかりのお寺をめぐる旅、ということで、大乗寺、永光寺、總持寺祖院、と回ってきました。(気多大社は近いので折角ですからお参りさせていただきました)
それぞれの記事で感想は書いて来ましたが、三ヶ寺合わせて、一人も僧侶に出会いませんでした。
永平寺は勿論大勢の僧侶、修行僧がおり、宝慶寺でも坐禅が終わった後に出てくる僧はいたのに、今回回ったお寺では、全く見かけませんでした。
お寺を手伝っていらっしゃると思われる世俗の方はいました、ご朱印書いていただいたりね。
修行僧が減っているのでしょうか、僭越ながら気になります。
 
 
おまけ。
帰りの道中セブンでゲットしたチョコもこ、車中でいただきました。
美味しかった~ラブラブ