10/29に蕾で買ってきた白い百合。

下から順に開いて。

今日は…最後の花が…

6枚目の花弁が茶色く小さく萎んで、しかしまだ離れずにいます。
落ちなんとするこの夜ですが、一晩見守ってあげたいと思います。
自分の生に誠実に向き合うということは難しいことです。
花のいのちは…
と、この百合に事寄せて林芙美子の詩句を、11/11に引用しましたが、「放浪記」の森光子さんが10日に逝かれたことをこの日の数日後に報道されたニュースで知りました。
「時間ですよ」の銭湯と家庭を切り盛りして行く思い切り良い懐の深いおかみさんが私の森光子さんです。
でも「放浪記」のお芙美の、自分に一途に誠実に生きて孤独を受け入れて行く姿も、森光子さんの演技のオーラならではと感じます。
「花のいのちは…」を初めて知ったのは、小学校の5年生か6年生でした。
綺麗な花の絵がついた便箋の表紙にこれが書いてあったので、母が意味を教えてくれたのです。
小学生に理解出来る内容だったとは思えませんし、母がどんな言葉を使ったか、覚えていません。
が、とにかく、この詩句と、母が林芙美子という人を敬愛しているらしいということと、金文字が印刷された綺麗な表紙の便箋を持って母に聞いた時の情景だけが、妙に強烈に印象に残されたのでした。
そんなこんな、全てが頭の中でいろいろに絡まり合うのを感じながら、最後の百合を見ています。