今、マスメディアを賑わしている事に兵庫県知事斎藤元彦(公人だから敬称略)の「パワハラ・おねだり疑惑」がある。
私は県民の西宮市民なので兵庫県知事の動向には多少なりとも関心がある。
私の日常生活で兵庫県が登場するのは毎年5月の「自動車(種別割)税」ぐらいだろう。この税金は県税だし、車検時には納税証明が必要だからね。
その他税金には県民税もあるが、その課税や徴収は西宮市が担っているから県を意識することはない。
だから兵庫県を日常的に意識することはないかな。
知事の名前の「元彦」が何代か前の兵庫県知事の「金井元彦」と同名だなと思ったことぐらい。2人とも官僚出身であることが共通軸かな。
金井が旧内務省で斎藤が自治省(現総務省)出身の官僚である。
斎藤知事の前職は大阪府財政課長(総務省から出向)。国政政党の維新共同代表でもある吉村洋文大阪府知事の部下であった。
3年前の選挙で自民党などの推薦で兵庫県知事になった。
神戸市出身で東大経済学部に進学しているので学力は優秀だったのだろう。
経歴を見る限りは現代社会の中では順調な「エリート街道」をひた走って来たのだろう。40歳前後で大阪府財政課長に出向し、大阪府政の中枢部門の責任者となる。典型的なキャリアを積み重ねたきたようだ。
総務省や大阪府庁時代はパワハラを匂わせるものはないようだ。
大阪府財政課長時代には個性の強いあの吉村洋文知事に呼び捨てにされ低頭平身だったようだ。
それが43歳で兵庫県知事になったのだから取り巻く環境は大きく変化したことは間違いないだろう。
いわば「一国のお殿様」に大変身したのだから。そして総務省官僚出身だから行財政の実務も熟知しているだろう。県の生え抜き職員もその経歴には臆することもあったことだろう。
いわば「物言えぬ職員」が平服したことだろう。
県庁にワンマン体制の下地は出来上がった。
数多くの権力者が勘違いする下地で人格を無視したパワハラが行われたのではと「推測」する。
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